お知らせ

2023 / 11 / 17

最終審査が終了しました!結果は こちら

2023 / 11 / 17

11月のコンテスト会場の様子を公開しました。詳細はこちら

2022 / 12 / 16

代々木公園のコンテスト会場がオープンしました。詳細はこちら

2022 / 10 / 31

TOKYO PARK GARDEN AWARD@代々木公園の入賞者が決定致しました。入賞者の詳細はこちら

2022 / 10 / 20

応募期間が終了いたしました。沢山のご応募誠にありがとうございました。募集概要の詳細はこちら

公園を新たな花の魅力で彩る

現在、都立公園にて展開している「花と光のムーブメントプロジェクト」の一環として、新しい発想を活かした花壇デザインを競うコンテスト「第1回 東京パークガーデンアワード」を代々木公園で開催します。このコンテストの最大の特徴は宿根草等を活用した「持続可能なロングライフ・ローメンテナンス」をテーマとするこれまでにないコンテストであること。デザインはもとより、植物や土壌の高度な知識が求められ、今までのものとは一線を画すガーデンコンテストです。
宿根草に関してはこちら

ガーデンデザインコンテスト

募集概要

1.作品テーマ

宿根草等を活用し、見た目の美しさやスタイルだけではなく、持続可能な社会に相応しく、ロングライフ・ローメンテナンスな花壇*をテーマとした作品を募集します。

*ロングライフ・ローメンテナンスな花壇:丈夫で長生な宿根草や球根植物を中心に、季節ごとの植え替えをせずに、主に植えっぱなしの宿根草で、異なる季節に開花する花壇。

2.募集要項

こちらをご覧ください

3.応募書類

申込書
書類審査用平面図 B東側(50分の1)
③申込者のスナップ写真(作業中の写真など)
④デザイン画(イメージスケッチ/色や形など庭のイメージが分かるもの。写真添付も可。)
③④は書式の指定はありません。

(参考)デザインにあたって
(参考)モデルガーデンについて
(参考)平面図 B全体(100分の1)

4.材料支給

書類審査の結果、通過作品5点にはコンテスト花壇の制作にあたり300万円を上限として材料費を支給します。

5.応募期間

令和4年8月26日(金)~ 令和4年10月20日(木)

※応募は終了いたしました。沢山のご応募ありがとうございました。

6.入賞者決定

令和4年10月31日

7.入賞者による植栽

令和4年12月、令和5年3月

8.グランプリ選考期間

令和5年4月~3回の審査を経て、令和5年11月17日に最終審査結果を発表

9.ガーデン設置場所

都立代々木公園 オリンピック記念宿舎前広場
[住所]  渋谷区代々木神園町、神南二

最終審査が終了しました!


下記A~Eのエリアにて、ガーデン制作期間も含め、約1年間に及ぶ入賞者5名の挑戦が終了しました。

コンテスト終了後も、ガーデンはしばらくご覧いただけます。

GreenPlace山越 健造

審査員講評
緩やかなアンジュレーションと植栽との基本構成がしっかりしていて、年間を通して安心して見ていられるガーデンでした。厳しい夏を超えてなお目立ったダメージも少なく、全体としては自然風のガーデンである中で植栽配置が季節ごとにきちんと秩序を保ち、公共のガーデンにおける理想の新しい庭を見ているようでした。
緑の質感と色のグラデーションが印象的で、エッジの曲線を活かした公園風景との一体感・透明感の作り方にも技術の高さを感じます。コンセプトの通り、来園者の感覚に優しく、静かに訴えかけるガーデンが見事に表現されていました。

鈴木学

審査員講評
一年中見どころの絶えないガーデンで、スタートから全力投球でのパフォーマンスに感服させられました。特に春、夏は、植物の色や質感の重厚なレイヤーが圧巻の美しさを作り出していました。
確かな技術のもと引き出された多種の植物のパフォーマンスを間近で見ることができ、プロのガーデナーにとっても、今年のような酷暑にどの植物が効果的に、美しく、サスナブルに生きていけるのかを学ばせてくれる素晴らしいチャンスとなりました。
思わず写真を撮りたくなる風景が四季折々に作られ、人々を惹きつける“植物の力”を再認識できるガーデンであったと感じます。

畑や かとうふぁーむ渡部 陽子

審査員講評
エントランスを飾るに相応しい、華やかなガーデンでした。色・質感がバリエーションに富んでいて、園路の際いっぱいまで活用した伸びやかな造形が公園の景色に調和すると共に、他にはない個性となっていました。
慣れない東京の環境、遠方からの参加という厳しい条件の中で手入れのタイミングを逃してしまった時期も見うけられましたが、ローメンテナンスのもと最終審査の頃にはしっかりと再生させた手腕も見事で、秋には大きく育った宿根草の魅力や存在感が抜きん出ていました。年間を通じて、宿根草の豊かな表情の変化を見せてくれました。

