今日の大村海岸
「移動式炭化炉」
リュウキュウマツ(外来種)の薪を窯の中に詰め込みます。
炭焼窯稼働中!
炭の完成
小笠原の生態系を守るためには、人手を惜しまぬ地道な作業が不可欠です。リュウキュウマツやモクマオウ、アカギなどの木は、外来種として伐採が行われています。伐採木は最終的に小さく切り分けられ、遊歩道の整備に利用されたり、細かく砕いて放置し肥料として利用されています。
今回の炭焼作業は、国有林での伐採木有効活用として行われている国の事業で、4年連続で講師を招いてのイベントでした。炭焼は旧陸軍が開発した移動、分割可能な鉄製窯で行われました。窯の1/4に着火剤(新聞紙や小枝など)を入れ、あらかじめ薪にしておいたリュウキュウマツで残りの空間をぎっしり満たせば準備完了。あとは窯蓋をし、着火!こまめに温度管理を行い、最終的には火入れから約8時間で炭焼作業は終了しました。最後に煙突をはずし、蓋をして中一日放置後に炭を取り出します。でき上がった炭は、箱詰めされ、参加者に配布予定です。
リュウキュウマツやモクマオウ、アカギは頻繁に伐採されていますが、伐採後の新たな活用方法として炭焼は大変有効だと思いました。炭焼の先生によれば特にモクマオウは炭材としては優秀で、硬く長持ちする炭ができるそうです。外来種を駆除し、伐採木を再利用する循環が父島内で完結できれば素晴らしいことだと思いました。
※本日ビジターセンターは閉館日です。次回の開館日は11月30日8:30~17:00です。
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