お知らせ

2016年6月30日

桜ヶ丘公園の動植物・風景情報

6月も残すところ数日となり、梅雨も本格化して雨の降る日が多くなってきました。このような状況の中、公園内の植物には次々と花が咲き出しています。そこで今回は、今咲いている草花6種と木の花2種をご紹介いたします。

なお、写真はすべて6月27日に撮影しました。
桜ケ丘公園160627トモエソウ連結.jpg 上:トケイソウ / 下:トモエソウ

トケイソウ

サービスセンター前に植えたトケイソウが、フェンスにつるを絡みつかせて伸び上がって、あちこちにいくつも花を咲かせています。トケイソウはトケイソウ科の主につる性の多年草で、アメリカ熱帯地域を中心に約500種が分布しています。花を楽しむ種類のほかに、果物として利用される種類もあります。


トモエソウ

サービスセンター入口脇の花壇に植えてあるトモエソウが、今年も大きな黄色い花を次々に咲かせています。トモエソウはオトギリソウ科の多年草で、北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国、シベリアに広く分布していて、山地や河川敷などの日当たりの良い草地に自生しています。花は、写真のように、巴形のゆがんだ形をしていて、これが和名の由来になっています。
桜ケ丘公園160627ネジバナ連結.jpg 上:ヒメヒオウギズイセン / 下:ネジバナ

ヒメヒオウギズイセン

公園内の数ヶ所に自然繁殖して増えているヒメヒオウギズイセンに鮮やかな朱色の花が咲き始めています。ヒメヒオウギズイセンはアヤメ科ヒオウギズイセン属のヒオウギズイセンとヒメトウショウブとの交配種です。両親とも南アフリカ産ですが、耐寒性に優れ、繁殖力も旺盛ですので、全世界で野生化しています。


ネジバナ

ゆうひの丘の斜面の草原など、公園内の明るい草原の中で、ネジバナがピンク色の花を次々に咲かせています。ネジバナはラン科の多年草で、日当たりの良い背の低い草地によく生育しています。ふつうはピンク色の小さな花をたくさん細長い花茎に密着させるように付けますが、その花が花茎の周りに螺旋状に並んで咲くのが和名の由来になっています。
桜ケ丘公園160627オカトラノオ連結.jpg 上:ヤブカンゾウ / 下:オカトラノオ

ヤブカンゾウ

田んぼの畦や草原の中などに生えているヤブカンゾウが花茎を伸ばして、その先に朱色で八重咲きの派手な花を咲かせ始めました。ヤブカンゾウはユリ科の多年草で、日本と中国に分布しています。ただし日本に分布するヤブカンゾウは古い時代に中国から渡来したものでは、と考えられています。栽培されていたものが逃げ出して野生化していますが、これらも人間の生活圏に限って出現する「人里植物」となっています。


オカトラノオ

旧聖蹟記念館に向かって大松山を登る園路の脇にある保護柵の中に群生しているオカトラノオが花茎の先の花穂にたくさんの白い花を咲かせています。オカトラノオはサクラソウ科の多年草で、北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国に分布していて、山野の日当たりの良い草原に自生しています。花穂は途中から横向きに曲がっているのが特徴で、この様子を虎の尻尾に見立てて和名が付けられました。

桜ケ丘公園160627ネムノキ連結.jpg 上:リョウブ / 下:ネムノキ

リョウブ

杉の辻近くの園路際やゆうひの丘の階段下に植えられているリョウブが、枝分かれした花穂に白い花をたくさん咲かせています。リョウブはリョウブ科の落葉小高木で、北海道南部から九州、韓国の済州島までの山林に多く自生しています。昔は飢饉の時の救荒植物として利用されていて、これを育て蓄えることが法で決められていたので令法(りょうぶ)という名が付けられたそうです。


ネムノキ

拓魂碑の広場のシンボルツリーになっている大きなネムノキにピンク色の綿菓子のような花がたくさん咲いていて、遠目にもピンクの雲がたなびいているように見えます。ネムノキはマメ科の落葉高木でイラン、アフガニスタン、中国南部、朝鮮半島、日本の本州、四国、九州に自生しています。和名のネムは、夜になると葉が閉じること(就眠運動)に由来しています。

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