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小峰公園・小峰ビジターセンター

こみねこうえん・こみねびじたーせんたー

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レンジャーブログ

2020年10月30日

谷戸田の稲作 第7回「脱穀・籾摺り・精米」

小峰公園では、年間を通して一連の稲作を体験し、
”つくって食べる”よろこびを味わうプログラム「谷戸田の稲作」を
園内の谷戸田にて行っています。


今回は、10月25
日(日)に行われた

谷戸田の稲作第7回「脱穀・籾摺り・精米」

の様子をご紹介します。

①当日は快晴!たわわに実った稲束をはさかけ台からおろして、稲穂から籾だけを取り出す作業(脱穀)を行います。

歴史の古い順から、まず江戸時代前から使われていた道具こき箸で籾を外しました。こき箸の使い方をボランティアスタッフに説明してもらいました。『こき箸』は2つに割った竹を紐でくくったものです。竹の間に挟んだ稲穂をひくと、籾だけがはずれます。皆さん稲穂の1本1本から丁寧に籾を外していました。

②次に、江戸時代(200年前~)に登場した道具千歯こきを使って、稲束から籾を外しました。

千歯こき』は台木にくし状に歯を並べた道具です。歯には、鋼(はがね)や竹が使われています。千歯こきの並んだ歯に向かってえいっ!と稲束を振り落とし、ヤァ!と稲束を引くと歯と歯の間を通った稲穂からぱらぱらと籾が外れていきます。広場にはバサッ!パラパラッ!と小気味よい音が響いていました。

③昭和初期に登場し、昭和30年ころまで使われていた『足踏み式脱穀機』にも挑戦しました。

足踏み式脱穀機は、ペダルを踏むことによって、山型の針金がたくさん並んでいる丸いドラムが回転する器械です。回転しているドラムに稲束の稲穂が触れた瞬間に籾が勢いよく外れます。慣れてくると十秒もかからずに一束の稲穂から籾を外すことができる足踏み式脱穀機』のパワーに皆さん圧倒されました。

④脱穀の仕上げは『唐箕』(とうみ)の登場です。

『千歯こき』や『足踏み式脱穀機』を使って外した「籾」にはたくさんのわらくずが混ざっています。風を利用して軽いわらくずを吹き飛ばし、重い籾だけを取り出すのが『唐箕』の役目です。ハンドルを回して大きな4枚の扇板が風を起こしているときに、入口から少しづつ「籾」をおとすと、重い籾は最初の出口、軽めの籾は次の出口、わらくずは最後の出口からそれぞれ勢いよく出てきます。ボランティアスタッフによるわかりやすい『唐箕』のしくみと使い方の解説をきいた後、実際に『唐箕』を動かすと、子ども達は『唐箕』のしくみに納得したり感動したり。昔の人の知恵は素晴らしいですね。

⑤すり鉢とボールを使っての籾摺り、ペットボトルと竹棒を使っての精米を体験した後、記念撮影をしました。

皆さんが一生懸命脱穀に取り組んだおかげで、はさかけ台の稲束の全部から籾を外すことができました。稲束から籾を外してお米にするって本当に大変な作業ですね。次回はいよいよお米を炊きます。

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