お知らせ

2017年6月 8日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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6月上旬の野草の花4種と木の花4種
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梅雨入りが近づいてきましたが、晴れれば夏のような暑さ、曇れば蒸し暑い気候の日が続いています。このような暑さの中でも、公園内の野草や花木には日々花の開花が見られます。そこで今回は開花し始めた野草の花4種と花木の花4種をご紹介いたします。

なお、写真はすべて6月5日に撮影しました。
桜ヶ丘公園170605ユキノシタ連結.jpg 上:ヒメジョオン / 下:ユキノシタ

ヒメジョオン

春の花ハルジオンが盛りを過ぎた今、これに代わるようにヒメジョオンが開花し始め、ハルジオンによく似た花を咲かせ始めました。ヒメジョオンは北アメリカ原産のキク科の一年草で、ヨーロッパや、日本を含めたアジアに広く帰化、分布しています。日本には1865年ごろに観葉植物として持ち込まれて、明治時代にはすでに雑草として扱われていました。同属のハルジオンも同様の経過で持ち込まれ、花や姿が良く似ていますが、ハルジオンの蕾は下を向いてうなだれているのに対して、ヒメジョオン花は上を向いていることなどで区別できます。


ユキノシタ

大谷戸の谷の流れの岩の間などにたくさん生えているユキノシタが小さな白い花を一面に咲かせています。ユキノシタはユキノシタ科の常緑多年草で、本州、四国、九州、そして中国に分布しています。湿った半日陰地の岩場などに自生していますが、葉や花が美しいので、庭の日陰になったところなどに植えられることもしばしばです。繁殖は種子によるだけではなく、親株の根元から赤く細い送出枝(ランナー)を出して栄養繁殖もします。

桜ヶ丘公園170605コヒルガオ連結.jpg 上:ニワゼキショウ / 下:コヒルガオ

ニワゼキショウ

明るく草丈の低い草原では、ニワゼキショウが群落となって、白やピンク色の花を咲かせています。ニワゼキショウは北アメリカ原産のアヤメ科の多年草で、日本には明治時代に渡来しました。芝生や草地などに群生していて、5月~6月に白やピンク色の花を咲かせます。中には花色が青味がかったものがありますが、これは近縁のオオニワゼキショウです。なお、オオニワゼキショウは体はニワゼキショウより大きいのですが、花の大きさはやや小さめです。


コヒルガオ

ゆうひの丘の横を通る記念館通りの脇のフェンスにつるを絡ませたコヒルガオが小さな朝顔のような形のピンク色の花を咲かせています。コヒルガオなヒルガオ科のつる性多年草で、日本各地から東南アジアに広く分布しています。同属で近縁のヒルガオとよく似ていて花がやや小さいのでこの名前がつけられましたが、ヒルガオの方は花色が濃いものが多いようです。また、この他には、ヒルガオの葉は長楕円形で基部の張り出しがわずかしかないのに対して、コヒルガオは三角状の葉で基部は耳型に大きく張り出しています。
桜ヶ丘公園170605シモツケ連結.jpg 上:コマツナギ / 下:シモツケ

コマツナギ

ゆうひの丘下の公園スペースのフェンスの向こうから顔を覗かせているコマツナギが、たくさんの上を向いた花穂に濃いピンク色の花を咲かせています。コマツナギはマメ科の落葉小低木で、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に分布しています。草刈り手入れされる草原や路傍などに多く見られ、この場合には時々草刈で刈り取られるので、地面を這うような形で生育しています。また、丈夫なので、これに馬を繋いだことから、「駒繋ぎ・こまつなぎ」と呼ばれるようになったと言われています。


シモツケ

コマツナギが咲いているところの近くに植えられているシモツケの半球状の花穂にたくさん付いた花が次々と開花しています。シモツケはバラ科の落葉低木で、北海道~九州、国外では朝鮮半島、中国に分布しています。名前の由来は、本種が下野・栃木県で最初に発見されたからと言われています。観賞用として人家や公園によく植栽されますが、同属で近縁のユキヤナギやコデマリなどもたくさん植栽されています。
桜ヶ丘公園170605タイサンボク連結.jpg 上:ガクアジサイ / 下:タイサンボク

ガクアジサイ

お花見坂の園路際や杉の辻から山の越に向かう園路際などに列植されているガクアジサイの花が咲き始めました。ガクアジサイはアジサイ科の落葉低木で、日本原産のガクアジサイを改良したアジサイの一品種です。花を一塊として見ると、中心部にある紫色の珊瑚状のものが花・両性花で、その周辺部にある小花のように見えるものは装飾花・萼片です。この構造が額縁のように見えるということでガクアジサイの名前がつきました。


タイサンボク

拓魂碑のすぐ後ろや西中央口近くに植えられたタイサンボクに大きな白い花が開花しました。タイサンボクはモクレン科の常緑高木で、北アメリカ中南部原産の樹木です。また、タイサンボクはアメリカ合衆国南部を象徴する花木とされていて、ミシシッピ州とルイジアナ州の州花に指定されています。日本では公園樹としてよく植えられていて樹高20mにもなりますが、剪定にもよく耐えるので庭木としても植えられています。

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