お知らせ

2017年4月13日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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4月上旬の野草の花6種と桜2種     
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4月に入り本格的な春を迎えて、公園内の植物は一雨ごとに葉を茂らせていき、花を次々に咲かせています。そこで今回は春の花を咲かせている野草6種と、春を代表する桜を2種ご紹介いたします。

なお、写真はすべて4月10日に撮影しました。

桜ヶ丘公園170410ヒメウズ連結.jpg 上:ニリンソウ / 下:ヒメウズ

ニリンソウ

うぐいすの道脇の草むらの中で群落を作っているニリンソウが白い花を咲かせ始めました。ニリンソウなキンポウゲ科の多年草で、日本、朝鮮半島、中国北部・東北地方、サハリン、ウスリー地方に分布しています。主として湿潤な山地の林床やその周辺部に生育していて、3月下旬~4月に1本の茎から2輪ずつ花茎が伸びて、その先に白い花を咲かせます。2輪ずつ花を咲かせるのが和名の由来となっていますが、まれに1輪や3輪の花を咲かせることもあります。


ヒメウズ

とんぼの広場奥の赤い実の道脇の草地の中で、ヒメウズがほとんど目立たない小さな花を咲かせています。ヒメウズはキンポウゲ科の多年草で、日本、朝鮮半島南部、中国に分布しています。日本では関東地方以西の本州、四国、九州の暖帯域に生育しています。オダマキの類にごく近縁で、その茎や葉の形や花の構造なども共通していますが、花はごく小さいため、肉眼ではほとんど判別できません。
桜ヶ丘公園170410ヒメスミレ連結.jpg 上:ハルジオン / 下:ヒメスミレ

ハルジオン

遊びの広場の下側の斜面など、日当たりの良い草地で、ハルジオンが白~ピンク色の花を咲かせ始めています。ハルジオンはキク科の多年草で、北アメリカ原産の植物です。日本を含めた東アジアに外来種(帰化植物)として移入分布していますが、やはり北アメリカ原産のヒメジョオンとよく似ています。ただしハルジオンの蕾は下を向いてしなだれていることと、ハルジオンの茎は中空で葉が茎を抱いていることで区別できます。


ヒメスミレ

遊びの広場のあずまや横の草地の中で、ヒメスミレが長い花茎の先に小さな紫色の花を咲かせました。ヒメスミレはスミレ科の多年草で、全体にスミレ(スミレの代表種)に似ていますが、より小型です。日本の本州、四国、九州に分布していて、やや乾燥した背の低い草地に生えています。また、人里に生える植物で、山間部や森林周辺にはまず生えていません。道端やあまり手入れのされていない芝生の周辺や公園などに多く見られ、アスファルトのひび割れから顔を出すこともあります。
桜ヶ丘公園170410スズメノヤリ連結.jpg 上:ヘビイチゴ / 下:スズメノヤリ

ヘビイチゴ

けやきの丘の草地の斜面など公園内の明るい草原で、ヘビイチゴの黄色い花が咲き出しました。ヘビイチゴはバラ科の多年草で、日本全土とアジア南東部に広く分布しています。春から初夏に葉の脇から顔を覗かせるように黄色い花を咲かせます。花は1.5㎝ほどの大きさで、花びらは5枚です。花の後にイチゴにちょっと似た赤い実をつけます。この実は無毒ですが、あまり味がなく食用には好まれないことが多いです。


スズメノヤリ

ヘビイチゴが花を咲かせているのと同じような日当たりの良い草地で、スズメノヤリが長い花茎の先にブラシのように見える小さな花を咲かせています。スズメノヤリはイグサ科の多年草で、西南諸島以北の日本全土、中国、カムチャッカ半島、東シベリアに分布しています。海岸から山地にかけての草地にごくふつうに生えていて、茎の先に赤褐色の花が多数集まった卵球形の頭花をふつう1個、まれに2~3個つけます。
桜ヶ丘公園170410ヤマザクラ・お花見坂連結.jpg 上:ソメイヨシノ / 下:ヤマザクラ

ソメイヨシノ

お花見坂や丘の上広場など公園内各所に植えられているソメイヨシノの開花は3月下旬の寒さで少し遅れましたが、いよいよ満開になってきました。ソメイヨシノはバラ科の落葉高木で、エドヒガン系のサクラとオオシマザクラの雑種の交配で生まれた園芸品種です。江戸末期から明治初期に、江戸の染井村に集落を作っていた造園師や植木職人たちによって育成され、明治の中ごろからは圧倒的に多く植えられた桜で、現代の観賞用の桜の代表種となっています。


ヤマザクラ

公園内のあちこちに生えているヤマザクラが、今年はソメイヨシノとほとんど同じタイミングで満開になろうとしています。ヤマザクラはバラ科の落葉高木で、日本、朝鮮半島、台湾に分布しています。また、日本の野生の桜の代表的な種で、和歌にも数多く詠まれています。桜の仲間では寿命が長く、まれには樹高30mを超える大木になります。春に葉芽と花が同時に開くので、これがソメイヨシノと区別する大きな特徴となっています。

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