お知らせ

2016年7月 7日

桜ヶ丘公園の動植物・風景情報

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7月上旬の野草の花8種
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梅雨の晴れ間が数日続いた7月の上旬、気温はぐんぐん上昇して猛暑の様相となりました。このような暑さの中、公園内の植物たちにもいよいよ夏の花が咲き始めていますので、今回はこれらの中から野草の花8種をご紹介いたします。

なお、写真はすべて7月3日に撮影しました。

桜ケ丘公園160703ヤブミョウガ連結.jpg 上:オオキツネノカミソリ / 下:ヤブミョウガ

オオキツネノカミソリ

7月に入ってすぐ、ゆうひの丘の保護柵の中で、オオキツネノカミソリの花が咲き始めました。近縁のキツネノカミソリの花とそっくりな花ですが、雄しべが花びらの先端より先まで突き出ている点と、開花が半月ほど早いことで区別ができます。オオキツネノカミソリはヒガンバナ科の多年草で、本州の関東地方以南から九州に分布しています。キツネノカミソリの変種とされていますが、どちらもヒガンバナと同じように、花の咲くころには葉は無く、花茎だけが伸びてその先端に花が咲きます。


ヤブミョウガ

雑木林の林床の少し湿った場所に生えているヤブミョウガに白い花が咲き出しています。ヤブミョウガはツユクサ科の多年草で、本州の関東地方以南~九州、朝鮮半島、中国、台湾に分布しています。名前のように、ミョウガに似た葉を互生させますが、ミョウガはショウガ科の植物なので近縁関係にはなく、花の構造も全く異なっています。
桜ケ丘公園160703チダケサシ連結.jpg 上:コバノカモメヅル / 下:チダケサシ


コバノカモメヅル

背の高い草の茎や葉につるを絡ませて伸び上がったコバノカモメヅルが、あずき色の小さな風車のような花を咲かせ始めました。コバノカモメヅルはガガイモ科のつる性多年草で、本州の関東地方、中部地方、近畿地方の草原や湿地に自生しています。花が終わると径7mm、長さ5~7cm程の、花と比べるととても大きな袋果(実)を付け、秋にはこの実が割れて、中から細い毛がたくさん付いた種子が出てきます。


チダケサシ

とんぼの広場の池の端やわき水の広場の水路沿いなどで、チダケサシが枝分かれした花穂に小さなピンク色の花をたくさん咲かせ始めています。チダケサシはユキノシタ科の多年草で、本州、四国、九州、国外では東アジア、北アメリカに広く分布しています。湿原、林縁、湿った草原など、湿り気のある場所に多く自生しています。

桜ケ丘公園160703キツリフネ連結.jpg 上:アキノタムラソウ / 下:キツリフネ

アキノタムラソウ

公園内のあちこちの草原の半日陰になった場所などに生えているアキノタムラソウが、長く伸ばした花茎にたくさんの薄紫色の花を咲かせ始めました。アキノタムラソウはシソ科の多年草で、本州~沖縄、朝鮮半島、中国に分布しています。名前にアキノが付いていますが、花期は7月~11月と、夏から晩秋に渡っていて、とても長く花を咲かせる植物です。


キツリフネ

赤い実の道沿いの谷筋の中のツリフネソウとキツリフネの混合群生地で、キツリフネの黄色い花が咲き出しました。キツリフネはツリフネソウ科の一年草で、ユーラシア、北アメリカ大陸に広く分布しています。日本では北海道、本州、四国、九州の丘陵地から山地にかけて分布していて、水辺などのやや湿った薄暗い場所に自生しています。
桜ケ丘公園160703レンゲショウマ連結.jpg 上:ヒヨドリバナ / 下:レンゲショウマ

ヒヨドリバナ

雑木林の林縁などにたくさん生えているヒヨドリバナの花穂に、フジバカマに似た白い花が咲き出しました。ヒヨドリバナはキク科の多年草で、日本各地の林道の脇、草原、渓流沿いなどに自生しています。フジバカマに似ていますが、フジバカマの葉は3裂するのに対して、本種の葉は裂けないので区別できます。


レンゲショウマ

野草園に植えたレンゲショウマには前から球形のつぼみがたくさん付いていましたが、いよいよその一つが開花し、ニュアンスのある色合いのピンクの花が咲きました。レンゲショウマはキンポウゲ科の多年草で、本州の東北地方南部~近畿地方の太平洋岸の温暖域に分布していて、山地から深山の湿り気のある林床に自生しています。花が蓮に、葉がサラシナショウマに似ているのでこの名が付けられました。

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