お知らせ

2016年5月12日

桜ヶ丘公園の動植物・風景情報

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5月上旬の野草の花6種と木の花2種
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ゴールデンウィークも終わりに近づいた5月の上旬となり、野草の花、木の花がたくさん咲いたり、咲き始めたりしています。そこで今回は初夏を思わせる気候の中で咲いている花の中から、野草の花6種と木の花2種をご紹介いたします、

なお、写真はすべて5月8日に撮影しました。
桜ケ丘公園160508オカタツナミソウ連結.jpg 上:タツナミソウ / 下:オカタツナミソウ

タツナミソウ

ドッグラン裏の斜面の草地でタツナミソウが、紫色で下側の唇形の花びらにだけ濃い紫の斑紋のある花を、花穂にたくさん縦に並べて咲かせています。タツナミソウはシソ科の多年草で、本州の東北地方南部~九州、朝鮮半島、中国、インドシナ半島などに分布しています。低山や丘陵地の草原や林縁部などの比較的日当たりの良い草地などに自生しています。


オカタツナミソウ

冨士美の丘の階段脇やドッグラン裏の草地の半日陰になったところなどで、オカタツナミソウが葉の上部に薄紫色の花を花穂に並べて咲かせています。オカタツナミソウもシソ科の多年草で、本州と四国に分布しています。タツナミソウとよく似ていますが、オカタツナミソウはタツナミソウの自生地よりも日当たりの悪い半日陰の所に生育しています。また、タツナミソウは花穂に花を上下に並べて花首を一方向に向けて咲かせますが、オカタツナミソウは茎の上部に花をまとめて咲かせ、花の向く方向も少しばらついています。しかもオカタツナミソウにはタツナミソウの花の下唇にある濃い紫色の斑紋はほとんど見られません。
桜ケ丘公園160508ミヤマナルコユリ連結.jpg 上:ワニグチソウ / 下:ミヤマナルコユリ

ワニグチソウ

連光寺公園南側の斜面の草地や公園内のあちこちの雑木林の林床などで、ワニグチソウが茎の下にぶら下げた苞葉に包まれた白~緑のグラデーションの筒型の花を咲かせています。ワニグチソウはユリ科の多年草で、日本を含めた北東アジアに広く分布しています。筒状の緑白色の花を咲かせますが、この花は一対の苞葉という葉のような形のものに包まてて2個付きます。なんといってもこの葉状の苞葉があることがワニグチソウの特徴になっています。


ミヤマナルコユリ

東部団地口から連光寺公園の南入口に続く園路脇の雑木林の中などで、ミヤマナルコユリが茎の下に並べて吊り下げた白い筒状の花を咲かせています。ミヤマナルコユリはユリ科の多年草で、本州、四国、九州、朝鮮半島に分布しています。あまり日当たりの良くない林床に自生していて、晩春から初夏にかけて緑白色の筒状の花を茎から葉に沿って左右に振り分けるように斜めに吊り下げます。名前の似ているナルコユリとの違いは、ナルコユリの葉はミヤマナルコユリの葉より細長いことと、ナルコユリの花は、ミヤマナルコユリの花が左右に振り分けられているのと違って、茎の下に一列に並んで吊り下がることです。

桜ケ丘公園160508キツネアザミ連結.jpg 上:フタリシズカ / 下:キツネアザミ

フタリシズカ

公園内のあちこちの雑木林の林床でフタリシズカが上部の4枚の葉の中心から家に伸ばした数本の花穂に白い花を上下に並べて咲かせています。フタリシズカはセンリョウ科の多年草で、日本、朝鮮半島、中国に分布しています。山地の林床などに自生していて、5~6月に2本に分かれた花穂に白い花を下の方から開花しますので、この名が付けられましたが、この花穂は2本とは限らなくて、1~5本と一定していません。


キツネアザミ

連光寺公園の南側入口手前の草原の中で、キツネアザミが枝分かれした茎の先に薄紅色のアザミのような形の花を咲かせています。キツネアザミはキク科の越年草で、本州~沖縄、朝鮮半島、中国、インド、オーストラリアなどに分布していて、日本には古い時代に渡来した史前帰化植物と考えられています。花はアザミに似ていますがアザミではないので、人をだますというキツネが名前についています。このため、アザミにはよくある棘はありません。
桜ケ丘公園160508ヤマツツジ連結.jpg 上:ハンショウヅル / 下:ヤマツツジ

ハンショウヅル

冨士美の丘の階段脇の低木などに絡み付いているハンショウヅルが花茎の先に半鐘のような形の赤紫色の花を下向きに垂らして咲かせています。ハンショウヅルはキンポウゲ科のつる性落葉低木で、本州~九州に分布する日本固有種です。初夏に3㎝ほどの長さの暗紅紫色の鐘形の花を長い花柄に吊り下げますが、この赤紫色のつやのある花びらに見えるものは実は、花びらではなくガク片です。


ヤマツツジ

4月に満開だった大松山南斜面のヤマツツジのオレンジ色の花が最後の輝きを見せています。ヤマツツジはツツジ科の半落葉性低木で、北海道南部、本州、四国、九州に分布しています。低山の疎林内や林縁、日当たりの良い尾根筋、草原などに生育しますが、日本の野生ツツジでは最も分布域が広く、野生ツツジの代表種です。また、花の色はオレンジ色が普通ですが、まれに紅紫色や白色のものも見つかります。

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