お知らせ

2017年12月28日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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12月下旬の木の実6種と木の花およびシモバシラ
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冬至も過ぎた12月下旬、公園内の植物はすっかり冬枯れ状態になりましたが、その中では残った木の実が目立っています。そこで今回は正月の縁起物として飾られる木の実を中心とした赤い木の実6種と、早くも開花したウグイスカグラ、およびシモバシラに付いた氷柱をご紹介いたします。

なお、写真はすべて12月23日に撮影しました。
桜ヶ丘公園171223センリョウ連結2.jpg 上:マンリョウ(万両) / 下:センリョウ(千両)

マンリョウ(万両)

正月飾りに使っているものや公園内の林床に生えているマンリョウに赤い実がたくさん付いています。マンリョウはヤブコウジ科の常緑小低木で、東アジア~インドの温暖な場所に広く分布しています。その実は10月頃赤く熟して、年を越しても残っているので正月の縁起物として多く使われます。


センリョウ(千両)

正月飾りに欠かせないセンリョウの実が緑の葉の上で赤く目を引きます。センリョウはセンリョウ科の常緑小低木で、東アジア~インドに広く分布しています。日本では南関東・東海地方~九州・沖縄までの比較的暖かい常緑樹林下に自生しています。またマンリョウと並ぶ正月の縁起物としても有名です。
桜ヶ丘公園171223ヤブコウジ連結.jpg 上:カラタチバナ(百両) / 下:ヤブコウジ(十両)

カラタチバナ(百両)

わき水の広場脇の林床の斜面に生えているものや、正月飾りに使われているカラタチバナにも赤い実がたくさん付いています。カラタチバナはヤブコウジ科の常緑小低木で、本州~沖縄、国外では中国、台湾に分布しています。赤い実は11月ごろ熟し、翌年の4月ごろまで残ります。別名ヒャクリョウで、やはり正月の縁起物とされています。


ヤブコウジ(十両)

正月飾りに使うため用意したヤブコウジの実が赤く輝いています。ヤブコウジはヤブコウジ科の常緑小低木で、北海道の奥尻島、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国、台湾に分布しています。マンリョウ、センリョウ、カラタチバナと並んでジュウリョウとも呼ばれて、同じように正月の縁起物とされています。
桜ヶ丘公園171223サンシュユ連結.jpg 上:アリドオシ(一両) / 下:サンシュユ

アリドオシ(一両)

サービスセンターで数年間育てているアリドオシに今年も赤い実が付いています。アリドオシはアカネ科の常緑低木で、東アジア・東南アジア~インド東部に分布しています。日本では関東地方以西の本州、四国、九州、沖縄のやや乾いた薄暗い林床に自生しています。別名をイチリョウと言って、やはり正月の縁起物とされています。


サンシュユ

お花見坂脇の斜面に植えられているサンシュユの葉がすっかり落ちて、赤い実が青空に映えています。サンシュユは中国、朝鮮半島原産のミズキ科の落葉小高木で、江戸時代に漢種の種が日本に持ち込まれて、薬用植物として栽培されるようになりました。晩秋に付ける赤く楕円形の実は渋くて生食には向きませんが、生薬として利用されます。

桜ヶ丘公園171223シモバシラ連結.jpg 上:ウグイスカグラ / 下:シモバシラ

ウグイスカグラ

山の越の園路際に生えているウグイスカグラに早くも小さなピンク色の花が咲き出しています。ウグイスカグラはスイカズラ科の落葉低木で、本州の中西部、四国、九州に分布する日本固有種です。花期は4~6月とされていますが、山の越のウグイスカグラは毎年12月に開花します。6~7月に赤く熟す実は食用となります。


シモバシラ

野草園に植えたシモバシラの冬枯れた茎に、冬の寒さで真っ白に氷が付いて、花が咲いたような美しさです。シモバシラはシソ科の多年草で、関東地方以西の本州、四国、九州に分布する日本固有種です。9~10月ごろに花穂に白い花をたくさん咲かせますが、名前のように冬になると枯れた茎に氷柱ができることで知られています。

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