ナイトパークでワンダーな体験を
「小金井公園ナイトパーク ワンダー」では、公園の西口からたてもの園前広場までの 約600mの園路周辺に、6つのライトアップスポットが出現します。 タイトルにつけた 「Wander(ワンダー)」という言葉には、“目的地を特に決めずにぶらぶら歩く”という意味があります。
目的地を決めずぶらぶら歩いてみると、小金井公園を灯す様々な「Wonder(ワンダー)」なあかりとの出会いがあります。 小金井に所縁のある実在の人物、小金井小次郎をあかりの立体造形にした「錦絵ねぶた」や、「桜の保全活動」をあかりで表現した「ミライの桜」。季節の草花がにぎやかな灯の演出で輝く「宿根草園」。
夜の公園を巡りながら、いつもとは違う、驚きと感動に満ちた出会いの数々をお楽しみください。
木製では珍しいアーチは、高さ3.5mあり、優雅なシルエットを楽しめます。そのアーチを彩るのは色鮮やかなアートフラワーのイチョウの葉っぱ達。 足元にはイチョウのレッドカーペットならぬ黄金色のランウェイがあり、上下左右どこを見渡しても秋を感じられる空間をお楽しみいただけます。 アーチを抜けると、目の前には江戸東京たてもの園の正面入り口「光華殿」のライトアップがお出迎え。建物と黄金色のアーチの共演をお楽しみください。
場所 たてもの園前広場
制作したのはねぶた師 北村春一氏。40代半ばにしてねぶた祭で毎年、受賞を重ねる実力者です。 本作品では小金井小次郎の勇敢さを、小金井神社に奉納した狛犬(獅子)と共に表現しています。 小金井市と友好都市盟約を結ぶ三宅島(三宅村)には小次郎が島民のために作った井戸があり、 本作品には、水に悩む島民に大きく貢献した「小金井小次郎の井戸」の 水の流れに鮮やかな紅葉が身を任せる様子も描かれています。
1981年、ねぶた師 北村蓮明師の長男として青森市に生まれる。 2011年にねぶた師としてデビュー。「青森ねぶた祭」では6年連続での「優秀制作者賞」を受賞。 極彩色が代名詞のねぶたにおいて、鬼の形相をした「漆黒の黒船ねぶた」や プロジェクションマッピングを取り込んだ革新的なねぶた作品など、 ねぶたの新しい可能性にも挑戦しています。
やさしく揺れるススキの穂のあかり、これらは、あかりの造形作家・川村忠晴氏の作品です。 1948年生まれの川村氏が過ごした子ども時代、その頃の“自然あそび”や “草花あそび”を現代風に表現したらどのような形になるのだろう? 川村氏は日々、そのようなことを考えながら作品の制作に向き合っています。
植物そのものに“あかり”をそっと添える優しいアプローチは 忙しい毎日で見過ごしてしまっていた自然の美しさにハッと気づかせてくれるはずです。
1972年大学卒業後、民放テレビ局へ入社、ドラマ演出に携わる。テレビ局退社後、信州の高遠へ移住し、しばらく晴耕雨読の生活を続ける。 ある日枯れ朽ちて捨てられていた瓢箪を手に取り、太陽の光に翳し、想像を超えた美しさに感動。 それをきっかけに、自然そのままの植物と小さな光を結びつけて作るオリジナル作品制作を開始。 1985年から現在に至るまで、植物本来の美しさ、自然美を自身の作品を介して多くの人々に伝えながら、環境問題を意識した活動も続けています。
宿根草の合間を賑やかに動き回るアクティブなあかりの軌跡をお楽しみいただけます。 3つの花壇はそれぞれ「ピンク」、「紫」そしてカラフルな色を散りばめた「カラフル」がテーマカラーとなっています。 光の演出は各花壇のテーマカラーが映える同系色のあかりに包まれたのち、 銀色に輝くフィナーレへと変化します(約4分)。 見る角度とタイミングで多彩に変化する夜の宿根草園で、お気に入りの1枚をカメラにどうぞ。
場所 宿根草園
私たちは春になると見事な大樹に 目を奪われがちですが、その一角にある「桜の園」で注意深く木々を眺めると あちらこちらに桜の若木が植えられていることに気づくはずです。
小金井公園には20年以上もの間、桜の保護・育成活動を続けているボランティア団体「小金井公園・桜守の会」の皆さんがいます。 ナイトパークワンダーでは『古木』、『数年先に大きく育つ木』、『幼木』に それぞれ異なる配色のあかりを灯します。星形に灯るあかりの横に丸い光が添えられている桜、 その桜たちこそ、植えてから4年以内のまだ幼い桜たち。 日中は見過ごしてしまうほどの細く若い木々、いうなれば「ミライの桜」たちが、 夜にそっとその存在を教えてくれます。
この作品は新潟県の越後妻有地域で行われた国際芸術祭「大地の芸術祭2024」に出品された美術家 中里繪魯洲氏による作品を、 今回のナイトパークワンダーにあわせて、アートフラワーでデコレーションしました。 先史時代、焚火の灯りの中で人類が描いた洞窟壁画の動物に想いを馳せて制作された馬たちが、 煌めくカラフルなあかりの中でくるくると輝きます。
※当日13時15分~回転木馬で配布するアンケートにご回答いただいた方100名が体験できます。
※ご利用は小学生以上となります。
場所 たてもの園前広場
1954年東京都生まれ。1971年頃より諸国遍歴。旅をしながら五感を全開にして接する一期一会の出会いや景色から着想を得て、日々制作活動を行う。 廻るもの、循環するものに興味がある。近年では、「大地の芸術祭」、「瀬戸内国際芸術祭」等でも活躍。
江戸東京たてもの園正面入口のビジターセンター(旧光華殿)と、その両側の大きなキンモクセイを、ライトアップします。 ビジターセンターは、1940年(昭和15年)に皇居前広場で行われた紀元2600年記念式典のために建設された式殿で 1941年(昭和16年)に小金井大緑地に移築され、完成後に「光華殿」と命名さました。 目の前にある「黄金色のランウェイ&アーチ」の華やかさと荘厳な建造物の一体感をお楽しみください。
時間 |
①11:00~ ②14:30~ ③16:30~ ※当日開催時間30分前に整理券をお配りします ※所要時間は1回90分程度 |
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場所 |
たてもの園前広場内(特設テント) |
料金 |
500円(税込) |
人数 |
各回15名 |
時間 |
①13:00~ ②15:00~ ※当日開催時間30分前に整理券をお配りします。 ※所要時間は1回90分程度 |
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場所 |
たてもの園前広場内(特設テント) |
料金 |
2,000円(税込) |
人数 |
各回15名 |
※当日開催時間30分前に整理券をお配りします
※整理券はたてもの園前広場内「特設テント」にて配布予定
※所要時間は1回90分程度
※画像はすべてイメージです。
※最終受付は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。