水戸黄門ゆかりの名園

小石川後楽園

こいしかわこうらくえん

お知らせ

2021/05/12

「唐門」公開のお知らせ

「唐門」公開日 令和2年12 月19 日(土)より

※通常は、建物保護のため閉門した状態で外観をご鑑賞いただきます。
※唐門公開に伴い「東門」からも園内にお入りいただけるようになりました。


■アクセス

【東門】
JR水道橋駅西口改札より徒歩5分
東京メトロ後楽園駅2番出口より徒歩6分

【西門】
都営大江戸線飯田橋駅C3出口より徒歩3分
JR水道橋駅西口改札、飯田橋駅東口改札より徒歩8分
東京メトロ飯田橋駅A1、A3出口より徒歩8分
東京メトロ後楽園駅1番出口より徒歩8分


■小石川後楽園について

小石川後楽園は、江戸時代初期に水戸徳川家初代藩主頼房により中屋敷(明暦の大火後に上屋敷となる)に築かれ、2代藩主光圀が修治し完成しました。本園は、池泉を中心とする回遊式庭園で、明の儒学者・朱舜水の影響による中国的、儒教的趣向が色濃い庭となっています。
「後楽園」の名は、北宋の忠臣 范仲俺の『岳陽楼記』の一節で為政者の心得を述べた「先天下之憂而憂、後天下之楽而楽(天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ)」に由来し、朱舜水によって命名されました。
国の特別史跡及び特別名勝に指定されています。

■唐門と扁額について

唐門は、私的な空間である上屋敷の「内庭」と、「後楽園」との境界にあり、唐門から「後楽園」へと向かう正式な入口門です。唐門は昭和20年(1945年)の空襲により焼失し、基壇と石段、石積のみが残されていましたが、東京都による復元工事により令和2年12月19日から一般公開されることとなりました。
扁額も唐門と同様に戦災で失われましたが、大正時代の文献に残されていた古写真を基に復元が行われました。扁額には、朱舜水の名と落款が記されています。

唐門が復元され、東門が開門することで、本来の作庭意図に沿った観賞が可能となりました。小石川後楽園へお越しの際は、東門からのご入園をお勧めいたします。


建設局 小石川後楽園唐門の完成について
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/12/07/04.html



小石川後楽園201106唐門扁額設置 (6)_01
小石川後楽園201106唐門扁額設置 (2)_02