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多摩丘陵で出会える植物たち

多摩丘陵のいたるところで、たくさんの植物を見ることができます。
足もとや頭の上をよく見たら、素敵な発見があるかもしれません。

冬の樹木

白い花

アセビ

ツツジ科の常緑低木で、早春になるとたくさんの花の付いた花穂を垂らして、ピンクまたは白色のつぼ状の花を咲かせます。アセビ(馬酔木)という名前は、馬が葉を食べると毒に当たって酔ったようにふらつくようになるところから付いたとされています。

ウメ

バラ科の落葉高木で、万葉の時代に渡来した中国原産の樹木です。他の植物の芽がまだ固いうちに、寒中に耐えて真っ先に可憐な花を咲かせるので、古来より大変好まれてきました。花期は3月前半までです。

ビワ

バラ科の常緑高木で、厚ぼったく白い花が咲きます日本では梅雨のころに一口大の甘い実がなりますので、「琵琶」や「琵琶の実」は仲夏(芒種(6月6日ごろ)から小暑「7月6日ごろ」まで)の季語とされています。

赤・ピンク色の花

カワヅザクラ

伊豆半島の河津町で見つかった早咲きの桜です。花期は比較的長く、2月から3月前半まで見られます。

ツバキ

ツバキ科の常緑高木で、よく似たサザンカは花弁がばらばらに散るのに対し、ツバキは花全体が落ちます。花期は長く、12月から4月まで続きます。

ヤブツバキ

ツバキ科の常緑小高木で、園芸品種も非常に多い本種ですが、野生種の花色は常緑の葉の緑色の中よく目立つ赤色です。美しい花は常に何者かを誘惑するために作られますが、赤は鳥類が特に好む色です。

オレンジ・黄色の花

シキミ

マツブサ科の常緑高木で、その実は中国料理で多用される八角に似ていますが有毒です。またシキミは仏事に用いられるため、寺院によく植栽されています。

ソシンロウバイ

ロウバイ科の落葉低木でロウバイの園芸品種です。江戸時代初期に朝鮮半島を経由して渡来しました。1月中旬以降咲き、香りの強い黄色の花が3月初めまで見られます。

マンサク

マンサク科の落葉小高木で、2月から3月にオレンジ色の糸くずのような花を広げます。

実と種

クロガネモチの実

モチノキ科の常緑高木で、雌雄異株です。10mほどの樹は秋にたくさんの真っ赤な果実を付けます。

ソヨゴの実

モチノキ科の常緑小高木で、雌雄異株で雌株に付く果実には5~6㎝の柄があり、これに釣り下がって、秋に赤く熟します。ただし、この実は他のモチノキ科の植物のようにたくさんは付かずに、まばらに付きます。

ヤドリギの実

ビャクダン科の半寄生常緑小低木で、エノキなどの木に寄生して養分の一部をとる一方、光合成で養分を作ることもできます。常緑性で、よく見ると黄色く丸い実がついています。

葉っぱ

イロハモミジの紅葉

ムクロジ科の落葉高木で、カエデの仲間の中では最もよく見られる種で、紅葉する樹木の代表種です。多摩丘陵での紅葉の見ごろは11月下旬~12月上旬です。

コナラの紅葉

ブナ科の落葉高木で、日本では雑木林に多く見られ、関東地方以西ではクヌギと並んで里山の薪炭林に植栽されて重要な燃料源となっていましたが、1960年ごろ以降は薪炭林としての位置づけは失われました。コナラの紅葉は木によって紅葉の色調が異なり、黄色から赤色まで様々です。

竹林

皆さんよくご存じのとおりタケは真っ直ぐに空を目指して伸び、その目を見張る生長ぶりと次々に新しい芽を出す繁殖力などから、生命力や長寿、繁栄の象徴として用いられます。多摩丘陵地の公園には、主にモウソウチクとマダケが生育しています。

ハゼノキの紅葉

ウルシ科の落葉小高木で、日本には果実から木?(もくろう)を採る資源作物として、江戸時代に琉球王国から持ち込まれました。俳句の世界では、秋に美しく紅葉するハゼノキを櫨紅葉(はぜもみじ)と呼んで、秋の季語になっています。

