お知らせ

2016年6月 2日

桜ヶ丘公園の動植物・風景情報

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6月初頭の野草の花4種と木の花4種
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梅雨入りの6月を迎えて、晴れると暑く、雨の日は逆に肌寒いという、気温の上下が激しい時期となっていますが、今回はこの時期に咲く野草の花4種と木の花4種をご紹介いたします。

なお、写真はすべて6月1日に撮影しました。

桜ケ丘公園160601ノハナショウブ連結.jpg 上:ギンリョウソウ / 下:ノハナショウブ

ギンリョウソウ

茂った木の下などの、落葉が積もって湿気があり薄暗い場所で、ギンリョウソウが茎も花も白い不思議な花を咲かせています。ただし、花の中を覗き込むと青い眼玉のような雌しべが見えます。ギンリョウソウはイチヤクソウ科の多年草で、日本、千島列島、サハリン、朝鮮半島、中国、台湾、インドシナ、ビルマ、ヒマラヤに広く分布しています。山地の湿り気のある場所に生育していて、土中の菌類から栄養を得て生活する腐生植物としては最も有名なもののひとつです。


ノハナショウブ

とんぼの広場の普段は水の無い下の段の池の中でノハナショウブが紫色の花を咲かせ始めました。ノハナショウブはアヤメ科の多年草で、日本、朝鮮半島、中国の水辺や湿原、湿った草原に自生しています。ハナショウブの原種で、アヤメやカキツバタと違って紫色の花びらの基部に黄色の筋が入るのが特徴です。

桜ケ丘公園160601ドクダミ連結.jpg 上:コヒルガオ / 下:ドクダミ

コヒルガオ

明るい草原の中で他の草などにツルを絡みつかせたコヒルガオが、薄いピンク色の花を咲かせています。コヒルガオはヒルガオ科のつる性多年草で、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国、台湾から東南アジアにまで広く分布しています。近縁種のヒルガオとよく似ていますが、花全体の大きさがやや小さく、花柄の上部に狭い縮れた翼があることで区別することができます。


ドクダミ

あちこちでドクダミの白い花が咲き始め、たくさんの白い花の群落になっているところは見ごたえがあって、なかなかきれいなものです。ドクダミはドクダミ科の多年草で、アジアの温帯から熱帯にかけて広く分布していて、日本でも本州、四国、九州でごくふつうに見られます。4枚の白い花びらは実は花びらではなく総苞で、その中心にある棒状の花穂に淡黄色の小さな花を密集させて咲かせます。
桜ケ丘公園160601ヤマアジサイ連結.jpg 上:コマツナギ / 下:ヤマアジサイ

コマツナギ

ゆうひの丘の階段下のフェンスから顔を覗かせているコマツナギが、上を向いた花穂にたくさんの赤紫色の花を咲かせ始めました。体が小さくきゃしゃですが実は草ではなく木です。ですから分類上はマメ科の小低木で、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国に分布しています。茎が丈夫で馬をつなぎ止めることができることからコマツナギと名付けられました。


ヤマアジサイ

旧聖蹟記念館の裏の園路脇に植えられているヤマアジサイの群落で、白い花が一斉に咲き出しています。ヤマアジサイはアジサイ科の落葉低木で、福島県の太平洋側以南の本州、四国、九州に分布しています。半日陰の湿り気のある林内や沢沿いなどに生育していますので、サワアジサイの別名があります。小さな両性花の集まった円盤状の花穂の縁に装飾花を付けるのはガクアジサイと同じですが、ガクアジサイよりも花は小型なので、コガクと呼ばれることもあります。
桜ケ丘公園160601クロガネモチ連結.jpg 上:シモツケ / 下:クロガネモチ

シモツケ

公園内の数カ所に植えられているシモツケが円盤状の花穂にたくさんのピンク色小さな花を咲かせ出しました。シモツケはバラ科の落葉低木で、日本、朝鮮半島、中国の山野に自生しています。シモツケという名前は現在の栃木の「下野国(しもつけのくに)」で見つかったことに由来していますが、同じシモツケ属の仲間にコデマリやユキヤナギがあります。


クロガネモチ

クロガネモチの木の枝先に小さな花がたくさん咲き出しています。クロガネモチはモチノキ科の常緑高木で、茨木・福井以西の本州、四国、九州、沖縄、中国、台湾、インドシナに分布しています。秋にはたくさんの真っ赤な実を付け、美しいので庭木や公園樹、街路樹などとして植えられていますが、この時期に咲き始めている淡紫色の小さな花は地味でほとんど目立ちません。

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