お知らせ

2016年4月28日

桜ヶ丘公園の動植物・風景情報

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4月終旬の野草の花5種と樹木の花3種
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まさに春爛漫。公園内の草や木には次から次に花が開花して、また散っていくを繰り返すようになりました。そこで今回は今咲いている野草の花5種と、樹木の花3種をご紹介いたします。

なお、写真はすべて4月24日に撮影しました。

桜ヶ丘公園160424クゲヌマラン連結.jpg 上:キンラン / 下:クゲヌマラン

キンラン

大松山の南斜面やこならの丘東側の雑木林など公園内のあちこちの林床で、早くもキンランの花が咲き出しています。キンランはラン科の多年草で、本州の東北地方南部~九州、朝鮮半島、中国に分布しています。かつては里山の雑木林の中などにふつうに見られた野生蘭でしたが、今では里山の雑木林が放置されて荒れ果てたり、盗掘にあったりですっかり数を減らして、絶滅が危惧されるようになっています。黄金色に輝く花を咲かせるのでこの名が付きました。


クゲヌマラン

サービスセンター裏の園路の脇やその外側のバス通り沿いなどで、クゲヌマランが白い花を咲かせ始めています。クゲヌマランはラン科の多年草で、ギンランの変種とされています。神奈川県の鵠沼海岸のクロマツ林の中で発見されたのでこの名が付きましたが、ギンランには目立つ距(花の後部の出っ張り)がほとんど見えないのが特徴です。発見からしばらくは超希少種でしたが、2005年ごろから各地で驚くほど増えています。
桜ヶ丘公園160424ホウチャクソウ連結.jpg 上:アマドコロ / 下:ホウチャクソウ

アマドコロ

ドッグラン裏の草地の斜面の日当たりの良い場所に群生しているアマドコロが茎の下に白い花を並べて吊り下げるように咲かせています。アマドコロはユリ科(キジカクシ科)の多年草で、日本、朝鮮半島、中国に分布しています。同属のナルコユリとよく似ていますが、アマドコロには茎に、ナルコユリにはない6本の稜があって、触ると角張った感触があるので区別は簡単です。根がトコロ(ヤマイモ)に似ていて甘みがあるのでこの名前となりました。


ホウチャクソウ

大松山南斜面の半日陰になった林床に大群落を作っているホウチャクソウが、白~グリーンのグラデーションになった花を枝先からぶら下げるように咲かせています。ホウチャクソウはユリ科の多年草で、日本各地から東アジアに広く分布しています。花の形と下垂する姿がお寺の軒先に吊り下げられている「宝鐸(ほうちゃく)」という飾りに似ていることからこの名が付きました。筒型の白い花を茎から吊り下げる形はナルコユリなどに似ていますが、ホウチャクソウの茎は途中から枝分かれする点が違います。
桜ヶ丘公園160424ハナイカダ連結.jpg 上:キンポウゲ / 下:ハナイカダ
キンポウゲ

アマドコロの花が咲いているドッグラン裏の斜面の草地の半日陰になった場所に生えているキンポウゲの、鮮やかな黄色でピカピカ光るような光沢のある花が咲き出しています。キンポウゲはキンポウゲ科の多年草で、日本、朝鮮半島、中国、台湾に分布しています。金色に輝くような(光沢のある)花を咲かせるのでこの名が付けられましたが、ウマノアシガタという別名があります。こちらは、根生葉を馬の蹄に見立てたものと言われています。


ハナイカダ

谷戸の丘中腹の園路際に生えているハナイカダの木が葉の真中に小さな花を咲かせています。ハナイカダはミズキ科(ハナイカダ科)の落葉低木で、日本、中国に分布しています。この木の特徴は何と言っても葉の中央に小さな緑色の花を付けることで、この様子が、葉を筏に、花を人に見立てて、「筏に乗っている船頭のようだ」ということでこの名前が付けられました。この木は雌雄異株で、雄株は一枚の葉の中央に数個の花を付け、雌株は普通1個の花を付けます。

桜ヶ丘公園160424ハナミズキ連結.jpg 上:ウワミズザクラ / 下:ハナミズキ

ウワミズザクラ

谷戸の丘西側のバックヤード(伐採木、資材置き場)周辺に数本生えているウワミズザクラが白いブラシのような花を咲かせています。ウワミズザクラはバラ科の落葉高木で、北海道西南部~九州、中国に分布しています。名前の通りサクラなのですが、一般的な桜と違って、小さな白い花がたくさん集まってブラシのような形になった花穂を付けるのが特徴です。同じような花穂を付けるサクラにイヌザクラがありますが、こちらの花は地味であまり目立ちません。


ハナミズキ

東部団地口の外側の公園飛び地に植えられているハナミズキがピンク色の花をたくさん咲かせています。ハナミズキはミズキ科の落葉高木で、アメリカ原産の樹木です。アメリカ原産で、日本のヤマボウシに似た花を咲かせるのでアメリカヤマボウシという別名があります。日本でハナミズキが栽培されるようになったのは、1921年に東京市長がワシントンD.C.にソメイヨシノを贈った際に、その返礼として贈られたのが始まりです。

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