水戸黄門ゆかりの名園
小石川後楽園
こいしかわこうらくえんお知らせ
2024/05/01
「立夏(りっか)」 5/5~5/19の見どころ
【小石川後楽園の二十四節気】
二十四節気はまもなく「穀雨(こくう)」から「立夏」に移ります。暦の上ではこの日が夏の始まりとされています。
美しい新緑に爽やかな初夏の花が目を楽しませてくれます。明るい日差しの中、歴史と自然を感じながら、散策をお楽しみください。
この時期の当園の旬の情報などを紹介いたします。
爽やかな白や青の花色が初夏を感じさせてくれます。漢字では「杜若」と書くことが多いですが、燕が飛ぶ姿に似ていることから「燕子花」とも書くそうです。
日本庭園の中に稲田があるのは珍しい光景ですが、これは光圀が農業の尊さを教えるために造ったものだそう。5月中旬、文京区内の小学生が田植えをするのが恒例になっています。
九八屋(くはちや)前に大輪の花を咲かせているシャクヤク。漢字の「芍薬」は古くから根を生薬として用いられることから。鮮やかな花色が魅力的です。
丸屋(まろや)近くにに大きなカシワの木があります。子供の日に食べる柏餅はこの葉で餅を巻いたもの。小学生以下は無料の当園、ぜひお子さんと一緒に観察してみて下さい。
東門に入ってすぐの内庭の池にスイレンが咲き始めました。まだ花は小さめですが、深緑の葉の上へ星を散りばめたように美しい光景です。午後には花が閉じてしまいますので、お早めのご来園をおすすめします。