お知らせ

2017年12月14日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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12月中旬の木の花4種と木の実4種
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12月の中旬にさしかかり、季節はまさに冬真っ盛り。公園内の草花は花壇の花以外は姿を消し、紅葉も終わりを迎えようとしています。また、木に咲く花の種類も少なくなっていますが、このような中で木の実の色づきが目に付きます。そこで今回は冬の寒さの中で咲く木の花4種と、色づいた木の実を4種ご紹介いたします。

なお、写真はすべて12月10日に撮影しました。

桜ヶ丘公園171210サザンカ連結.jpg 上:ツバキ / 下:サザンカ

ツバキ

記念館口駐車場から記念館に向かって歩く園路の左側に、小ぶりで真白なツバキの花が咲いています。調べてみると、シロワビスケというツバキの交雑種らしく、花は8分程度にしか開いていません。このシロワビスケはツバキ科の常緑低木で江戸時代から栽培されている園芸品種です。11月から3月が花期で、5弁の白い花がラッパ状に咲きます。


サザンカ

あちこちの園路際などに植えられているサザンカが紅色の花をたくさん咲かせています。サザンカはツバキ科の常緑中高木で、山口県、四国、九州、沖縄に分布する日本固有種です。この野生種のサザンカの花色は部分的に淡いピンクを交えた白色で、これから作り出された園芸品種には紅色、白色、ピンクと様々な花色のものがあります。花後に花が丸ごとぼったっと落ちるツバキと違って、花弁が1枚ずつバラバラと散るのが特徴です。
桜ヶ丘公園171210ビワ連結.jpg 上:カンツバキ / 下:ビワ

カンツバキ

公園内の園路際などに列植されているカンツバキが、サザンカに似たたくさんの花弁を持った花を咲かせています。カンツバキは樹高が低く、枝が横に伸びる性質があって、剪定にも強いことから、低く刈り込んで植え込みに仕立てることの多い樹木です。なお、カンツバキはツバキ科の常緑中低木で、サザンカとツバキの交雑種と言われています。


ビワ

記念館口の脇や拓魂碑の広場生えているビワに薄いクリーム色の花が咲いています。ビワは中国南西部原産のバラ科の常緑高木で、日本には古代に持ち込まれたと考えられていて、主に本州南部や四国、九州に分布しています。冬に枝先にやや気味を帯びた白い5弁の小花を咲かせて、梅雨の頃に楽器の琵琶に似た形をした黄橙色の一口大の甘い実をたくさん実らせます。
桜ヶ丘公園171210ナンテン連結.jpg 上:クロガネモチの実 / 下:ナンテンの実

クロガネモチの実

園路際などに植えられているクロガネモチの実が赤く熟してきています。クロガネモチはモチノキ科の常緑高木で、本州の茨城県・福井県以西、四国、九州、沖縄、国外では中国、台湾、インドシナなどに分布しています。冬季に赤い実を付ける庭木としては最大級の樹木で、街路樹や公園木としても多く使われています。また、「苦労がなく金持ち」に通じるネーミングから縁起木として知られています。


ナンテンの実

植え込みの傍や木陰などに生えているナンテンに赤い実が房状について良く目立っています。ナンテンはメギ科の常緑低木で、中国原産の樹木です。日本には古代に渡来したものが野生化したとされていて、西日本、四国、九州に自生しています。ただし現在では、東日本、中部地方、東北地方にも見られます。江戸時代には様々な葉変わり品種が選び出されて栽培されていましたが、現在でもその一部が古典園芸植物として保存栽培されています。
桜ヶ丘公園171210センダン連結.jpg 上:ソヨゴの実 / 下:センダンの実

ソヨゴの実

ひぐらし坂の登り口脇に植えられているソヨゴに赤い実がたくさん付いています。ソヨゴはモチノキ科の常緑小高木で、新潟県・宮城県以南の本州、四国、九州、国外では中国、台湾に分布しています。公園木や庭木として多く栽培されていますが、ソヨゴという名は風に葉がそよぐ木という意味で付けられました。このソヨゴは美しい緑色の葉を付けて、5月~6月に小さな白い花を咲かせます。花後に実が稔って10月~12月ごろに赤い実を付けます。


センダンの実

お花見坂の脇や杉の辻周辺に生えているセンダンの葉が落ちて、緑色だった実が黄味を帯びてきています。枝先に鈴なりに付いていた実は、ここにきてヒヨドリが群がってついばんだためだいぶ数が減ってきています。センダンはセンダン科の落葉高木で、アジア各地の熱帯・亜熱帯地域に自生していて、日本では四国、九州、沖縄に分布しています。なお、「栴檀は双葉より芳し」のことわざでこの名はよく知られていますが、これは本種ではなくてビャクダンを指しています。

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