水戸黄門ゆかりの名園
小石川後楽園
こいしかわこうらくえんお知らせ
2024/06/17
「夏至(げし)」 6/21~7/5の見どころ
【小石川後楽園の二十四節気】
二十四節気はまもなく「芒種(ぼうしゅ)」から「夏至(げし)」に移ります。
北半球では一年で最も昼が長い日とされる夏至の日。この日から昼はゆっくりと短くなります。
園内も文字通り「夏に至る」装いとなり、夏らしい花を見かけるようになりました。
この時期の当園の旬の情報を紹介いたします。
大堰川(おおいがわ)沿いでそっと花開くシモツケの花。こう見えてバラ科の低木で、葉の縁がノコギリの歯のようにギザギザとした形をしており、淡い紅色の花が可愛らしいです。
雄しべが不規則に花びらに変化して、八重咲きのオレンジ色の花を咲かせるヤブカンゾウ。今年も梅林側の神田上水跡(かんだじょうすいあと)付近で蕾を膨らませています。
園内各所でユリの花の蕾がふくらんできました。当園では真っ白なタカサゴユリ、白地に橙色の斑点のあるヤマユリ、橙色に斑点のあるオニユリなどがご覧頂けます。開花が楽しみですね。
円月橋の右側の園路脇で可憐な紫色のキキョウの花が開花しました。つぼみはふっくらしていて思わず触りたくなりますが、つぶれてしまうので触らないであげて下さいね。
昨年は7月の初め頃に数輪開花し始めたハスの花。お花は午前10時頃から閉じ始めてしまうため、朝早い時間の観賞がおすすめです。内庭(うちにわ)のスイレンも似たような開花時間ですので、朝のお庭散策にお越しになられた方はあわせてお楽しみ下さい。