お知らせ

2016年5月26日

桜ヶ丘公園の動植物・風景情報

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
月下旬の野草の花種と木の花3種
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5月も下旬にさしかかり、まるで真夏のような暑い日が続くようになっています。このような気候の中で、公園内の木々や野草にも次々と花が咲いていますので、今回はその中から野草の花5種と木の花3種をご紹介いたします。

なお、写真はすべて5月22日に撮影しました。

桜ケ丘公園160522ホタルブクロ連結.jpg 上:ナルコユリ / 下:ホタルブクロ

ナルコユリ

おもいでの道脇の草原やドッグラン裏の草原の中で、ナルコユリが長く伸びた茎の下に白~グリーンのグラデーションの筒型の花をたくさん吊り下げています。ナルコユリはユリ科の多年草で、本州~九州、朝鮮半島、中国北東部に分布しています。茎の下に花をたくさん並べてぶら下げている姿が、鳥を追い払ったり、侵入者を知る目的で、長い縄に板と竹を結び付けてたくさんぶら下げて音を出すようにした鳴子(なるこ)に似ているため、この名が付けられました。


ホタルブクロ

遊びの広場の木道下の斜面やゆうひの丘裏の園路脇など公園内のあちこちでホタルブクロが白、淡紅色、赤紫色など様々な色合いの花をたくさん咲かせ出しています。ホタルブクロはキキョウ科の多年草で、日本、朝鮮半島、中国、シベリアなど東アジア一帯に広く分布しています。多摩丘陵では道路脇の植え込みの中にまで見られる一般的な野草ですが、花が大きくて、さまざまな色合いがあって美しいので、庭などに植えられることも多い植物です。
桜ケ丘公園160522アカショウマ連結.jpg 上:ノアザミ / 下:アカショウマ

ノアザミ

ゆうひの丘の北西側の大パノラマが広がっている広々とした斜面の草地の中で、ノアザミが鮮やかな赤紫色の花をたくさん咲かせています。ノアザミはキク科の多年草で、本州、四国、九州の草原や河川敷などに自生していますが、アジア大陸にも変種が分布しています。ほとんどが秋に花を咲かせる多種のアザミの中で、ノアザミだけが春~初夏に花を咲かせます。


アカショウマ

ゆうひの丘へと向かう木道の下の日陰になった斜面で、アカショウマが枝分かれした長い花穂に小さな白い花を密集させて咲かせ始めました。アカショウマはユキノシタ科の多年草で、東北地方南部以南の本州と四国に分布しています。水湿地で半日陰になるような所に生えていることが多いのですが、近縁種で姿が似ていて淡紅色の花を咲かせるチダケサシもとんぼの広場やわき水の広場などの水辺やその近くに生えていて、1ヶ月ほど後に花を咲かせます。

桜ケ丘公園160522ヒメウツギ連結.jpg 上:ミヤコグサ / 下:ヒメウツギ


ミヤコグサ

ゆうひの丘の裏の栗林の斜面で、ミヤコグサの鮮やかな黄色い花がたくさん咲いています。ミヤコグサはマメ科の多年草で、日本を含めた、インド以東の東アジア一帯に広く分布しています。ただし、ムギの栽培に付随して日本に持ち込まれた史前帰化植物だとも言われています。なお、帰化種で姿の良く似たセイヨウミヤコグサも良く見かけますが、こちらは柄の先に7個までの花を付けることから、1~3個の花を付けるミヤコグサと区別できます。


ヒメウツギ

ドッグラン上部の市道脇の草むらの端のフェンスの下から顔を出したヒメウツギが白い花をたくさん咲かせています。ヒメウツギはユキノシタ科の落葉低木で、本州の関東地方以西、四国、九州に分布する日本固有種です。河岸の岩上の日当たりの良い場所や石灰岩、蛇紋岩地帯などに生育していますが、背が高くならないで丈夫な上に、花付きが良く美しいので、庭などにもよく植えられています。

桜ケ丘公園160522ホオノキ連結.jpg 上:センダン / 下:ホオノキ

センダン

お花見坂や杉の辻、そしてゆうひの丘下などに生えているセンダンに花が咲き始めて、遠目には薄紫色の雲がたなびいているように見えています。センダンはセンダン科の落葉高木で、アジアの熱帯、亜熱帯地域に自生していて、日本でも四国、九州、沖縄に分布しています。なおセンダンというと「栴檀は双葉より芳し(かんばし)」のことわざで良く知られていますが、これはセンダンではなくビャクダン(白檀)を指しています。


ホオノキ

公園内の雑木林の中などに生えているホオノキの大きな白い花が次々と開花しています。ホオノキなモクレン科の落葉高木で、北海道、本州、四国、九州、中国に分布しています。とても大きくなる木で、樹高30m、直径1m以上になるものもあります。今の開花時には花が芳香を漂わせていますが、葉にも芳香があって、しかも殺菌作用があるので、食材を包んで朴葉寿司、朴葉餅などに使われます。

ページの先頭へ戻る