西武造園株式会社永江 晴子

審査員講評
明確なコンセプトのもと、他には無い珍しい植物を存分に満喫する楽しみを来園者に提供してくれました。熱帯植物の彫刻的な美しさが、高低差のある植栽配置やレイズドベッドへの寄せ植えの手法でより引き立ち、ディテールを鑑賞する楽しさや芸術性を感じながらガーデンを見ることができます。
バイオネストの活用をはじめ年間を通じてのローメンテナンス、また、熱帯植物を公園のガーデンに取り入れるという実験的な視点で挑んだ点も評価が高く、今後、気候変動への対応が益々求められる中で、植栽デザインの一つの解答になり得ると感じています。

平間 淳子

審査員講評
タイトル通り、それぞれの季節に浮き上がる球状の花・植物が魅力的な、非常にビジュアルなガーデンでした。色調が統一された植栽は可愛らしさとシックさを両立しており、洗練されたお洒落さと、オリンピック記念宿舎を背景にした際のフォトジェニックさが特に際立ち、HARAJUKUという場所にマッチしています。
ディテールにセンスの光る植栽デザインが垣間見えると共に、一般の庭づくりでも参考になる部分が多く見られた点も来園者に喜ばれたと評価します。デザイナーの世界観が十分に表現され、その温かな想いや愛情が伝わってくるガーデンでした。

入賞者概要

※順不同
A
作品タイトル
Changing Park Garden
~変わりゆく時・四季・時代とともに~
出品者名
畑や かとうふぁーむ
申込名義
団体
居住地
新潟県
代表デザイナー
渡部 陽子
入賞者コメント
畑や かとうふぁーむです。
「苗づくりからお庭づくり」をモットーに植物苗(宿根草・一年草)の生産からガーデンデザインから施工まで手掛けています。
私たちのガーデンのテーマは「Changing Park Garden~変わりゆく時・四季・時代とともに~」。
訪れる時間や季節によって変化する植物の美しさを感じていただきたいです。
そしてその美しさを共感できる人々が集う場所になると嬉しいです。
作品タイトル
Layered Beauty
出品者名
鈴木 学
申込名義
個人
居住地
宮城県
代表デザイナー
鈴木 学
入賞者コメント
約100種の宿根草と、約50種の球根草花を何層ものレイヤーに配置して、季節ごとの変化を楽しむガーデンです。
シードヘッド(花が終わった後の実や種のさやなど)の美しい植物、秋に開花する植物を多く取り入れ、秋以降の美しさにもこだわっています。
私は宿根草苗の生産者です。品種選びにあたって、花期の長い品種、高温多湿に強い品種、日本の植物など、これからの宿根草ガーデンのための提案をつめこみました。
B
作品タイトル
Garden Sensuous
出品者名
GreenPlace
申込名義
団体
居住地
埼玉県
代表デザイナー
山越健造
入賞者コメント
エシカルガーデニングをテーマに心地よい緑の空間づくりを行なっているGreenPlace(代表:高橋三和子)と、
仙台のガーデン・ランドスケープデザイン事務所、山越健造デザインスタジオのユニットによる出展です。各々のスキルや経験、ネットワークを活かしてこの庭を作り上げました。
植物や生き物、環境、風土やアートなど多様な視点を取り入れ、
四季折々、日々うつろう景色の美しさを代々木公園の小さな庭でお伝えしたいと思います。
C
作品タイトル
TOKYO NEO TROPIC
出品者名
西武造園株式会社
申込名義
団体
居住地
東京都
代表デザイナー
永江 晴子
入賞者コメント
このガーデンは、地球温暖化をはじめとする私たちを取りまく環境の変化を受けながらも、力強く東京の地に根を張る亜熱帯の植物のエッセンスを取り入れてデザインしました。
昆虫の住処となり、土に還る自然素材の花壇や、堆肥場・バイオネストなど、ガーデン内で発生した枝等も再利用します。これからの地球での暮らし方を考えていただくきっかけにつながるようなローメンテナンスでロングライフ、そしてサステナブルなガーデンを目指しています。
D
作品タイトル
HARAJUKU 球 ガーデン
出品者名
平間 淳子
申込名義
個人
居住地
東京都
代表デザイナー
平間 淳子
入賞者コメント
先生「ここのお花は全部丸いね!名前は、、球ガーデン」子供達「きゅうってなにー?」先生「ヒント!地球のきゅうと同じ!」、、、ご婦人「あら、キューガーデンってあのかの有名なイギリスの?何か関係があるのかしら」紳士「ダジャレかな?」ご婦人「あら!面白い!」
コンテストのアイディアを考え始めたある日、初めて現地を訪れた。隣にこども園があり、ベンチでは家族連れがお弁当を食べ、のんびりと老人が散歩をしていた。
次の春が来て花が咲くと共に、ここを訪れた人々の会話にも花が咲くような楽しいガーデンになりますように。
E

