お知らせ

2017年3月30日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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3月下旬の木の花8種     
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まだ寒い日もありますが、本格的な春を目前にして、公園内の草木には次から次へと花が咲き出しています。そこで今回は、先週の野草の花の紹介に続いて、咲き始めた木の花を8種ご紹介いたします。

なお、写真はすべて3月25日に撮影しました。

桜ヶ丘公園170325シデコブシ連結3.jpg 上:コブシ / 下:シデコブシ

コブシ

公園内のあちこちに生えているコブシに白い花が咲き始めています。特に、こならの丘東側の園路際の大きなコブシの木にはたくさんの花が咲いて、全体が白く見えるほどです。コブシはモクレン科の落葉高木で、九州、本州、北海道、そして韓国の済州島に分布しています。なお、北海道のコブシは「キタコブシ」と呼ばれることもあります。また、コブシという名前は、にぎりこぶし状のデコボコのある集合果の形からつけられました。


シデコブシ

山の越から谷戸の丘に向かう園路の三叉路に植えられているシデコブシにピンク色の花が咲き始めました。シデコブシはモクレン科の落葉小高木で、愛知県、岐阜県、三重県の一部に分布する日本固有種です。環境省によりレッドリストの準絶滅危惧の指定を受けていて、これらの地域に自生しているシデコブシは県や市の天然記念物に指定されているものもあります。なお、園芸用の苗木などが市販されていますので庭木や公園樹としてよく見かけます。
桜ヶ丘公園170325トサミズキ連結.jpg 上:ユキヤナギ / 下:トサミズキ

ユキヤナギ

東部団地口のあずまやの前のユキヤナギの植え込みで白い小さな花がたくさん咲き出していて、文字通り柔らかな枝に雪が積もっているように見えます。ユキヤナギはバラ科の落葉低木で、日本、中国に分布しています。中国原産という説もありますが、日本原産の樹木と考えられています。公園や庭先などに植栽されているものを良く見かけますが、自生種は石川県で絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。


トサミズキ

聖ヶ丘口から公園管理所口に向かう園路の脇に植えられている数本のトサミズキにクリーム色の花が咲き始めて、いくつも連なった花が枝から垂れ下がっています。トサミズキはマンサク科の落葉小高木で、四国に分布しています。高知(土佐)の蛇紋岩地帯に自生種が多く見られるので、トサミズキという名がつきました。このトサミズキは葉が出るよりも先の3月下旬~4月に、5~7個の丸みのある小花が連なった花穂を下垂させます。
桜ヶ丘公園170325モミジイチゴ連結.jpg 上:ジンチョウゲ / 下:モミジイチゴ

ジンチョウゲ

サービスセンターの敷地内に植えられているジンチョウゲ(赤と白)の花がいっせいに開花し始めています。ジンチョウゲはジンチョウゲ科の常緑低木で、中国南部原産の樹木です。なお、日本では室町時代にはすでに栽培されていたという記録があります。沈丁花という名は、香木の沈香のような良い匂いがあって、丁子(ちょうじ)のような花をつける木という意味でつけられました。


モミジイチゴ

おもいでの道の園路際やゆうひの丘の裏の駐車場に下る園路脇など、公園内の林縁に生えているモミジイチゴに白い花が枝から下向きに咲き出しています。モミジイチゴはバラ科の落葉低木で、東日本に分布しています。葉がもみじに似ているためにこの名がありますが、黄色い実をつけるので黄苺の別名があります。なお、モミジイチゴは近畿地方以西に分布するナガバモミジイチゴの変種です。
桜ヶ丘公園170325クロモジ連結.jpg 上:キブシ / 下:クロモジ

キブシ

あちこちの園路脇や雑木林の林縁など生えているキブシの垂れ下がった花穂にクリーム色の花が咲き出しています。また、記念館口駐車場の東口に植えられているハチジョウキブシも花を咲かせ始めています。キブシはキブシ科の落葉低木で、北海道西南部、本州、四国、九州、小笠原に分布しています。なお、ハチジョウキブシはキブシの変種で、伊豆諸島、関東地方南部、東海地方に分布しています。花はキブシよりやや大きく、花穂が長いのが特徴です。


クロモジ

記念館駐車場下のおもいでの道の脇に生えているクロモジの木の枝先の、小さな花が集まった花穂に明るい黄緑色の花が咲き始めました。クロモジはクスノキ科の落葉低木で、本州、四国、九州の低山などに分布しています。葉や枝には芳香があるため、この枝は高級楊枝の材料にされます。なお、楊枝自体も黒文字(くろもじ)と呼ばれます。

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