水戸黄門ゆかりの名園
小石川後楽園
こいしかわこうらくえんお知らせ
2024/03/01
「啓蟄(けいちつ)」 3/5~3/19の見どころ
【小石川後楽園の二十四節気】
二十四節気はまもなく「雨水」から「啓蟄」に移ります。
啓蟄とは寒さがゆるみ、土の中から虫たちが動き出す頃のことを言います。
三寒四温の日が続きます。冬の名残も感じつつ散策をお楽しみください。
この時期の当園の旬の情報などを紹介いたします。
丸みのある花弁が可愛らしいボケの花。梅林付近で見られます。ボケ・ウメ・モモ・サクラはみなバラ科の仲間です。
真っ黒な羽に白い顔、水に潜る様子もユーモラスなオオバン。大泉水の中ほどにいることが多く、他のカモ類との違いも観察してみてください。
石の間にはりつくように咲くキランソウ。別名の「地獄の釜の蓋」は優れた薬効があることに由来するそう。他にも「医者いらず」などの呼び方も。ごく小さな花です、足元に注目してみてください。(写真は2021年撮影)
美しい樹形を保つため、庭師が定期的にマツの手入れをしています。風通しの良くなった松葉から春の空が明るく広がります。四季折々の松の姿も庭園観賞ポイントのひとつです。
「山茱萸」とかいてサンシュユと読みます(漢名の音読み)。ひとつひとつの花はとても小さいですが、ふんわりと淡い黄色が春の訪れを感じさせます。赤いグミ(茱萸)のような実が付くことが名前の由来。