お知らせ

2016年7月28日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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7月下旬の野草4種の花と樹木2種の花、昆虫2種

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梅雨明け間近の桜ヶ丘公園内で、7月24日に動植物の撮影を行いました。花壇やセンターのグリーンカーテン、公園内の草地などでは次々と夏を迎える花が開花し、これらの花の蜜を求める虫の姿も数多く見られます。そこで今回は野草4種の花と実、および樹木2種の花、そして昆虫2種をご紹介いたします。

桜ヶ丘公園160724コバギボウシ連結.jpg 上:フウセンカズラ / 下:コバギボウシ

フウセンカズラ

サービスセンターの窓の外のグリーンカーテンのフウセンカズラがつるを伸ばしながらネットを這い上がって、たくさんの小さな花を咲かせ、また緑色の紙風船のような実を付け始めています。フウセンカズラはムクロジ科のつる性一年草で、熱帯・亜熱帯のアジア、アフリカ原産の植物です。風船状の果実を見て楽しむために栽培されますが、ツルを伸ばしてよく茂るので、グリーンカーテンや壁面緑化にも使われます。


コバギボウシ

田んぼの畦にたくさん生えているコバギボウシからたくさんの花茎が立ち上がって、そこに紫色の花がいっぱい咲いて、見ごろとなっています。コバギボウシはユリ(キジカクシ)科の多年草で、北海道から本州、四国、九州までの広い地域に分布しています。日当たりの良い湿った草原や湿地などに自生していますが、ちょっと前に開花したオオバギボウシと比べると、全体的に小さく、花色はかなり紫色が濃いのが特徴です。
桜ヶ丘公園160724ヘクソカズラ連結.jpg 上:ノカンゾウ / 下:ヘクソカズラ

ノカンゾウ

とんぼの広場の振りの斜面の保護柵の中でノカンゾウが開花して、これから毎日たくさんの花を咲かせそうです。ノカンゾウはユリ(ススキノキ)科の多年草で、本州~沖縄、中国に分布しています。近縁種のヤブカンゾウの花は八重で、ノカンゾウの花は一重咲きですが、花が咲いていないとほとんど区別はできません。ユリに似たオレンジ色の花は一日花で、朝開花して夕方にはしぼみます。春の若葉はヤブカンゾウと共に食用にされます。


ヘクソカズラ

あちこちの日当たりが良く明るい草原の花の背の高い草や草地境界のフェンスなどに絡み付いたヘクソカズラの花が開花し始めています。ヘクソカズラはアカネ科のつる性多年草で、日本を含むアジア各地に分布しています。葉や茎に悪臭があるので屁糞葛(へくそかずら)の名が付けられましたが、花の中心が紅紫色で、その色合いが灸を据えた痕のようなので、ヤイトバナ(灸花)という別名があります。秋に稔る果実は黄褐色でピカピカ光る球形ですので、リースなどにも利用されます。
桜ヶ丘公園160724ヤマハギ連結.jpg 上:クサギ / 下:ヤマハギ


クサギ

野草園の脇に生えているクサギに長い雄しべが目立つ白い花が咲き出しました。クサギはクマツヅラ(シソ)科の落葉小高木で、日本、朝鮮半島、中国に分布しています。葉に触るとちょっと変わった臭いがするのでこの名前が付けられましたが、秋には青色の果実が熟して周囲に真赤なガクが開いて残っているため、青と赤の色のコントラストで良く目立ちます。この果実は草木染めに使うと、媒染剤無しで絹糸を鮮やかな空色に染めることができます。


ヤマハギ

もみじ平の縁の斜面の上に生えているヤマハギに赤紫色の花が開き始めています。ヤマハギなマメ科の落葉低木で、北海道~九州、朝鮮半島、中国、ウスリーに分布しています。山地の林縁や里山の草刈り地などに生えていますが、刈り取られなければ2mぐらいの高さに成長します。同属のマルバハギとよく似ていますが、マルバハギは花柄が短くて花が葉の間に咲いているように見えるのに対して、ヤマハギの花柄は長く葉の外側に花が咲くので区別できます。

桜ヶ丘公園160724オオシオカラトンボ連結.jpg 上:シロテンハナムグリ / 下:オオシオカラトンボ

シロテンハナムグリ

アベリアの花穂の中にもぐりこむようにして、シロテンハナムグリが蜜を吸っていました。シロテンハナムグリはコガネムシ科の甲虫で、日本、台湾などのアジアの一部に生息しています。ハナムグリ類としては大型で、花より樹液や果実に多く集まります。また、環境の悪化に大変強い甲虫で、都心の公園や緑地、臨海の埋め立て地などでも飛んでいる姿が良く見られます。


オオシオカラトンボ

田んぼの畦のコバギボウシの花穂の先にオオシオカラトンボが止まって、撮影中もずっと動かずにいました。オオシオカラトンボはトンボ科のトンボの一種で、北海道、本州、四国、九州、沖縄に分布しています。平地から低山地にかけての池や水田などに見られ、同じようなところに生息しているシオカラトンボとよく似ています。ただ、オオシオカラトンボの方が体が少し大きく、胴体も太く、また腹部の先の黒い部分がシオカラトンボより小さいことや複眼が黒い(シオカラトンボは青緑色)ことで区別はつきます。

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