お知らせ

2018年3月15日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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3月中旬の野草の花2種と木の花6種
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3月に入ると暖かい日が続いて、公園内の野草や花木には春の花が次々に開花しています。そこで今回は、これらの花の中から野草の花2種と木の花6種をご紹介いたします。

なお、写真はすべて3月10日に撮影しました。

桜ヶ丘公園180310アズマイチゲ連結.jpg 上:シュンラン / 下:アズマイチゲ

シュンラン

公園内の雑木林の中などの半日陰の林床で、シュンランが明るいグリーン色の花を咲かせ始めました。シュンランはラン科の多年草で、日本と中国に分布しています。日本では各地によく見られる野生蘭の一種ですが、観賞用に栽培される日本春蘭には野生種とは異なった特徴を持つ選別された個体の品種が多くあります。それは大きくは、花びらがオレンジ色や黄色などの花物と、葉に黄色や白の斑が入った柄物に分けられます。


アズマイチゲ

富士見の丘の園路脇の杉の木の根元に生えているアズマイチゲの群落に白い花が三輪咲きました。アズマイチゲはキンポウゲ科の多年草で、本州、四国、九州、国外ではサハリン、ウスリー地方に分布しています。このアズマイチゲは春先に花を咲かせ、樹林の若葉が広がるころには地上部が枯れてなくなり、その後は翌春まで地下茎で過ごすという、スプリング・エフェメラルと呼ばれる植物群の一種です。

桜ヶ丘公園1803シキミ連結.jpg 上:ナニワズ / 下:シキミ

ナニワズ

丘の上広場から下っていく園路脇の草むらの中に一株だけ生えているナニワズに黄色の花が咲き出しています。ナニワズはジンチョウゲ科の落葉小低木で、福井県以東、福島県以北の日本海側の本州、北海道、南千島、サハリン南部に分布しています。分布域からすると桜ヶ丘公園にあるのは不思議です。このナニワズは盛夏に落葉して、秋から新しい葉と花の蕾が生えてくるというちょっと珍しい落葉樹なのでナツボウズとも呼ばれます。


シキミ

拓魂碑の広場の生け垣として植えられているシキミに白い花が咲き出しています。シキミはマツブサ科の常緑小高木で、日本、韓国の済州島、中国、台湾に分布していて、温暖帯の山地に普通に生育しています。このシキミの果実の形は近縁のトウシキミの果実で中華料理に多用される香辛料の八角にとても良く似ていますが、シキミの果実には毒性がありますので注意が必要です。
桜ヶ丘公園180310ブンゴウメ連結.jpg 上:コヒガン / 下:ブンゴウメ

コヒガン

東部団地口の外の公園飛び地に数本植えられているコヒガンが、ソメイヨシノと比べると濃いピンク色の花を咲かせ始めています。コヒガンはバラ科の落葉中高木で、エドヒガンとマメザクラの交雑種と考えられている桜の品種のひとつです。このコヒガンは花期が早く、春の彼岸ごろには花が咲き始めるので、葉が出てくる前に花を付けます。また、あまり大きく育たないので、庭に植えられることも多い桜です。


ブンゴウメ

お花見坂の園路の両側に数本植えられているブンゴウメが、ウメの開花から半月ほど遅れて薄いピンク色の花を咲かせ始めました。ブンゴウメはバラ科の落葉高木に分類されていて、普通のウメの木よりはかなり大きく育ちます。現在の大分県に当たる豊後国が原産地で、ウメとアンズの交雑種といわれています。香り高い大型の花を咲かせて、その実も直径4~5cmの大きさになります。果肉が厚い割には種子が小さいので、梅干しなどの加工品に向くので、果樹として栽培されています。
桜ヶ丘公園180310ハクモクレン連結.jpg 上:サンシュユ / 下:ハクモクレン

サンシュユ

けやきの丘のお花見坂寄りの斜面に3本と、東部団地口から入ってすぐの園路際に1本植えられているサンシュユが、小さな黄色の花をたくさん集めた半球状の花穂を枝いっぱいに付けて、木全体が黄色く染まっています。サンシュユはミズキ科の落葉小高木で、中国と朝鮮半島が原産地です。日本には江戸時代の享保年間に朝鮮経由で漢種の種子が持ち込まれて、薬用植物として栽培されるようになりました。また、観賞用の庭木としても植栽されています。


ハクモクレン

記念館口駐車場の西端の植え込みの外の斜面に植えられている側ハクモクレンが真っ白で大きな花を咲かせ出しています。ハクモクレンは中国原産のモクレン科の落葉高木で、紫色の花を付けるシモクレンよりはかなり大きくなる樹木ですが、日本には古い時代に渡来しました。大型の白い花を上向きに、全開しないで半開状態の卵型になった形で咲かせます。また、満開に花が咲くと、強い芳香があたり一面に漂います。

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