メタセコイアの紅葉

ヒノキ科の落葉高木の針葉樹で、11月頃にオレンジ色に紅葉します。当初は化石として発見されたため、絶滅した種とされていましたが、1945年に中国四川省の寒村の水杉(スイサン)が同種とされて、現存することが確認されました。

冬芽と葉痕

アジサイの葉痕

アジサイ科(ユキノシタ科)の落葉低木で、アジサイの葉痕は倒松形または心形(しんぎょう)で、枝の先に付いた冬芽は長卵形で芽鱗に包まれていない裸芽です。

イロハモミジの冬芽

秋に紅葉する樹木の代表格で、最大樹高は15mほどになります。若い枝は赤褐色で冬芽は2個並んでつき、つけ根に白い毛が並びます。

キブシの冬芽

雑木林に自生するキブシ科の雌雄異株の落葉小高木で、日本固有種です。長い穂になった花芽と枝先の小さな葉芽があります。早春の3~4月頃にクリーム色の花が咲きます。

クマノミズキの冬芽

雑木林に自生するミズキ科の落葉高木で、上向きに集合した小さな白い花が6月中旬頃咲きます。細枝に稜(りょう)線があり、冬芽はミズキより細いです。

コブシの冬芽

モクレン科の落葉高木であるコブシの冬芽は、毛皮のコートにくるまれたような姿が目立ちます。3月~4月に直径6~10㎝の大きな白い花を咲かせます。

ソシンロウバイの冬芽

ロウバイ科の落葉低木でロウバイの園芸品種です。江戸時代初期に朝鮮半島を経由して渡来しました。1月中旬以降咲き、香りの強い黄色の花が3月初めまで見られます。

ソメイヨシノの冬芽

桜の冬芽はウロコのようなもの(芽鱗)を重ね着して乾燥や寒さを防ぐ「鱗芽(りんが)」が特徴です。ソメイヨシノには毛が多く、ヤマザクラにはまったくないのでこの時期でも見分けられます。

ダンコウバイの冬芽

3月後半に黄色い花が咲く落葉小高木で、細い葉芽と丸い花芽があります。

トチノキの冬芽

ムクロジ科(トチノキ科)の落葉高木で、枝の先端に付いた冬芽は長卵形で先が尖っていて、樹脂が滲み出て光沢があり、触るとべたつきます。

ニワウルシの葉痕

ニワウルシはシンジュとも呼ばれますが、その葉痕はとても大きな心形です。冬芽はいぼ状または半球状で2~4枚の芽鱗に包まれています。ニガキ科の落葉高木で、和名にウルシが付いていますが、ウルシ科の植物ではないのでウルシのようにかぶれる心配はありません。

ネムノキの葉痕

顔にヒビが入って、ちょっと強面に見える葉痕はネムノキのものです。小さな冬芽が見えていますが、これはあくまで予備(副芽)。本物は隠芽といって、枝の中に埋もれていて芽吹くときに葉痕を突き破って出てきます。

マユミの冬芽

雑木林に自生する落葉小高木で、緑白色の花が5月中頃に咲きます。雌雄異株で、雌株には秋にピンク色の皮をかぶった赤い実がなります。若枝は緑色です。マユミの花序はそれぞれ1枚の芽麟に包まれ守られているようです。

マンサクの冬芽

マンサク科の落葉小高木で、冬芽はよく見ると細かい毛が密生しています。2月から3月にオレンジ色の糸くずのような花を広げます。

ミズキの冬芽

雑木林に自生する落葉高木で、上向きに集合した小さな白い花が5月前半頃咲きます。冬芽は赤く、よく似たクマノミズキよりもふくらみがあります。

ムラサキシキブの冬芽

6月後半にピンク色の花が咲く落葉低木です。冬芽は2枚向かい合ってつき、芽鱗のない裸芽です。秋に紫色の実がなります。

リョウブの冬芽

雑木林に自生するリョウブ科の落葉小高木で、樹皮がめくれています。白い花穂が6月末~7月初め頃咲きます。冬芽は菅笠をかぶったような形です。

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