お知らせ

2016年6月 9日

桜ヶ丘公園の動植物・風景情報

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月上旬の野草の花2種と木の花6種
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6月に入って雨の日が増えてきて、とうとう梅雨入りとなりました。この時期の花はアジサイに代表されるように、雨に打たれて美しさを増すものが多いようです。そこで今回は、雨空の下に咲く野草の花2種と木の花6種をご紹介いたします。

なお、写真はすべて6月6日に撮影しました。

桜ケ丘公園160606イモカタバミ連結.jpg 上:ヒメジョオン / 下:イモカタバミ

ヒメジョオン

6月に入ってヒメジョオンの花がたくさん咲くようになりました。5月までは仲間のハルジオンが主流でしたが、今ではすっかりヒメジョオンが主役になっています。ヒメジョオンはキク科の一年草で、原産地は北アメリカですが、現在はヨーロッパやアジアに移入して、広く分布しています。日本には1865年ごろに観賞用植物として渡来しましたが、明治時代には早くも野生化して、どこにでも見られる雑草となっていました。

イモカタバミ

サービスセンター入口脇の植え込みの下で、イモカタバミが花を咲かせています。珍しいことに、ここには普通のピンク色花のほかに、ほとんど白い色の花も見られます。イモカタバミはカタバミ科の多年草で、南アメリカの比較的標高の高い地域に広く分布しています。日本には第二次世界大戦後に観賞用として導入されて、その後帰化植物として広く見られるようになりました。

桜ケ丘公園160606セイヨウアジサイ連結.jpg 上:ガクアジサイ / 下:セイヨウアジサイ

ガクアジサイ

公園内のあちこちに植えられているガクアジサイが花を咲かせ始めました。ガクアジサイはユキノシタ科(アジサイ科)の落葉低木で、関東地方南部の沿岸地域や伊豆諸島などに分布しています。花穂の中心部にある珊瑚状のものが花(両性花)で、その周辺にある小花のように見えるものは装飾花(萼片)です。この花の構造が額縁のように見えるので、ガクアジサイという名前が付けられました。

セイヨウアジサイ

東部団地口竹林の前に列植されているセイヨウアジサイもブルーやピンク色の花を本格的に咲かせ始めています。セイヨウアジサイはユキノシタ科(アジサイ科)落葉低木で、日本原産のガクアジサイのいくつかの品種をもとにヨーロッパで品種改良されて花穂全体が球形ですべて装飾花になったものです。これが日本に逆輸入されて、その後日本でも盛んに品種改良されています。
桜ケ丘公園160606キンシバイ連結.jpg 上:ビヨウヤナギ / 下:キンシバイ

ビヨウヤナギ

記念館口近くに植えられているビヨウヤナギが大きな黄色の花びらと長い雄しべが目立つ花を咲かせています。ビヨウヤナギはオトギリソウ科の半落葉低木で、中国原産の樹木です。日本には約300年前に観賞用として渡来しました。花が美しく、葉が柳の葉に似ていることからこの名前が付きました。なお、この花によく似た花を咲かせるオトギリソウ科の多年草のトモエソウがサービスセンター入口脇の花壇に植えられていて、間もなく花を咲かせます。

キンシバイ

ビヨウヤナギと近縁のキンシバイも、ゆうひの丘駐車場近くの花壇で大きな黄色い花を咲かせています。ビヨウヤナギと比べると花色は若干オレンジ味を帯びています。キンシバイもオトギリソウ科の半落葉性小低木で、中国原産の樹木です。江戸時代に渡来したといわれていて、花の形が梅に似ていて、色が黄色なのでこの名前が付きました。ビヨウヤナギの花と似た花を咲かせますが、雄しべの長さが違うので区別できます。
桜ケ丘公園160606タイサンボク連結.jpg 上:クマノミズキ / 下:タイサンボク

クマノミズキ

5月に花を咲かせたミズキはもう実を付けていますが、6月の花クマノミズキが花を咲かせ始めています。クマノミズキはミズキ科の落葉高木で、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国、台湾、ヒマラヤ、アフガニスタンに広く分布しています。樹形や葉の形や花など全体的にミズキと姿がよく似ていて、またこの2種の樹木は同じような場所に生えているのですが、クマノミズキはミズキより約一か月遅く花を咲かせるので区別は容易です。

タイサンボク

拓魂碑の広場に植えられているタイサンボクが、昨冬に強剪定を受けたにもかかわらず、大きな白い花を咲かせました。タイサンボクはモクレン科の常緑高木で、北アメリカ中部原産で、アメリカ合衆国南部を象徴する花木とされています。現にミシシッピ州とルイジアナ州では州花に指定されていて、またミシシッピ州は州内にタイサンボクが多いことからタイサンボクの州(マグノリア・ステート)という愛称があります。日本には明治時代の初めに入ってきて、現在では広く植えられています。

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