お知らせ

2017年2月16日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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2月上旬の野鳥4種と2月中旬の野草と木の花4種     
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2月を迎えて節分も過ぎ、雪のチラつく寒い日もありますが、公園内では多種の野鳥の姿が見られるようになりました。また草木の花には開花直前のものや咲き始めているものの数も増えてきました。そこで今回は2月5日~10日に撮影した野鳥を4種と、2月14日に撮影した草木の花やつぼみを4種ご紹介いたします。

桜ヶ丘公園170205モズ連結.jpg 上:シジュウカラ / 下:モズ

シジュウカラ

シジュウカラは公園内で一年中飛び回っていますが、春の芽吹き前の今の時期には木々の梢や枯葉を敷き詰めた地面の上などで良く見かけます。シジュウカラはシジュウカラ科の鳥で、日本や朝鮮半島を含む東アジアとロシア極東に分布しています。市街地の公園などの平地から山地の林などに生息していて、通常は渡りは行いません。非繁殖期の秋から冬には数羽から数十羽の群れになり、他種の鳥も含めた混群を作ることもあります。


モズ

秋から今の時期の寒さの中で、里に下りてきたモズが木の枝に止まって、尾っぽを振りながら鳴き声を上げていました。モズはモズ科の鳥で、日本、朝鮮半島、中国東部~南部、ロシア南東部に分布しています。日本では周年生息する留鳥ですが、北部に分布する個体群や山地に生息する個体群は、秋になると南下したり、標高の低い場所へ移動して越冬します。食性は動物色で、昆虫、両生類、小型の爬虫類、小型の鳥類、小型哺乳類などを食べます。

桜ヶ丘公園170205アトリ連結.jpg 上:シロハラ / 下:アトリ

シロハラ

中国大陸方面から渡ってきたシロハラは枯葉の積もった地面の上にいることが多いのですが、撮影した時にはブッシュの灌木(かんぼく)の枝に止まっていました。シロハラはヒタキ科の鳥で、東アジアに分布しています。中国東北部~ロシア沿海地方にかけての地域で繁殖して、日本や、朝鮮半島、中国で越冬する渡り鳥です。日本ではほとんどが冬鳥で、日本で越冬するものは春になると北方の繁殖地に戻って行きます。


アトリ

この冬はシベリア方面から渡ってきたアトリの群れがとても多くて、大群になったアトリがケヤキの梢に止まっているのや、地面に下りて枯葉の下から食物を探しているのを毎日のように見ることができます。アトリはアトリ科の鳥で、ユーラシア大陸~北アフリカ、中央アジア、東アジア、朝鮮半島、日本などに分布しています。日本には冬鳥として、秋にシベリア方面から渡来してきます。おもに日本海よりの山形県~富山県などに飛来して、冬になるとそこから日本各地に散らばって行きます。また、渡来する個体数が年による変化の大きい鳥でもあります。
桜ヶ丘公園170214コゴメイヌノフグリ連結.jpg 上:ハラン / 下:コゴメイヌノフグリ

ハラン

去年の冬には1月から咲いていたハランの花が、今年はまだつぼみのままです。なお、右下の写真が去年のハランの花です。ハランはキジカクシ(ユリ)の常緑多年草で、中国南部原産と言われてきました。しかし、中国での自生地は見つかっていなくて、九州南部の宇治群島などが本来の自生地だという報告がなされています。多肉質で紫色の花は3月~5月頃咲くと言われていますが、公園内では去年の今頃にはもう咲いていましたし、今年ももうすぐ咲きそうです。


コゴメイヌノフグリ

念館口駐車場下の園路脇の石垣の前の陽だまりで、コゴメイヌノフグリがいよいよ白い花を開花させ始めました。コゴメイヌノフグリは南ヨーロッパ原産のゴマノハグサ科の越年草で、小石川植物園が1961年にヨーロッパから種子交換で入手して栽培したものです。今では数が増えて植物園内ではどこでもふつうに見られますし、それが都内各地で野生化して、さらに広がりつつあります。
桜ヶ丘公園170214アセビ連結.jpg 上:ウメ / 下:アセビ

ウメ

ウメの花がどんどん咲いてきて、連光寺公園南側の梅林の白梅は満開になっています。また、大松山に南側斜面や遊びの広場に植えられた紅白の梅もかなり咲き出していて、見頃を迎えています。ウメはバラ科の落葉高木で、中国原産の花木です。日本には朝鮮半島を経由して渡ってきたと言われていますが、正確な渡来時期は不明です。ただし「万葉集」には100種を超える歌が詠まれていますので、奈良時代にはすでに栽培されていたようです。


アセビ

ゆうひの丘入口に植えられたピンク色のアセビの花が咲き出しました。アセビはツツジ科の常緑低木で、日本の本州、四国、九州の山地に自生しています。早春になるとたくさんの花の付いた花穂を垂らして、白いつぼ状の花を咲かせますが、園芸品種にはピンクの花を付けるアケボノアセビなどもあります。アセビ(馬酔木)という名前は、馬が葉を食べると毒に当たって酔ったようにふらつくようになるところから付いたとされています。

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