会場の様子

※2023年1月時点
バックナンバー(クリックで切り替えてください)
2023年 11月
会場全体の様子

ファイナル審査が行われる11月の東京は、例年と比べて高温が続き、秋の到来が遅れているなか、シードヘッド(花後の種子)がアクセントになっていたり、グラスの穂が風に揺れ秋の風情を感じられるようになりました。草丈も背丈を超えるほど大きく茂ったものや地面を張って広がる植物もあり、全体的に立体感があります。

【A】畑や かとうふぁーむ
【B】鈴木 学
【C】GreenPlace
【D】西武造園株式会社
【E】平間 淳子
【モデルガーデン】吉谷 桂子
2023年 10月
会場全体の様子

9月後半から徐々に朝晩秋めいてきた東京。降雨が極端に少なく高温が続いた長い夏を越し、引き続き咲き続けるものや返り咲くものが彩りとなっています。各花壇では、さまざまな種類のグラスが穂を揺らし、新たにダリアやアスターが咲き始めているエリアもあります。

【A】畑や かとうふぁーむ
【B】鈴木 学
【C】GreenPlace
【D】西武造園株式会社
【E】平間 淳子
【モデルガーデン】吉谷 桂子
2023年 9月
会場全体の様子

7月から続く猛暑を過ごしてきたガーデンでは、暑さに負けず、花期が長い宿根草が彩りを添えています。また、花が終わっても鑑賞価値があるシードヘッド(花殻)は残されて、景色のアクセントになっている箇所もあります。各エリアでは、茂りすぎたり、秋に再び開花させるための切り戻しの手入れがされて、8月よりもすっきりとした印象の場所もあります。

【A】畑や かとうふぁーむ
【B】鈴木 学
【C】GreenPlace
【D】西武造園株式会社
【E】平間 淳子
【モデルガーデン】吉谷 桂子
2023年 8月
会場全体の様子

7月に引き続き降雨が少なく、強い日差しが照り付けて植物にとっても過酷な季節です。初夏から咲き続けてきた一部の植物は、切り戻されて姿が見えなくなったものもあります。この先のシーズンに咲く植物が成長を続けて、主役が徐々に変わり、ガーデンの雰囲気が変わっています。

【A】畑や かとうふぁーむ
【B】鈴木 学
【C】GreenPlace
【D】西武造園株式会社
【E】平間 淳子
【モデルガーデン】吉谷 桂子
2023年 7月
会場全体の様子

梅雨時期なものの雨が少なく、夏日が続く7月。初夏に咲き始め、花穂を伸ばしながら咲き続けるものや、秋に向けて成長するもの、タネをつけるものなど、生育のステージが異なる植物が混ざり合い、花壇からはみ出るほど成長する植物も見られます。

【A】畑や かとうふぁーむ
【B】鈴木 学
【C】GreenPlace
【D】西武造園株式会社
【E】平間 淳子
【モデルガーデン】吉谷 桂子
2023年 6月
会場全体の様子

雨が降ったかと思えば、太陽光が強い日もある6月。背丈を越えるほど伸びてダイナミックな姿を見せる植物も加わっています。花が終わったものもありますが、そのままタネとなり、花壇のアクセントとして活躍しています。

【A】畑や かとうふぁーむ
【B】鈴木 学
【C】GreenPlace
【D】西武造園株式会社
【E】平間 淳子
【モデルガーデン】吉谷 桂子
2023年 5月
会場全体の様子

4月は早咲きから遅咲きまで何種類ものチューリップやアネモネ、ムスカリなどが花壇を賑わしていましたが、4月中旬から早くも主役がバトンタッチして、白や紫のアガパンサスが宙に浮かぶように咲き始めました。また、葉色も鮮やかな緑に加え、黄金色や銀がかるもの、銅葉など色彩豊かです。

【A】畑や かとうふぁーむ
【B】鈴木 学
【C】GreenPlace
【D】西武造園株式会社
【E】平間 淳子
【モデルガーデン】吉谷 桂子
2023年 4月
会場全体の様子

