水戸黄門ゆかりの名園
小石川後楽園
こいしかわこうらくえんお知らせ
2025/08/06
小石川後楽園 「水の景」 (8月6日)
夏真っ盛り!文化財指定の都立9庭園では、8月28日(木)まで「夏のいい庭(28)キャンペーン!」を開催中!
「夏のいい庭キャンペーン」特設サイト https://www.tokyo-park.or.jp/special/1128/index.html
緑陰と水の流れが涼を運ぶ、小石川後楽園の夏。
清澄な後楽園の泉水は、江戸時代には神田上水の水によってまかなわれていました。
神田上水は、井の頭池の湧水を水源とする江戸時代最初の上水道で、後楽園の池泉や水戸徳川家の屋敷内を通り、水道橋(掛樋)で神田川を越え、江戸市中に給水されました。明治34年に飲料水としての利用は停止されましたが、その後も上屋敷跡地に建てられた陸軍・東京砲兵工廠の工業用水として利用され、砲兵工廠の移転に伴い昭和8年に完全に廃止されました。
現在、小石川後楽園の水は、井戸水を汲み上げて利用していますが、水路は江戸時代からのものがそのまま残され、園内の景観の一部となっています。
梅林沿いや愛宕坂の麓の「神田上水跡」の流れを遡ると、「円月橋」に出ます。
「円月橋」は、水戸徳川家二代藩主光圀公に招聘された明の儒学者朱舜水の設計と指導により、名工・駒橋嘉兵衛が造りました。半円の橋が水に映る様が、満月のよう見えることから、この名が付けられ、元禄や安政の大地震、関東大震災にも耐え、原形を今に留めています。
現在、園内では渡月橋、西湖堤付近でタカサゴユリ、西門を入って右手にレンゲショウマ、内庭ではスイレンが咲いています。園内の名所を巡りながら、季節の花々もあわせてお楽しみください。
緑豊かで風趣に富んだ景色が楽しめる江戸の大名庭園の先駆け、小石川後楽園で歴史の息吹を感じてみませんか?
円月橋
日本で最古の石造りのアーチ橋のひとつ。創建当時から残る建造物で、後に八代将軍・吉宗公が江戸城吹上の庭に造ろうとしましたが、ついに果たせなかったといわれています。
レンゲショウマ
「森の妖精」とも称される日本の固有種、モチノキの下で薄紫の花を咲かせています。
タカサゴユリ
西湖のほとりで咲く凛とした白い花。
スイレン
スイレンは午後には花が閉じてしまいます。午前中のご鑑賞をおすすめします。
神田上水跡
現存する唯一の神田上水の跡で、例年、秋の彼岸の頃にはこの辺りでヒガンバナが咲き、隣の稲田に案山子(かかし)も登場、長閑な田園風景がご覧いただけます。
