お知らせ

2017年1月12日

桜ヶ丘公園の動植物情報

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1月上旬の野草の花6種と木の花2種

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

年が明けて三が日を過ぎ、毎日厳しい寒さが続いていますが、公園内の草木には早くも早春を彩る花が開花し始めています。そこで今回は開花したばかりの野草の花6種と木の花2種をご紹介いたします。今回は春一番の花のご紹介ですので、これらの花が見ごろを迎える頃には、もう一度満開の花をご紹介しようと考えています。

なお、写真はすべて1月7日に撮影しました。
桜ヶ丘公園170107ホトケノザ連結.jpg 上:オオイヌノフグリ / 下:ホトケノザ

オオイヌノフグリ

東部団地口周辺の草原の中でオオイヌノフグリが小さなスカイブルーの花を咲かせ始めています。オオイヌノフグリはオオバコ科ゴマノハグサ科)の越年草で、ヨーロッパ原産の野草です。日本を含むアジア、北アメリカ、南アメリカ、オセアニア、アフリカに外来種の帰化植物として定着しています。日本に入ったのは明治初年と推定されていますが、1880年代に東京で見られてから急速に拡大して、1920年前後には全国的に定着しました。


ホトケノザ

オオイヌノフグリの咲いているそばでホトケノザも赤紫色の花を咲かせ始めました。ホトケノザはシソ科の越年草で、アジアやヨーロッパ、北アフリカに広く分布しています。日本では本州、四国、九州、沖縄に自生しています。春の七草のひとつに「ほとけのざ」がありますが、これはキク科のコオニタビラコのことで、本種と混同されることもありますが、本種は食用ではありませんので注意を要します。
桜ヶ丘公園170107ハルノノゲシ連結.jpg 上:ナズナ / 下:ハルノノゲシ

ナズナ

オオイヌノフグリとホトケノザが咲いているのと同じ草原ではナズナも目立たない白い花を開花させています。ナズナはアブラナ科の越年草で、東ヨーロッパ~西アジア原産の野草です。日本には弥生時代にムギの栽培の伝来とともに渡来した史前帰化植物と考えられています。ペンペングサやシャミセングサという別名が良く知られていますが、これは「ぺんぺん」は三味線を弾く擬音語を表していること、また花の下についている果実の形が三味線の撥(ばち)によく似ていることによります。


ハルノノゲシ

遊びの広場の明るい草原の中などで背丈を伸ばし始めたハルノノゲシに黄色い花が咲き始めました。ハルノノゲシは単にノゲシ(こちらが正式名)とも呼ばれますが、キク科の越年草で、ヨーロッパ原産の現在は世界中に広まっている植物です。日本には縄文・弥生時代に史前帰化植物として入ってきたと考えられています。日当たりの良い荒地や道端などに生えていて、普通2月~8月に黄色の花を咲かせます。1月の開花は非常に早いもので、ひだまりの暖かい環境だからと思われます。
桜ヶ丘公園170107カタバミ連結.jpg 上:タチツボスミレ / 下:カタバミ

タチツボスミレ

遊びの広場に降りる木道の下の急斜面でタチツボスミレが薄紫色の花を咲かせ始めています。この公園内のスミレ類の中ではここのタチツボスミレが一番早く開花しました。タチツボスミレはスミレ科の多年草で、北海道~沖縄、朝鮮半島南部、中国南部まで広く分布しています。スミレ類は地上茎のあるタイプと無いタイプに大きくは分けられますが、地上茎の無いスミレの代表が「スミレ」だとしたら、本種は地上茎のあるスミレの代表で、個体数は日本産スミレの中で最大と言われています。


カタバミ

公園内の明るくて陽だまりになっている草原の中でカタバミの小さくかわいらしい黄色の花が咲き出しました。カタバミはカタバミ科の多年草で、世界中の温帯~熱帯地域に広く分布しています。葉はハートの形の3枚がとがった先端を寄せ合わせた形をしていて、よくマメ科のクローバー(シロツメグサ)と間違われますが、クローバーは葉の形状が丸く白い線があって全く異なる植物です。
桜ヶ丘公園170107マンサク連結.jpg 上:ソシンロウバイ / 下:マンサク

ソシンロウバイ

お花見坂のセンダンの木の下に植えられているソシンロウバイの木に、半透明な質感のクリーム色の花がたくさん咲き出しています。ソシンロウバイはロウバイ科の落葉低木でロウバイの園芸品種です。ロウバイは中国中部原産で、江戸時代初期に朝鮮半島を経由して渡来しました。なお、ロウバイの花は外側の花びらはクリーム色ですが、中心部は暗紫色をしています。これに対してソシンロウバイは花全体がクリーム色の花を咲かせます。


マンサク

ゆうひの丘のあずまや周辺に植えられているマンサクがオレンジ色の糸くずのような花を広げだしています。まだまだ小さな花ですが、もう少し先には花びらがもっと大きく広がるでしょう。また、マンサクのそばには中国産のシナマンサクも小さな花を咲かせ始めていますが、こちらは枯葉が冬の間中残っているので区別は容易です。マンサクはマンサク科の落葉小高木で、日本の本州の太平洋側から九州に分布しています。

ページの先頭へ戻る