水戸黄門ゆかりの名園
小石川後楽園
こいしかわこうらくえんお知らせ
2022/09/02
処暑 末候 禾乃登 (9/2~9/7) の見どころ
第四十二候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」
「稲や麦などの穀物が実りはじめるころ」になりました。
小石川後楽園の稲田でも稲が結実し、穂をたらしはじめました。園内各所で様々な花木が若い実をつけています。
この時期の小石川後楽園の旬の情報などをご紹介します。
①フウセンカズラ(西門窓口横)
実生から育ちました。夏の厳しい暑さと日差しに負けない旺盛な生命力を持っています。小石川後楽園では、ゴーヤときゅうりと一緒に緑のカーテンに使用することが多いです。風船状の実がなります。とてもかわいいので、ご来園の際はぜひご覧ください。フウセンカズラ属は、種に心臓型の模様があることから、Cardiospermum(cardio 心臓 + spermum 種子)の属名を持ちます。種を収穫したら展示をしたいと思います。
②クチナシの実(大堰川脇)
クチナシの実がなりはじめました。今は緑色ですが、次第に橙色に変化していきます。熟した実は栗きんとんの色付けに使用されているそうです。ジンチョウゲ、キンモクセイとともに「三大芳香花」のひとつに数えられています。
③マンリョウの実(西門庭門付近)
お正月の縁起物植物のひとつマンリョウの実がなりました。10月頃から実が熟しはじめ初春までは真っ赤な実が見られます。今は結実してしまって見ることができませんが、マンリョウが属するヤブコウジ属は、雄しべの葯の形が槍の先端に似ていることから Ardisia (ardis 槍先)の属名を持ちます。
④稲の穂(稲田)
稲の実りが進んでいます。若い穂が頭をたらしはじめました。まだ食べごろではないせいか、スズメの姿は確認できません。現在、鳥よけのネットを張っていますが、鳥よけの効果をより強化するために、本候中にはかかしを設置する予定です。
