お知らせ

2018年3月22日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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3月中旬の野草の花2種と木の花6種
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3月の中旬を過ぎようとする今日この頃、ますます春らしい気候になってきました。この暖かさで公園内の草木の開花のスピードが速まってきていますので、今回はその中から野草の花2種と木の花6種をご紹介いたします。

なお、写真はすべて3月19日に撮影しました。
桜ヶ丘公園180319バイモ連結.jpg 上:カントウタンポポ / 下:バイモ

カントウタンポポ

東部団地口を入って左側の斜面の草原などで、シロバナタンポポ、セイヨウタンポポに次いでカントウタンポポが開花し始めています。カントウタンポポはキク科の多年草で、関東地方から中部地方中部にかけて分布しています。一見するとヨーロッパ原産のセイヨウタンポポとよく似ていますが、花の下の部分を包んでいる外総苞片が反り返っていないのがカントウタンポポで、反り返っているのがセイヨウタンポポという違いがあります。


バイモ

ドッグランの上の斜面の端の方で、バイモが目立たないベージュ・グリーン色の花を咲かせ始めています。バイモは中国原産のユリ科の多年草で、日本には江戸時代の享保年間に薬用植物として、中国の商人が幕府に献上したのが始まりとされています。このバイモはクロユリと同属の植物で、一般に観賞用として栽培されていますが、この公園内のもののように野生化していることもあります。
桜ヶ丘公園180319トサミズキ連結.jpg 上:ジンチョウゲ / 下:トサミズキ

ジンチョウゲ

サービスセンターの入り口や裏口に植えられているジンチョウゲが開花して、あたりに甘い芳香を漂わせています。ジンチョウゲはジンチョウゲ科の常緑低木で、原産地は中国南部ですが、日本では室町時代にはすでに栽培されていたとされます。日本にある木は雄株が多くて雌株はほとんど見られませんので、結実する木はごく稀です。


トサミズキ

聖ヶ丘口手前のバス通りに面した場所に植えられているトサミズキに、数段に連なった黄色の花が咲き出しています。トサミズキはマンサク科の落葉低木で、四国に分布しています。現在の高知県に当たる土佐の蛇紋岩地に野生のものが多く見られますので、この名前があります。早春から明るい黄色の花を咲かせますので、レンギョウやマンサクと同様に、江戸時代から庭木や盆栽、そして切り花として親しまれてきました。
桜ヶ丘公園180319ハチジョウキブシ連結.jpg 上:キブシ / 下:ハチジョウキブシ

キブシ

公園内のあちこちの雑木林の林縁などに生えているキブシの枝先に垂れ下がった花穂に、たくさんのクリーム色の花が開花しています。キブシはキブシ科の落葉低木で、北海道、本州、四国、九州、小笠原に分布する日本固有種です。山に普通に自生していますが、林縁や谷沿いの斜面に特に多く見られます。幹はまっすぐに斜上して、よく分枝して高さ3~5mになります。


ハチジョウキブシ

記念館口駐車場の奥の出入り口の傍に植えられているハチジョウキブシにもたくさんの花穂が垂れ下がって、そこにクリーム色の花が上の方から順番に開花しています。ハチジョウキブシはキブシ科の落葉小高木で、関東から九州かけての海岸沿いの各地に自生しています。八丈島のある伊豆諸島や小笠原列島多いことから、この名前が付けられました。キブシの変種ですが、葉が大きく、花穂も長くて、キブシより全体的に大型になります。
桜ヶ丘公園180319コブシ連結.jpg 上:シデコブシ / 下:コブシ

シデコブシ

山の越の園路の交差点に植えられているシデコブシにピンク色の花が咲き出しました。シデコブシはモクレン科の落葉小高木で、愛知県、岐阜県、三重県の一部に分布する日本の固有種です。園芸用の苗木などが市販されていて、庭木や公園樹として、環境浄化や観賞用として利用されていますが、自生個体群は準絶滅危惧に指定されています。


コブシ

公園内の雑木林の中などに生えているコブシに、白い花がたくさん咲き始めています。コブシはモクレン科の落葉高木で、北海道、本州、九州、および韓国の済州島に分布しています。なお、北海道のコブシはキタコブシと呼ばれることもあります。果実は集合果で、にぎりこぶし状のデコボコがありますので、この果実の形状が名前の由来になっています。

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