お知らせ

2017年8月 3日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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7月終旬の野草の花6種と木の花2種        
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梅雨が明けて本格的な夏の到来が目前になった桜ヶ丘公園では、たくさんの夏の花が咲き出しています。そこで今回は、これらの中から野草の花6種と木の花2種をご紹介いたします。

なお、写真はすべて7月31日に撮影しました。

桜ヶ丘公園170731カワラナデシコ連結.jpg 上:ユウガギク / 下:カワラナデシコ

ユウガギク

公園内では数種が見られる野菊のひとつのユウガギクが、東部団地口の保護柵の中や野草園などでかなり咲いています。公園の野菊の中では本種が最も早く開花した花です。ユウガギクはキク科の多年草で、近畿地方以北の本州に分布する日本固有種です。河川敷や堤防などに自生していることが多く、白色~淡紫色の花を6月~11月という長い期間咲かせます。このユウガギクは漢字では柚香菊と書き、柚の香りがするのが和名の由来といわれますが、実際は葉をもんでみてもほとんど匂いはありません。


カワラナデシコ

ドッグラン上の斜面に作られた野草保護柵の中で、カワラナデシコが淡紅色の花を咲かせています。カワラナデシコはナデシコ科の多年草で、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国、台湾に分布しています。主に日当たりの良い草原や河原などに生育していますが、道端や山地の斜面、海岸の砂浜などにも自生しています。秋の七草のひとつに挙げられていますが、花期は6月~8月で、秋というよりは夏の花といえます。
桜ヶ丘公園170731ヤマホトトギス連結.jpg 上:ヘクソカズラ / 下:ヤマホトトギス

ヘクソカズラ

ゆうひの丘下の落下防止柵や遊びの広場のフェンスなどにつるを絡ませたヘクソカズラが、白いラッパ型で中心部が紅紫色の花をたくさん咲かせています。ヘクソカズラはアカネ科のつる性多年草で、日本各地を含む東アジアに分布しています。花期は7月~9月と長く、花は中心部が赤くて、その色合いが灸を据えた跡のようなのでヤトイバナ・灸花の別名があります。なお、ヘクソカズラという名前は葉や茎をもむと悪臭がすることから付けられました。


ヤマホトトギス

雑木林の下の草むらの中や野草園などで、ヤマホトトギスが白地に紫色の斑点模様の花を咲かせ出しています。ヤマホトトギスはユリ科の多年草で、北海道西南部、本州、四国、九州と中国に分布しています。山地や丘陵地の林床や林縁、草原などに自生していて7月~9月に白地に紫色の斑点のある花を咲かせます。なお、近縁のヤマジノホトトギスと花が良く似ていますが、ヤマホトトギスの花びらは大きく反り返るのに対して、ヤマジノホトトギスは反り返らないので区別できます。
桜ヶ丘公園170731ヤブミョウガ連結.jpg 上:ニガクサ / 下:ヤブミョウガ

ニガクサ

赤い実の道の中ほどの園路際に数本生えているニガクサの花穂に淡紅色の花が咲き始めています。ニガクサなシソ科の多年草で、北海道~沖縄、国外では朝鮮半島、中国に分布しています。山地や丘陵地の林床や林縁などのやや湿ったところに自生していて、7月~9月に茎の先端に淡紅色の花を咲かせる花穂を付けます。和名の意味は文字通り苦い草ですが、実際は噛んでも苦くはありません。


ヤブミョウガ

赤い実の道脇の谷筋やこならの丘下の雑木林の林縁などあちこちで、ヤブミョウガの白い花が咲き出しています。ヤブミョウガはツユクサ科の多年草で、日本、朝鮮半島、中国、台湾に分布しています。日本では関東地方以西の暖地の林縁などに自生していますが、湿気の多い土地を好みます。5月ごろ発芽して、夏にかけて1m前後に成長して、ミョウガに似た長楕円形の葉を茂らせますが、葉の付き方がミョウガのように2列に出ないで、互生するので区別がつきます。なおミョウガはショウガ科の植物で、本種とは近縁関係ではありません。
桜ヶ丘公園170731サルスベリ連結.jpg 上:クサギ / 下:サルスベリ

クサギ

サービスセンター前の林縁やゆうひの丘裏の駐車場に下る園路際などに生えているクサギに、白い花が咲き始めて、辺り一面に甘い香りが漂っています。クサギはクマツヅラ科の落葉低木で、北海道~沖縄、国外では朝鮮半島、中国、台湾に分布しています。8月ごろに、ガクから白い花びらが長く突き出して、その中から雄しべと雌しべがさらに付き出した花を咲かせます。秋に熟した果実は紺色で、その下に真っ赤なガクが残っているので、そのコントラストが良く目立ちます。


サルスベリ

拓魂碑の広場入口の両脇に植えられているサルスベリの木が、枝先一面に咲かせたたくさんの花で紅紫色に染まっています。サルスベリはミソハギ科の落葉中高木で、中国南部原産の樹木です。日本に渡来した正確な年代は不明ですが、1708年に刊行された大和本草に載っているので、それ以前だと考えられます。樹皮の剥がれた部分はツルツルしていて、猿も滑って落ちるとして、サルスベリの名前がつけられましたが、花期が7月~10月と長いため、百日紅という別名もあります。

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