お知らせ

2016年7月21日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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7月中旬の野草の花4種と動物4種

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7月も半ばを過ぎて、梅雨明けも間近となってきました。公園内の草木は次々と花を咲かせ、そこには昆虫や小動物がたくさん見られます。そこで今回は水辺に生育する野草の花4種と、ここに生息している動物4種をご紹介いたします。

なお、写真はすべて7月17日に撮影しました。

桜ヶ丘公園160717ヌマトラノオ連結.jpg 上:ミソハギ / 下:ヌマトラノオ

ミソハギ

わき水の広場の水路の中に生えているミソハギの花が大分数を増やしてきています。8月のお盆にかけてどんどん花の数を増やしていくでしょう。ミソハギはミソハギ科の多年草で、日本と朝鮮半島に分布しています。湿地や田の畦などに生え、また栽培もされていて、お盆のころに紅紫色の花をたくさん咲かせます。このため、お盆に飾る花として使われますので、ボンバナ、ショウリョウバナなどの別名があります。


ヌマトラノオ

わき水の広場の水路際や田んぼの畦などに自生しているヌマトラノオの白い花が開花し始めています。ヌマトラノオはオカトラノオと同属の植物ですが、花穂はオカトラノオのように横にたなびくことはなく、上に向かって立っています。このヌマトラノオはサクラソウ科の多年草で、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国に分布しています。沼沢地や湖岸などの水辺に生育する植物ですが、長期間の沈水にはあまり大きな抵抗力を持っていません。
桜ヶ丘公園160717ミズオオバコ連結.jpg 上:オモダカ / 下:ミズオオバコ

オモダカ

田んぼの水の中に生えているオモダカの白い花がかなり咲き出しています。同じ所に生えているコナギも紫色の花を間もなく開花させます。オモダカはオモダカ科の多年草で、日本を含むアジアと東ヨーロッパの温帯域~熱帯域に広く分布しています。水田や湿地、ため池などに自生する水生植物ですが、オモダカの栽培変種のクワイは塊茎が肥大化していて食用に栽培されています。


ミズオオバコ

田んぼの水中に大きな葉を広げているミズオオバコが水面の上に薄いピンク色の花を咲かせています。オオバコにそっくりな葉を水の中に広げているのでミズオオバコという名前が付きました。ミズオオバコはトチカガミ科の一年草で、日本を含むアジアやオーストラリアに分布しています。湖沼やため池、水田などに沈水状態で生育する植物ですが、夏から秋にかけて、水面に花茎を伸ばして3弁の一日花を咲かせます。
桜ヶ丘公園160717ジャコウアゲハ幼虫連結.jpg 上:ジャコウアゲハ雌 / 下:ジャコウアゲハ幼虫

ジャコウアゲハ(メス)

田んぼと外の道路を隔てているフェンスに絡み付いて、不思議な色と形をした花を咲かせているウマノスズクサに産卵しようとして飛んできたジャコウアゲハのメスが、ちょっとお休みして近くのヤブガラシの花の蜜を吸っていました。ジャコウアゲハはアゲハチョウ科のチョウの一種で、日本、朝鮮半島、中国東部、台湾、ロシア沿海地方に分布しています。河原や荒れ地などの明るい場所で良く見かけますが、それは、そこに食草のウマノスズクサが生育しているからです。


ジャコウアゲハ幼虫

ウマノスズクサの茎や葉には、少し前に産み付けられた卵が孵化して、たくさんの幼虫が葉を食べながら成長しています。この幼虫はウマノスズクサ類を食草として育ち、春から夏にかけて3~4回成虫が発生します。食草のウマノスズクサ類には毒性があって、幼虫はこれを食べることによって体内に毒を蓄積します。この毒は一生を通して体内に残るので、捕食者が食べると中毒を起こすので、捕食しなくなります。
桜ヶ丘公園160717ニホンアマガエル連結.jpg 上:ナガコガネグモ / 下:ニホンアマガエル

ナガコガネグモ

田んぼの稲の葉の間にクモの巣を掛けたナガコガネグモが、ジグザグのリボン状の白い隠れ帯がある杉の辻の中心で、じっとエサの虫がかかるのを待っていました。(写真は腹側から見たナガコガネグモ)ナガコガネグモはコガネグモ科のクモの一種で、世界的には旧北区に広く分布していて、日本でも北海道~沖縄に生息しています。人家の周辺から山麓にまで見られ、明るい草原や水田のあまり高くないところに垂直円網を作ります。


ニホンアマガエル

田んぼの敷地内の園路際に自生しているセンニンソウと交じり合ってつるを伸ばしているヤブガラシの葉の上にニホンアマガエルがちょこんと止まっていました。日本アマガエルはアマガエル科のカエルの一種で、日本、朝鮮半島、中国東部に分布しています。体色は腹側が白色で、背中側が黄緑色ですが、たまに色素細胞の変異が起こって、体色が青や黄色の個体が出てくることもあります。

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