3月は例年よりも暖かな日が多かった東京。一気にあらゆる植物が成長し、ムスカリやチューリップ、スイセン、アネモネが次々開花。彩りが日に日に増えています。低く広がる植物と背が伸びる植物により各花壇に立体感が出てきました。

【A】畑や かとうふぁーむ
【B】鈴木 学
【C】GreenPlace
【D】西武造園株式会社
【E】平間 淳子
【モデルガーデン】吉谷 桂子
2023年 3月
会場全体の様子

2月下旬の2回目となる作庭が完了し、植物数が増えると同時に、日に日に植物が成長し彩りが増しています。小さなムスカリや原種チューリップなどが咲きはじめ、5つの異なるデザインの花壇が楽しめます。

【A】畑や かとうふぁーむ
【B】鈴木 学
【C】GreenPlace
【D】西武造園株式会社
【E】平間 淳子
【モデルガーデン】吉谷 桂子
2023年 2月
会場全体の様子

作庭から約2カ月が経過し、暖かい日差しが届く日も増えてきました。地上部に葉を残したまま春を待つ植物は、地面に張り付くように低い姿で寒さに耐えています。早くも芽を出す植物も少し見えてきました。

【A】畑や かとうふぁーむ
【B】鈴木 学
【C】GreenPlace
【D】西武造園株式会社
【E】平間 淳子
【モデルガーデン】吉谷 桂子
2023年 1月
会場全体の様子

作庭から約1カ月が経過しました。植え付けてまだ間もないことや、乾燥する時期のため、水切れしないように管理者の手で水やりが行われています。地上部に見られる植物は、ニューサイランやユーフォルビア、グラス類など。寒さに耐えています。

【A】畑や かとうふぁーむ
【B】鈴木 学
【C】GreenPlace
【D】西武造園株式会社
【E】平間 淳子
【モデルガーデン】吉谷 桂子
2022年 12月
会場全体の様子

2022年12月5日(月)〜9日(金)に行われた5グループによる作庭の様子です。あらかじめ花壇の枠が設けられ、基本の土壌が準備された5エリアを、5グループが作庭。土壌改良、植物配置、構造物や敷石の設置、苗や球根の植え付け、整地やマルチングが行われました。

【A】畑や かとうふぁーむ
【B】鈴木 学
【C】GreenPlace
【D】西武造園株式会社
【E】平間 淳子
【モデルガーデン】吉谷 桂子

モデルガーデン

第1回パークガーデンアワード開催に際して、コンテスト会場にガーデンデザイナーの吉谷桂子さん設計による「モデルガーデン」がオープン。コンテスト会場と合わせてお楽しみください!

モデルガーデン
クラウド
ガーデンデザイナー
吉谷 桂子
経歴
東京生まれ。日本大学芸術学部デザイン科卒。(株)GKインダストリアルデザイン研究所勤務後、フリーランスのプロダクト、グラフィック・デザイナー、広告美術ディレクターを経て1992年に渡英。帰国後は7年間の英国在住経験を活かしガーデンライフを提案を続け、ガーデンデザイナーとしてテレビや雑誌、ガーデンショ―と幅広く活躍している。現在デザインを担当するガーデンは、星の王子さまミュージアム、銀河庭園、はままつフラワーパーク、中之条ガーデンズなど。著書に「花に囲まれて暮らす家」(集英社)ほか。
コメント
今回制作する「モデルガーデン」は、21世紀に入って世界的に注目されているナチュラリスティック(自然主義的)ガーデン(例:ロンドン・オリンピック・パーク、ニューヨーク・ハイライン、近年注目されているイギリスのハウザー&ワース、他にオランダ、ベルギー、パリの公共公園に見られる事例)の傾向に近いと言えます。ただし、東京代々木公園や明治神宮の森に調和した自然や季節の巡りを考慮し、なおかつ、アートフォーム(デザイン性)があり、折々に花が咲く人々に庭や自然の眺めの楽しみを提供するような植栽設計を目指します。
コンセプト
宿根性の草花を中心に
エコロジカルな植栽システムを構成し、
ローメンテナンスな自然風ガーデンを目指す庭
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アクセス

Google Map

・JR原宿駅徒歩3分
・小田急線代々木八幡徒歩6分
・東京メトロ千代田線代々木公園徒歩3分
・東京メトロ千代田線/副都心線明治神宮前(原宿)徒歩3分


この事業に関するお問合せ
事務局:東京都公園協会 公益事業推進課内
メール:tokyo-pga.sm@tokyo-park.or.jp