お知らせ

2016年4月21日

桜ヶ丘公園の動植物・風景情報

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4月下旬の野草の花6種とサクラ2種
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4月も下旬になろうとする公園内では春の花が盛りを迎えています。そこで今回はこれらの花の中から、野草の花6種とグリーン系のサトザクラの花2種をご紹介いたします。

なお、写真はすべて4月19日に撮影しました。

桜ヶ丘公園160419フデリンドウ連結.jpg 上:エビネ / 下:フデリンドウ

エビネ

雑木林の丘の斜面などで、いよいよエビネの花が開花し始めています。エビネはラン科の多年草で、日本、朝鮮半島南部、中国の江蘇省、貴州省に分布している地上性の野生蘭です。花の色には変異が多くて、ガク片と側花弁は赤褐色、褐色、黄褐色、緑褐色など褐色系の色が多いのですが、中には濁りのあまりない明るい緑色の花もあります。また、唇弁の色は白または白地に薄いピンク色が混じったものなどがあります。


フデリンドウ

公園内の比較的明るい草原でフデリンドウが水色の花を咲かせています。中にはほとんど白に近い色のフデリンドウも咲いています。フデリンドウはリンドウ科の越年草で、北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に分布しています。山地の林内や日当たりの良いやや乾いた草原に自生していて、4~5月に茎の上部に1~10数個の空色の花を上向きに付けます。また、花は陽の当たっているときだけ開いて、雨や曇りの時には閉じています。
桜ヶ丘公園160419ジュウニヒトエ連結.jpg 上:サギゴケ / 下:ジュウニヒトエ

サギゴケ

日当たりの良い草地ではムラサキサギゴケの大きな群落があちこちに見られますが、その中に白い花を咲かせているサギゴケの一群がありました。サギゴケはムラサキサギゴケの色変りの白花種で、ゴマノハグサ科の多年草です。日本の本州~九州、朝鮮半島南部、中国東部~南部、台湾に分布していて、平地や低山の明るい草地に自生しています。


ジュウニヒトエ

丘の上広場やゆうひの丘の竹林周辺などで、ジュウニヒトエが上向きに立てた花穂に薄紫色の花をたくさん咲かせています。ジュウニヒトエはシソ科の多年草で、本州、四国に分布している日本固有種です。丘陵地や林の中などに自生していますが、和名は花穂に花が重なり合う様子を、平安時代の女官の衣装「十二単」に例えたものだという説が一般的です。
桜ヶ丘公園160419シロヤブケマン連結.jpg 上:ジロボウエンゴサク / 下:シロヤブケマン

ジロボウエンゴサク

野草園のキバナアキギリ群生地の中でジロボウエンゴサクが先端がピンク色の白い筒型の花を咲かせています。ジロボウエンゴサクはケシ科の多年草で、本州の関東地方~九州、国外では中国にも分布しています。ジロボウエンゴサクという名前は、まずジロボウとは次郎坊のことで、スミレを太郎坊と呼ぶのに対して付けられました。またエンゴサクはこの植物の仲間を中国では延胡索と書くのですが、この漢字名を音読みしたものです。


シロヤブケマン

ゆうひの丘の駐車場へ下る園路の脇や遊びの広場の端の半日陰になった草地などで、シロヤブケマンがムラサキケマンと同じ形なのにほとんど白い花をたくさん咲かせています。つまり、シロヤブケマンはケシ科の越年草で、ムラサキケマンの白花種です。花はほとんど白いのですが花の先端部だけに紫色が残っています。また純白種はユキヤブケマンと名付けられています。なお種としてのムラサキケマンは日本、中国に分布しています。
桜ヶ丘公園160419ギョイコウ連結.jpg 上:ウコン / 下:ギョイコウ
ウコン

サトザクラがたくさん植栽されている杉の辻周辺地域の中で、ウコンが黄緑色の花をたくさん咲かせています。ウコンはバラ科の落葉小高木で、桜の栽培品種です。ソメイヨシノより少し遅めの4月中旬ごろに淡黄色の花を咲かせます。桜の栽培品種の中では唯一、黄色の花を咲かせる桜ですが、花弁に葉緑体を持つという性質は緑色の花を咲かせるギョイコウと共通しています。


ギョイコウ

ウコンと並んで植えられているギョイコウが緑色の花を咲かせ始めています。遠目には花が咲いているようには見えなくて、葉ばかりが茂っているようです。ギョイコウもサクラの栽培品種でウコンに続いて開花します。花弁の中の葉緑体はウコンより多いために、花はウコンと違って緑色をしています。花の中心部には赤い条線があって、開花した時にはほとんど目立たないのですが、次第に中心部から赤みが増してきて、散るころにはピンク色に見える花に変化します。

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