お知らせ

2017年3月 2日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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2月末の草花6種と木の花2種     
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3月を間近にして、暖かな日には春の息吹が実感されるようになりました。公園内の草木にも春の花が次々と開花しています。そこで今回は春を感じさせる草花6種と木の花2種をご紹介いたします。

なお、写真はすべて2月28日に撮影しました。

桜ヶ丘公園170228ハハコグサ連結.jpg 上:コハコベ / 下:ハハコグサ

コハコベ

明るい草原の隅などでコハコベが白い花びらを開いた小さな花をたくさん咲かせています。花びらは本当は5枚で、それぞれの花びらが根元近くまで二つに裂けているので、一見10枚に見えるのです。コハコベはナデシコ科の越年草で、別名はハコベです。世界の寒帯から熱帯にかけて広く分布していて、日本でも北海道~九州、沖縄に分布しています。田畑やあぜ道、道端、荒れ地などに生えていて、その葉は小鳥や兎のエサなどにしますが、春の七草のひとつでもあります。


ハハコグサ

遊びの広場の石垣の上の草地の中で、ハハコグサが細かい毛におおわれた茎の先に黄色い花を咲かせ始めています。ハハコグサはキク科の越年草で、中国~インドシナ、マレーシア、インドに分布しています。日本では全国で見られますが、これは古い時代に朝鮮半島から伝わったものと言われています。冬は根生葉がロゼットの状態で過ごし、春になると茎を伸ばして花を付けます。また、「ごぎょう」という名前で春の七草のひとつになっています。
桜ヶ丘公園170228ナノハナ連結.jpg 上:ハナダイコン / 下:アブラナ

ハナダイコン

山の越の園路脇の日当たりの良い草地の中で、ハナダイコンが赤紫色の花を開き出しています。今は低い背丈ですが、これから暖かくなるにつれて、葉や茎を伸ばしてたくさんの花を咲かせるでしょう。ハナダイコンはアブラナ科の多年草ですが、耐寒性には優れていますが耐暑性がないため、日本では一年草として扱われています。シベリア~西アジア、ヨーロッパが原産地ですが、北アメリカには1600年代に観賞用植物として移入されたものが野生化して、一部では侵略的外来種とされています。


アブラナ
さとやまくらぶ横の庭に植えられているアブラナが黄色い花をたくさん咲かせています。アブラナはアブラナ科の越年草で、古くから野菜として、また油を採るために栽培されてきた植物です。別名としてナノハナ、ナタネなどがあり、ナノハナはアブラナ科の中で黄色い花を咲かせるものの総称でもあります。原種は西アジア~ヨーロッパの大麦畑に生えていた雑草で、農耕文化と共に移動したと考えられています。日本では弥生時代以降から利用されてきたと見られています。

桜ヶ丘公園170228スイセン連結.jpg 上:クロッカス / 下:スイセン

クロッカス

けやきの丘のシンボルツリーのまわりやさとやまくらぶの庭に植えられているクロッカスの紫や黄色の花がたくさん咲き出しました。クロッカスはアヤメ科クロッカス属の植物の総称、またはその中で花を楽しむ園芸植物の流通名で、地中海~小アジア原産の球根植物です。同じアヤメ科クロッカス属のサフランが、晩秋に咲き、花をスパイスや生薬として用いるため、「薬用サフラン」と呼ばれるのに対して、クロッカスは早春に咲き、観賞用だけに栽培されるので、「春サフラン」、「花サフラン」などと呼ばれます。


スイセン

サービスセンター上のバス通り沿いなどに植えられているスイセンの白い花が開花しました。スイセンはヒガンバナ科(ユリ科)スイセン属の植物全体を指していて、この中にはニホンズイセンやラッパスイセンなど、色や形の異なる種や品種がたくさんあります。冬から春にかけて白や黄色の花を咲かせるものが多い多年草で、原産地はスペイン、ポルトガルを中心に地中海沿岸地域~アフリカ北部まで広がっていて、原種は30種ほどが知られています。

桜ヶ丘公園170228サンシュユ連結.jpg 上:ブンゴウメ / 下:サンシュユ

ブンゴウメ

お花見坂奥の園路の両側に植えられたブンゴウメが薄いピンク色の花を咲かせていて、間もなく満開を迎えます。ブンゴウメはバラ科の落葉高木で、梅の一品種です。その名が示すように豊後(大分県)が発祥とされていて、香り高い大型の花を咲かせます。アンズとウメの間の種という説もあって、他の品種のウメと比べるとかなり大型の樹形となり、花は20~30日ほど他の品種のウメに遅れて咲きます。


サンシュユ

お花見坂や東部団地口に植栽されたサンシュユに細かい黄色の花がたくさん集まった形の花が咲き始めています。サンシュユはミズキ科の落葉小高木で、中国、朝鮮半島に分布しています。江戸時代の享保年間に朝鮮経由で中国産の種子が日本に持ち込まれて、薬用植物として栽培されるようになりました。晩秋に付ける深紅色の実は渋くて生食には向きませんが、この実の中の種子を取り除いて乾燥させた果肉は生薬として利用され、「サンシュユ」の名で日本薬局方(医薬品の規格基準書)に収録されていて、止血、解熱作用があります。

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