お知らせ

2017年7月 6日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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7月初旬の野草の花5種と木の花3種        
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7月を迎えて梅雨真っ盛りの季節となっています。公園内の動植物にも夏の花や虫たちが目立つようになりました。そこで今回は、この時期に咲く野草の花5種と木の花3種をご紹介致します。

なお、写真はすべて72日に撮影しました。

桜ヶ丘公園170702コバノカモメヅル連結.jpg 上:ツユクサ / 下:コバノカモメヅル

ツユクサ

梅雨の時期に入り、公園内のあちこちで露を乗せた青いツユクサの花が目立つようになりました。ツユクサはツユクサ科の一年草で、日本を含む東アジアに分布していて、アメリカ東北部などにも帰化しています。畑の隅や道端などで見かけることの多い雑草ですが、「露草」と名づけられたのには、朝咲いた花が昼しぼむことが朝露を連想させるからだという説があります。また、花の青い色素はアントシアニン系の化合物で、付いても容易に退色する性質を持つため、染物の下絵を描くための絵具として用いられます。


コバノカモメヅル

連光寺公園南側のススキの大株や田んぼのフェンスにつるを絡ませて伸び上っているコバノカモメヅルに、あずき色の風車のような小さな花がたくさん咲き出しています。コバノカモメヅルはガガイモ科のつる性多年草で、本州の関東地方、中部地方、近畿地方の山野の草原や湿地に自生しています。今咲いている花が終わると、ガガイモ科特有の袋果・実をつけて、秋にこの袋果が割れて種髪・毛束を付けた種子が飛び出します。
桜ヶ丘公園170702タケニグサ連結.jpg 上:ヒヨドリバナ / 下:タケニグサ

ヒヨドリバナ

大松山の南斜面やゆうひの丘裏の園路際などでヒヨドリバナが早くも秋の風情を感じさせる白い花を咲かせ始めています。ヒヨドリバナはキク科の多年草で、日本全国、朝鮮半島、中国に分布しています。日本各地の山地や丘陵地の林道の脇や草原、渓流沿いなどの日当たりの良い場所に自生していますが、その名前はヒヨドリが鳴く頃に花が咲くからとされています。花はフジバカマによく似ていますが、フジバカマの葉は3裂するのに対して、本種は裂けないので区別できます。


タケニグサ

記念館通り脇の草むらや丘の上広場北側の草原の中などで、タケニグサが太い茎と大きな葉を伸ばして、茎の先に綿くずのような白い花を咲かせ始めました。タケニグサはケシ科の多年草で、本州、四国、九州、国外では中国、台湾に分布しています。日当たりの良い草原や空地などによく見られる野草で、体が大きく高さ1.5~2m以上になります。名前は、茎が中空で竹に似ているからというもののほかに、竹と一緒に煮ると竹が柔らかくなって加工しやすいからとの俗説もあります。
桜ヶ丘公園170702ムクゲ連結.jpg 上:トモエソウ / 下:ムクゲ

トモエソウ

サービスセンター前の植え込みの前に生えている背の高いトモエソウに巴形にねじれた大きな黄色い花がたくさん咲いています。トモエソウはオトギリソウ科の多年草で、北海道~九州、国外では朝鮮半島、中国、シベリアに広く分布しています。トモエソウはオトギリソウの仲間の野草では最大の花を付けますが、この花の大きさは同じオトギリソウ科の半常緑性小低木のビヨウヤナギやキンシバイの花と同じぐらいになります。名前は、皆さんの想像通り、花が巴のように螺旋状に巻くためにつけられました。


ムクゲ

遊びの広場の階段脇に植えられているムクゲに、芯が赤くてまわりが白い大きな花が咲き出しました。ムクゲはインドや中国原産のアオイ科の落葉低木で、日本には奈良時代に中国から渡来しました。根が横に広がらないので比較的狭い場所に植えることができます。また刈り込みにもよく耐えて、新しい枝が次々と分枝するので、庭の垣根に利用されることもあります。日本では夏の御茶事の生け花として飾られたりもします。
桜ヶ丘公園170702ネムノキ連結.jpg 上:アベリア / 下:ネムノキ

アベリア

わき水の広場やゆうひの丘下の園地に植えられているアベリアに白いラッパ型の花がたくさん咲き出しています。アベリアはスイカズラ科の半常緑低木で、19世紀中期にイタリアで作り出された交配種です。両親の長所の「四季咲きともいえるほど長い花期」と「半常緑でありながら寒さに強い」という優れた特徴を受け継いだ園芸品種です。なお、アベリアの野生種は日本、中国、ヒマラヤ、メキシコに15種が分布する、常緑あるいは落葉の低木で、日本には4種が自生しています。


ネムノキ

拓魂碑の広場の真ん中にシンボルツリーとして植えられているネムノキに、ピンク~白のグラデーションになった綿菓子のような花がたくさん咲いています。ネムノキはマメ科の落葉高木で、イラン、アフガニスタン、中国南部、朝鮮半島、日本の本州、四国、九州に分布しています。荒れ地に最初に侵入するパイオニア的樹木で、河原や雑木林に生えていて、高さ10mにもなります。和名のネムは夜になると葉が閉じる就眠運動に由来しています。

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