お知らせ

2017年10月19日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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10月中旬の野草の花4種と木の花2種、木の実2種
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10月中旬、季節はすっかり秋が深まって、公園内の草木には花がだんだん少なくなってきています。そこで今回はこれらの中から野草の花4種と木の花2種、そして色づいてきた木の実を2種ご紹介いたします。

なお、写真はすべて10月14日に撮影しました。
桜ヶ丘公園171014タイワンホトトギス連結.jpg 上:ツクバトリカブト / 下:タイワンホトトギス

ツクバトリカブト

こならの丘の雑木林ボランティアの管理地区やそこから移植した野草園でツクバトリカブトが紫色の花を咲かせ始めています。ツクバトリカブトはキンポウゲ科の多年草で、福島県~神奈川県の太平洋側に分布しています。ヤマトリカブトに似ていますが、ヤマトリカブトの葉は付け根までは裂けていないのに対して、ツクバトリカブトの葉は葉の付け根まで深く3つに裂けています。筑波山で発見されたことからこの名前がつけられました。


タイワンホトトギス

とんぼの広場裏のフェンス際や移植した野草園でタイワンホトトギスの花が咲いています。タイワンホトトギスの花は在来種のホトトギスの花と似ていますが、ホトトギスの花は枝分かれをしていない茎の葉の間ごとに並んでつくのに対して、タイワンホトトギスの花は枝分かれした茎の先に数個ずつ上向きにつくのが特徴です。このタイワンホトトギスはユリ科の多年草で、台湾と日本の西表島に分布しています。
桜ヶ丘公園171014コシロノセンダングサ連結.jpg 上:ヒメジョオン / 下:コシロノセンダングサ

ヒメジョオン

5月ごろに公園内の園路際や草地の広場などで開花したヒメジョオンが公園内のあちこちでまだ花を咲かせています。ヒメジョオンは北アメリカ原産のキク科の一年草で、ヨーロッパ、アジアに移入して広く分布しています。日本には明治初期に観葉植物として導入されて、すぐに野生化して道端などの雑草となりました。日本に入って来た当初にはヤナギバヒメギクと呼ばれていましたが、鉄道の線路沿いに広がっていったのでテツドウグサとも呼ばれました。


コシロノセンダングサ

とんぼの広場から出てすぐのところの市街地の道端でコシロノセンダングサが花を咲かせています。コシロノセンダングサは北アメリカ原産のキク科の一年草で、コセンダングサの変種ですのでよく似ていますが、コセンダングサには無い白い舌状花が黄色の筒状花のまわりにまばらに付いています。コシロノセンダングサは北アメリカ原産のキク科の一年草で、日本には明治の後期に渡来したと言われていて、近年は暖地を中心に急に多くなってきています。
桜ヶ丘公園171014ジュウガツザクラ連結.jpg 上:コウヤボウキ / 下:ジュウガツザクラ

コウヤボウキ

谷戸の丘の園路脇の斜面の林床で、コウヤボウキのややピンクがかった白い花が咲き始めています。コウヤボウキはキク科の落葉小低木で、関東から九州のやや乾燥した林内によく見られます。一年目の茎の先に筒状花だけ十数個からなる白い房状になった花を咲かせますが、その花弁は細長くてよじれています。高野山で僧たちがこの木の細く強い枝を集めて箒を作ったのでコウヤボウキという名前がつけられました。


ジュウガツザクラ

駐車場奥のジュウガツザクラの小ぶりながら八重咲の淡紅色の花が咲き出しています。この花は冬の間もポツポツと咲き続けて、春にはまた多くの花を咲かせます。ジュウガツザクラはバラ科の落葉小高木で、エドヒガンとマメザクラの交雑種と言われるコヒガンザクラの園芸品種で、江戸時代の後期から広く栽培されてきました。名前のように10月に花が咲き出して、この10月ごろと4月ごろの年2回花を咲かせるのが特徴になっています。
桜ヶ丘公園171014サンシュユ0連結.jpg 上:ムラサキシキブの実 / 下:サンシュユの実 ムラサキシキブの実

ムラサキシキブの実がきれいな紫色に色づき始めています。ムラサキシキブはシソ科の落葉低木で、日本、朝鮮半島、中国、台湾に分布しています。秋に光沢のある紫色の小さな実を葉の付け根あたりにまとめて付けるのが一番の特徴です。近縁の別種に背丈の低いコムラサキがあって、こちらの方が紫色の実がみっしりと付いてボリュームがあって良く目立ち、しかも小ぶりで場所をとらないので、庭木として使われるのはほとんどコムラサキです。


サンシュユの実

けやきの丘の下方の、お花見坂寄りのところに数本植えられているサンシュユの実が真っ赤に色づきました。サンシュユは中国、朝鮮半島原産のミズキ科の落葉小高木で、江戸時代に中国種が朝鮮半島経由で日本に持ち込まれて、薬用植物として栽培されるようになりました。早春に木一面に黄色の花を咲かせて、秋にはグミのような赤い実を付けるので、この実を珊瑚に例えてアキサンゴと呼んだり、ヤマグミと呼んだりもします。

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