お知らせ

2017年6月15日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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6月中旬の野草の花2種と木の花6種
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6月の中旬を前にして、いよいよ梅雨入りとなりました。公園内に自生している野草の開花は一段落いう感じですが、花木には次々と花が咲き出しています。そこで今回は野草の花2種と花木の花6種をご紹介いたします。

なお、写真はすべて6月10日に撮影しました。

桜ヶ丘公園170610ブタナ連結.jpg 上:ウマノスズクサ / 下:ブタナ

ウマノスズクサ

田んぼの入口近くのフェンスにつるを絡ませているウマノスズクサに奇妙な色と形の花が咲き出しています。このウマノスズクサにはジャコウアゲハが生みつけた卵が孵って、幼虫が盛んに葉を食べています。ウマノスズクサはウマノスズクサ科のつる性多年草で、本州の関東地方以西、四国、九州、沖縄に分布しています。日当たりの良いところ、特に程よく草刈がされている里山や河川敷に多く生えています。和名の由来は葉の形が馬の顔の形に似ていて、花の球形の部分が馬の首に掛ける鈴のようだというところから付けられたという説があります。


ブタナ

公園内のあちこちに生えているブタナが細長い茎の先に黄色い花を咲かせて、群生しているところでは黄色い花が空中に浮かんでいるように見えます。ブタナはヨーロッパ原産のキク科の多年草で、現在は世界中に帰化しています。日本には昭和初期に渡来したとされていて、北海道と本州の広い範囲に分布しています。道路脇や空地、牧場、草原、畑の周辺などに群生しているのが見られます。原産地ではハーブとして食用にもされます。和名はフランスでの俗名の「ブタのサラダ」から来ています。
桜ヶ丘公園170610クマノミズキ連結.jpg 上:ムラサキシキブ / 下:クマノミズキ

ムラサキシキブ

雑木林の林縁などに自生しているムラサキシキブに赤紫色の花が咲き出しています。ムラサキシキブはシソ科の落葉低木で、日本、朝鮮半島、中国、台湾に分布しています。低山の森林に普通に生えていて、特に崩壊地などではよく育っています。秋に紫色に色づく果実が美しいので観賞用に植えられますが、近縁種のコムラサキは全体に小型で果実の数が多くてよく目立つので、庭などに植栽されるのはコムラサキの方が一般的です。


クマノミズキ

5月にはミズキが白い花を咲かせて、今は果実となっていますが、今度はこれによく似たクマノミズキの花が咲き出しています。クマノミズキはミズキ科の落葉高木で、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国、台湾、ヒマラヤ、アフガニスタンに分布しています。ミズキとよく似ていますが、ミズキの葉は互生しますがクマノミズキは対生していて、花期はミズキの方が1ヶ月ほど早いという違いがあります。和名は三重県熊野に生えているミズキという意味でつけられました。
桜ヶ丘公園170610セイヨウアジサイ連結.jpg 上:ヤマアジサイ / 下:セイヨウアジサイ

ヤマアジサイ

旧聖蹟記念館裏側の園路脇にあるヤマアジサイの群落で白い花がたくさん咲いています。ヤマアジサイはアジサイ科の落葉低木で、本州の関東地方以西、四国、九州、千島列島、台湾、中国南部の山地に分布しています。山中で沢筋によく見られることからサワアジサイとも呼ばれます。ただし、ヤマアジサイを独立した種として認めないで、アジサイの亜種とする説もあります。


セイヨウアジサイ

東部団地口竹林前の園路際などに植えられているセイヨウアジサイがブルーやピンク色の花を咲かせています。セイヨウアジサイはアジサイ科の落葉低木で、日本原産のガクアジサイ由来のいくつかの品種をもとにヨーロッパで品種改良した、すべてが装飾花になったものが日本に逆薬輸入され、それをもとに日本でも盛んに品種改良がおこなわれています。現在流通しているセイヨウアジサイは国内で育成されたものが中心になっています。
桜ヶ丘公園170610キンシバイ連結.jpg 上:ビヨウヤナギ / 下:キンシバイ

ビヨウヤナギ

モミジ平の脇や駐車場入口の前に植えられているビヨウヤナギに長い雄しべが目立つ黄色の大きな花がたくさん咲き出しました。ビヨウヤナギは中国原産のオトギリソウ科の半落葉小低木で、江戸時代に渡来して観賞用に栽培されています。花が少なくなる6月から7月にかけて長い間花を咲かせるので、庭木として重宝されています。漢字では未央柳と書きますが、これは玄宗皇帝が未央宮殿の柳を楊貴妃の眉に喩えた故事になぞらえたことによります。


キンシバイ

ドッグラン駐車場裏手の花壇に植えたキンシバイの群落に一面に咲いている花で全体が黄色く染まっています。キンシバイも中国原産のオトギリソウ科の半落葉小低木で、ビヨウヤナギと同じように江戸時代に観賞用に渡来しました。和名は、花の形が梅によく似ていて、糸が黄色なので金糸梅・きんしばいとつけられました。ビヨウヤナギとは開花時期がほとんど同じで、花もよく似ていますが、雄しべはビヨウヤナギのように長くはありません。

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