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庭園へ行こう。  > あさがお特集

小学生の観察日記の定番といえば「あさがお」ですね。子どもが朝顔に水をやっている姿をみると、とても微笑ましく思うと同時に懐かしさがこみ上げてきます。爽やかな花色とスマートな外見が暑さを和らげてくれる気さえします。今回はそんな「あさがお」の特集です。

あさがお

「雪月風花」(せつげつふうか)。春夏秋冬の彩りに満ちた景観や花や風物を観賞し、私たちの暮らしにとりいれ楽しむ、風情のある美しい言葉です。真夏の太陽が照りつけるようになると、いよいよ夏の花々の登場です。暑い太陽を思わせるのが黄色いヒマワリで、朝霧をうけて静かに開く青や藍色がアサガオ。涼味がまだある早朝、そっと窓を開けて何輪咲いているのか数えるのも、朝の楽しみになっています。古くから親しまれ、育てやすく、すがすがしく咲くアサガオは庶民の花で、懐かしい日本の花です。最高の姿が観賞できるのはたった半日だけ。それゆえに江戸時代から変わり咲きのアサガオをつくり出したり、仕立て方も工夫されてきました。7月には各地でアサガオ市が開かれます。伝統の技で仕立てられたすばらしいアサガオを直接目にできる貴重な機会です。

(公益財団法人東京都公園協会 「緑と水」の市民カレッジ
 事務局長 上田良就)

あさがおあれこれ

奈良時代に薬草としてやってきた朝顔は、江戸時代には観賞用として、大輪朝顔と変化朝顔が発達し、改良されました。現在では子どもの観察日記から、愛好家による希少価値の高い大輪朝顔、変化朝顔まで多種多様に親しまれています。

したてあれこれ

行灯仕立て

鉢のまわりに何本か支柱をたて、そこに針金などで作った輪をつけて、蔓をからませていくやり方です。
小さな葉、細い蔓、大きな花が理想的です!

切り込み仕立て

蔓を伸ばさず、盆栽のように作ります。香炉鉢で作り、鉢の上に艶やかな大輪花を咲かせます。

 他にも、らせん仕立て(支柱を鉢の真ん中に立て、その周りをらせん状に針金を巻き下ろし、蔓を添わせます。上向きの花が咲きやすく、自然な印象を与えます。)、数咲き仕立て(蔓を伸ばさずに花を3~5輪咲かせます。数を咲かせると花が小さくなり、それをバランスよく美しく見えるよう工夫します。)や垣根や窓の桟などにからませる方法など観賞の仕方は様々です。

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しゅるいあれこれ

変化朝顔

 変化朝顔とは、例えば、花弁が細かく切れたり、反り返ったりして本来の型から花や茎葉が著しく変化した朝顔で、日本独特の珍しい園芸植物です。桔梗咲き、采咲き、台咲き、車咲き、獅子咲き、牡丹咲きなど、様々に変異し、とても朝顔とは思えないものがたくさんあります。
変化朝顔の中でも数が希少なものは「出物(でもの)」と呼ばれ、種子ができない(もしくは非常に結実しにくい)ため、次の変化朝顔を育てるには変化咲きの遺伝子を持つ兄弟株の種を蒔いてその出現を待ちます。そのため、品種の維持継続は情熱と根気、するどい観察眼が必要とされますので、その朝顔たちに注がれる愛情は並々たるものではありません。

※写真にカーソルをあわせると、右の枠内に拡大表示します。

  • 絞り
  • 縮み
  • 牡丹咲
  • 桔梗咲
  • 絞り・曜白
  • 獅子咲
  • 石畳咲
  • 赤覆輪
  • 白采咲

大輪朝顔

大輪朝顔は「正木(まさき)」と呼ばれる結実する変化朝顔の一種ですが、本来の朝顔の花形を保ちながら、大きな花をつけます。

団十郎

巷では茶色の朝顔を「団十郎」と呼んでいますが、本来は「団十郎」は特定の品種を指しています。歌舞伎の団十郎が好んだ色ということで茶色の系統を「団十郎」と呼んでいます。

万代の紫泉

「ばんよのしせん」という品種です。青紫色が緑に映えてとても綺麗です。

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はなことばあれこれ

朝に咲いて朝に散る短命な花として知られるあさがおの花言葉は「はかない恋」です。夏の暑さの中を健気にたくましく咲くイメージとぴったりですね。

また、ツルがしっかりと巻きつくことから「偉大なる友情」という花言葉もあるようです。お友達へ花を送る機会があれば、あさがおと一緒にこの花言葉を添えてあげましょう。きっと喜んでくれるはず♪一方、あさがおのツルのように「貴方に私は絡みつく」という花言葉もあるようで…

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