第64回神代植物公園「菊花大会」

- 開催日
令和6年10月26日(土)~11月17日(日)
- 場所
- 神代植物公園
神代植物公園では、昭和36年の開園当初から続く恒例の「菊花大会」を今年も開催いたします。
鑑賞用のキクは、古く中国から伝わり、江戸時代に日本独自の発展を遂げ主な花の形が出そろったと言われています。明治になると大菊栽培が全国に広がり、以来、日本を代表する花として親しまれています。
菊花大会では、大菊や小菊盆栽、古典菊などの作品の数々が、名物の神代花車とともに一堂に会し、秋の園内を賑やかに彩ります。丹精込めて仕立てられた菊の姿からは出品者の熱意を感じられ、見る者を魅了します。
秋空のもとで、伝統が脈打つ菊の姿をお楽しみください。
詳細情報
日時:
令和6年10月26日(土)~11月17日(日)
9時30分~17時(最終入園は16時)
※最終日11月17日(日)のみ、9時30分~16時まで
※毎週月曜日(祝日の場合は翌日)は休園日
内容:
神代植物公園菊花連盟の会員が育てた大菊の盆養(3本仕立て)や福助作り、だるま作り、また、戦後人気となった小菊盆栽など様々な部門ごとに作品を展示します。厳正な審査により各大臣賞や都知事賞などが選定されます。当園職員が栽培した数々の古典菊、小菊を組み上げた神代花車も必見です。
~「神代花車」について~
神代花車は、年代物の荷車の上に、色とりどりの小菊を組み上げたものです。30年以上前から展示を行っており、職員5、6人掛りで制作する迫力ある姿は、神代植物公園「菊花大会」のシンボルになっています。
【菊の仕立て方について】
●盆養(3本仕立て)・・・大菊の基本的な仕立て方で、1本の苗から3本の枝を伸ばし、3つの花を調和させて咲かせたもの
●福助作り・・・大菊を小さな鉢(5号鉢)に、鉢底から花首までの高さが40㎝以下で、大きな花が1本に1輪咲くように小さく仕立てたもの
●だるま作り・・・福助作りよりもひとまわり大きな鉢(7号鉢)に、大菊を3本仕立てで鉢底から一番丈の高い花の花首までの高さが60㎝以下で咲くように小さく仕立てたもの
●小菊盆栽・・・草本である小菊をわずか15ヵ月ほどの間で、老大樹のような容姿に仕立てたもの
【古典菊】
江戸や京都、伊勢、肥後などで、地方独自の美意識に基づいて栽培された地方色豊かな伝統的な菊の品種群です。花は中輪で変化に富んだ個性的な花形が特徴です。

盆養(3本仕立て)

福助作り

だるま作り

小菊盆栽
