お知らせ

2017年8月17日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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8月中旬の野草の花6種と木の花2種
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梅雨も終わって8月に入ったというのに、ぐずついた天気の日が続いていますが、それでの草木には夏の花が次々に咲き出しています。そこで今回はその中から野草の花6種と木の花2種を取り上げて、ご紹介いたします。

なお、写真はすべて8月13日に撮影しました。
桜ヶ丘公園170813ガンクビソウ連結.jpg 上:キンミズヒキ / 下:ガンクビソウ

キンミズヒキ

大松山の南斜面や、お花見坂から杉の辻に向かう園路の脇の斜面などの日当たりの良い草原で、キンミズヒキが長い花穂を伸ばして、そこにたくさんの黄色い花を咲かせ始めています。キンミズヒキはバラ科の多年草で、日本、朝鮮半島、中国、ウスリー、サハリン、南千島、インドシナに分布しています。キンミズヒキという名前の由来は、本種の細長い花穂をタデ科の植物ミズヒキの花穂に例えて、しかもこの花穂にたくさん付いた花の色が金色ということから、こう名付けられました。


ガンクビソウ

大松山の中腹を横切るように走っているおもいでの道脇の草地の中で、ガンクビソウが枝分かれした茎を伸ばして、その先に襟巻のような苞葉を基部に輪生させた花をひとつ付けています。ガンクビソウはキク科の多年草で、日本各地から北東アジアに分布しています。草丈は50㎝から1mほどで、茎の中ほどでたくさん枝分かれして横に広がります。昔、タバコを吸うのに使ったキセルの先に付けた雁首に花の形が似ていることからガンクビソウと名付けられました。
桜ヶ丘公園170813ダイコンソウ連結.jpg 上:キツネノマゴ / 下:ダイコンソウ

キツネノマゴ

公園内の草丈の低い草原の中などで、キツネノマゴが上向きの伸びた花穂に2~3個ずつ小さなピンク色の花を咲かせています。キツネノマゴはキツネノマゴ科の一年草で、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国、インドシナ、マレーシア、インドなどに分布しています。名前の由来はよく分かっていません。花の咲いた後に伸びるのがキツネの尾のようだとか、花の形がキツネの顔を思わせることから等の説もあるようですが、根拠は乏しいようです。


ダイコンソウ

おもいでの道の脇や記念館に向かって登る園路脇の草地で、ダイコンソウが黄色の花を咲かせ、咲き終わった花の痕にはイガグリのような実ができ始めています。ダイコンソウはバラ科の多年草で、北海道南部、本州、四国、九州、さらに中国大陸中部にかけて分布しています。和名は、この草の芽出しの時に伸びてくる根生葉が複葉で、そこに小葉が大小交互に付く様子が、アブラナ科のダイコンの葉に似ていることから付けられました。
桜ヶ丘公園170813ミズヒキ連結.jpg 上:ヤブマオ / 下:ミズヒキ

ヤブマオ

山の越の園路際やとんぼの広場からしょうぶ池に下る階段脇などで、ヤブマオが大きな葉の先に何本もの花穂を伸ばして、そこに白く細長いブラシのように見える小さな花をたくさん咲かせ出しています。ヤブマオはイラクサ科の多年草で、北海道~九州に分布しています。茎の植物繊維から糸を紡いで布を織ることで知られるカラムシの別名のマオに藪を付けて、この名前になりましたが、かつてはカラムシと同じように糸を紡いで布を織っていました。


ミズヒキ

公園内の雑木林の林床や林縁などのやや日陰になった草原の中で、ミズヒキが長い花穂をたくさん伸ばして、そこに表が赤くて裏が白い小さな花をたくさん咲かせています。ミズヒキはタデ科の多年草で、北海道~九州、南西諸島の日本、国外では中国、ヒマラヤに分布しています。低地の日当たりの良い林床や林縁、道端などに生育していますが、その名前は紅白に見える花穂が、祝儀の贈答品の包み紙にかける紅白の帯紐である水引に似ていることに由来しています。
桜ヶ丘公園170813タマアジサイ連結.jpg 上:マルバハギ / 下:タマアジサイ

マルバハギ

ひぐらし坂途中の石垣の間やもみじ平の端などに生えているマルバハギに赤い花がいくつも咲き出しています。マルバハギはマメ科の落葉低木で、本州、四国、九州、国外では北東アジアに分布しています。大人の背丈ほどになる木ですが、草のような性質も備えているので、半低木ともされています。ハギは秋の七草のひとつですが、それは本種のマルバハギ、または同属のヤマハギであるとされています。なお、萩は国字のようで、中国語の萩は全く別種の植物です。


タマアジサイ

杉の辻から山の越に向かう園路に沿って植えられているタマアジサイに、たくさんの小さな薄紫色の両性花を囲んだ白い装飾花からなる花が、球状の蕾を破って咲き出しています。タマアジサイはアジサイ科の落葉低木で、東北地方南部、関東地方、岐阜県までの中部地方に分布しています。この公園内では7月末になってようやく花が開花したように、他のアジサイより花期が遅いのが特徴です。名前は蕾が球形であることから付けられました。

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