新緑の頃、そして11月下旬から12月始めの紅葉の頃、紅葉亭から見下ろす紅葉と池の眺めは絶景です。
都市部に残された数少ない武蔵野らしさが感じられる植生が見られます。樹木のみならず野草も多く、武蔵野の雑木林の春を彩るカタクリやニリンソウといった花をはじめ、今では貴重になった野の花にも出会うことができます。
園内で一番多い木は岩崎氏が好んで植えたといわれるモッコクで、その数は300本をこえます。
また、崖下にモウソウチクの林があり、景観に変化をそえています
池の水源である湧水は、古くは「次郎弁天の清水」と言われた名水でした。湧水源から、毎分37リットルの湧水が池に注いでいます。
紅葉亭のすぐ脇には、井戸水を利用した鹿おどし(ししおどし)があり、庭園に音の風情を加えています。