お知らせ

2016年6月16日

桜ヶ丘公園の動植物・風景情報

梅雨入りしたとはいえ、晴れた日には夏の暑さとなります。今回は、このような夏を思わせる日に公園内で咲く、野草の花4種と木の花4種をご紹介いたします。

なお、写真はすべて6月12日に撮影しました。
桜ケ丘公園160612ウマノスズクサ連結.jpg 上:ウツボグサ / 下:ウマノスズクサ

ウツボグサ

旧多摩聖蹟記念館前に自生しているウツボグサが太い円筒形の花穂に下から上に向かって紫色の花を次々に咲かせて見ごろを迎えています。ウツボグサはシソ科の多年草で、東アジアの温帯域の日当たりの良い山野の草地に群生して自生しています。ウツボグサという名前は、円筒形の花穂の形が弓矢を入れる靫(うつぼ)に似ていることに由来しています。


ウマノスズクサ

公園の田んぼの入口脇のフェンスにツルを絡みつかせて伸びているウマノスズクサが地味な濃紫色の奇妙な形の花を咲かせています。ウマノスズクサはウマノスズクサ科のつる性多年草で、関東地方以南の日本の日当たりの良いところ、特に草刈りをされている里山や河川敷などに生えています。和名は葉の形が馬の顔に似ていて、花の球形の部分が馬の首に掛ける鈴に似ていることに由来しています。
桜ケ丘公園160612ブタナ連結.jpg 上:ムラサキウマゴヤシ / 下:ブタナ

ムラサキウマゴヤシ

百地ヶ丘から続く斜面の草地の聖ヶ丘口近くの保護柵の中で、ムラサキウマゴヤシが紫色の花を咲かせ始めています。ムラサキウマゴヤシはマメ科の多年草で、中央アジア原産の植物です。アルファルファ、ルーサンとも呼ばれていて、日本には牧草として明治時代に導入されました。最近ではスプラウトの状態でサラダなどにも使われています。


ブタナ

杉の辻から大谷戸公園に向かう園路脇の斜面の草地など、公園内の明るい草地で、ブタナが細長い花茎の先にタンポポに似た黄色い花を咲かせています。群生しているところでは黄色い花がたくさん空中に浮かんでいるようで、とてもきれいです。ブタナはキク科の多年草で、原産地はヨーロッパですが、日本には昭和初期に入ってきて、現在は北海道や本州の広い範囲に分布しています。

桜ケ丘公園160612アカメガシワ連結.jpg 上:ムラサキシキブ / 下:アカメガシワ

ムラサキシキブ

公園内の雑木林の林縁などにたくさん生えているムラサキシキブが、黄色い雄しべが目立つピンク色の花を咲かせ始めました。ムラサキシキブはクマツヅラ科の落葉低木で、日本、朝鮮半島、中国、台湾に分布しています。秋に光沢のある紫色の小さな果実を葉の付け根のあたりにまとめて付けるのが特徴ですが、近縁の別種に丈の低いコムラサキがあって、こちらの方が紫色の実が良く目立つので、庭木として広く普及しており、これをムラサキシキブと呼ぶこともあります。


アカメガシワ

大谷戸公園手前の園路脇の林縁に生えているアカメガシワが、たくさん枝分かれした花穂にクリーム色の小さな花をたくさん咲かせ始めました。写真は雄株の花ですが、雌株の花とは花穂の形がかなり違っています。アカメガシワはトウダイグサ科の落葉高木で、本州の岩手・秋田県以南、四国、九州、中国南部、台湾に分布しています。新芽が鮮紅色であることと、葉が柏のように大きくなることからこの名前が付けられました。
桜ケ丘公園160612カシワバアジサイ連結.jpg 上:ナツツバキ / 下:カシワバアジサイ

ナツツバキ

公園は内に何カ所か植えられているナツツバキが白い花を開き始めました。ナツツバキの仲間のヒメシャラもナツツバキよりはずっと小さい白い花を咲かせています。ナツツバキはツバキ科の落葉高木で、宮城県以西の本州、四国、九州、朝鮮半島南部に自生しています。花が美しいので栽培されることも多く、シャラノキとも呼ばれています。


カシワバアジサイ

杉の辻の交差点脇の木製の花壇に植えられているカシワバアジサイが白い花を円錐形の花穂に咲かせています。カシワバアジサイはアジサイ科(ユキノシタ科)の落葉低木で、北アメリカ東南部が原産地です。葉が大きくて深い切れ込みが入った形が柏の葉のように見えることからこの名前が付けられました。また、紅葉も楽しむことができて、晩秋になると葉は深みのある赤色に色づきます。

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