お知らせ

2017年11月22日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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11月中旬の野草の花4種と木の花2種及び紅葉2種
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11月中旬から下旬に入ろうとする撮影日の19日には、草木の花は冬の花を除いて、残っているものはわずかになっています。そこで今回は、晩秋の公園内で最後の輝きを見せる野草の花4種と木の花を2種、そしていよいよ本番を迎えつつあるモミジの紅葉を2種ご紹介いたします。
なお、リンドウだけは11月16日に撮影しました。

桜ヶ丘公園171119ノコンギク連結.jpg 上:ツワブキ / 下:ノコンギク

ツワブキ

ひぐらし坂の石組みの間に植えた、ツワブキの鮮やかな黄色の花が11月に入って開花し、今最盛期を迎えています。ツワブキはキク科の常緑多年草で、福島県・石川県以西の本州、四国、九州、西南諸島、国外では朝鮮半島と周辺の島嶼、中国東南部、及び台湾に分布しています。このツワブキはつやのある大きな葉を持っていて、この葉のつやが潮風から本体を守っているので、主に海にごく近い海辺に自生しています。またそれだけではなく、平地から山地の日陰になった場所にもたくさん生えています。


ノコンギク

遊びの広場の入口近くの石碑の足元で、ノコンギクが白い花をたくさん咲かせています。ノコンギクはキク科の多年草で、本州、四国、九州に分布しています。生育する環境は幅広くて、道端や畑の周辺などの人為環境から、山道の脇や渓流沿いなどの自然な環境にまで普通に見かけることができます。このノコンギクはいわゆる「野菊」ひとつですが、種内の花色や花や葉の形などの変異が大きくて、同種内でもかなり見かけが違うものが見られます。
桜ヶ丘公園171116リンドウ連結.jpg 上:キチジョウソウ / 下:リンドウ

キチジョウソウ

ドッグラン駐車場裏の展望台の下に群生しているキチジョウソウの根元から花穂が伸びて、そこにたくさんのピンクがかった白い花が咲いています。キチジョウソウはキジカクシ科の常緑多年草で、関東地方以西の本州、四国、九州、国外では中国に分布していて、山野の林内などに自生しています。花は花穂の下から上へと咲き上がっていきますが、花後には赤紫色の実が実ります。なお、この植物は家に植えておいて、花が咲くと縁起が良いと言われるので、吉祥草の名前が付けられています。


リンドウ

こならの丘に自生しているリンドウを野草園に移植したところ、今年初めて少しだけ青紫色の花が咲きました。リンドウはリンドウ科の多年草で、本州、四国、九州の湿った山野に自生しています。秋に開花した花は、晴天の時だけ釣鐘型をしたきれいな青紫色の花を茎の先に上向きに開きます。花が美しいのでよく庭先などに植えられますが、園芸店で売られているリンドウは体が大きくがっしりとした、本種とは別種のエゾリンドウの園芸品種のことが多いようです。
桜ヶ丘公園171119ヤツデ連結.jpg 上:シロダモ / 下:ヤツデ

シロダモ

ゆうひの丘の頂上に生えている大きなシロダモの木の枝先にクリーム色の小さな花が群がるように咲いています。その傍には去年の花から実った真っ赤な実も、同時に見ることができます。シロダモはクスノキ科の常緑中高木で、山形県・宮城県以西の本州、四国、九州、南西諸島、国外では朝鮮半島、中国、台湾に分布しています。雌雄異株の樹木で、花期は晩秋、翌年の秋に果実が赤く熟します。


ヤツデ

公園内のあちこちの日陰になった林床などに生えているヤツデの、球状の花穂にたくさんの白い花が咲き出しました。ヤツデはウコギ科の常緑低木で、関東地方以西の本州、四国、九州の、主に海岸近くの森林周辺に自生しています。日当たりの悪い森林の中にもよく生えていて丈夫なので、庭木としても多く植栽されています。大きな葉を付けて、その形は文字通り掌状ですが、7つまたは9つの奇数に裂けているのが普通で、8つに裂けることは稀です。
桜ヶ丘公園171119オオモミジ連結.jpg 上:イロハモミジ / 下:オオモミジ

イロハモミジ

公園内のあちこちにたくさん生えているイロハモミジが、しょうぶ池の周辺やもみじ平、そして杉の辻などの陽がよく当たる明るい場所では葉がかなり赤く色づいてきています。イロハモミジはカエデ科の落葉高木で、福島間以西の本州、四国、九州、および朝鮮半島に分布しています。日本では主に太平洋側の低山に自生していて、紅葉の代表種となっています。また本種から作り出された園芸品種も数多く知られています。葉の裂片をイ、ロ、ハと数えることから、イロハモミジの名が付けられました。


オオモミジ

しょうぶ池と園路を挟んで反対側に植えられているオオモミジの葉が深い紅色に色づいています。オオモミジはカエデ科の落葉小高木で、北海道の中部以南、本州、四国、九州、および朝鮮半島に分布しています。山地の森林に自生していますが、やはり紅葉が美しいので庭園木としてもよく植栽されています。このオオモミジはイロハモミジとよく似ていますが、オオモミジの葉はやや大きくて厚みがあります。また、イロハモミジに次いで紅葉の代表的なモミジで、園芸品種も多く見られます。

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