お知らせ

2016年4月 7日

桜ヶ丘公園の動植物・風景情報

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4月上旬のスミレ4種と花木4種
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4月に入って暖かな日が多くなり、春爛漫の季節を迎えようとしています。このような暖かさの中で、公園内の草木はいよいよ本格的に春の花を咲かせ出しています。そこで今回は春を告げる野のスミレ4種と開花した花木4種をご紹介いたします。

なお、写真はすべて4月3日に撮影しました。

桜ヶ丘公園160403ノジスミレ連結.jpg 上:スミレ / 下:ノジスミレ

スミレ

日本の野のスミレの代表、その名もスミレが濃い紫色の花を咲かせ始めました。もう一つの日本を代表するスミレのタチツボスミレは、いま盛りを迎えていますが、本種スミレは咲き出したところです。スミレはスミレ科の多年草で、北海道~九州、屋久島までの日本列島、朝鮮半島、中国~ウスリーに分布しています。平地にふつうに見られて、山間部の道ばたから都会の道路際までに自生しています。都会では歩道と車道との境の縁石の隙間からも顔を出しています。

ノジスミレ

スミレとよく似たスミレのノジスミレも開花しました。スミレとの違いは葉の幅が若干広いことと、花の形が少し平べったく、花色も少し薄めなことです。ノジスミレはスミレ科の多年草で、秋田県以南の本州~九州、屋久島、朝鮮半島、中国に分布しています。ただし生育地は平地の人里周辺に限られていて、山地や高原にはほとんど自生していません。
桜ヶ丘公園160403アカネスミレ連結.jpg 上:アリアケスミレ / 下:アカネスミレ

アリアケスミレ

拓魂碑の広場でアリアケスミレが開花し始めました。アリアケスミレも全体の形はスミレとほとんど同じようなのですが、はっきり違うのは花色が白に近いことと、葉の色もスミレよりずっと明るいグリーンであることです。アリアケスミレはスミレ科の多年草で、日本の本州~九州、国外では朝鮮半島~中国東北部に分布しています。ノジスミレと同じように人里周辺に多く見られ、特にやや湿った耕作地周辺や河川敷などで良く見かけます。

アカネスミレ

山の越の園路脇の明るい草原の中で、ムラサキサギゴケの群落に混じって、アカネスミレが花を咲かせています。アカネスミレの特徴は、その名の通り花色が赤味の強い紫色だということと、葉の幅が広く、細かい毛が密生していることが挙げられます。アカネスミレはスミレ科の多年草で、北海道~九州、朝鮮半島、中国、シベリアに分布しています。低山や日当たりの良い林縁、畑の土手などに多く生育しています。

桜ヶ丘公園160403ヤマザクラ連結.jpg 上:ソメイヨシノ / 下:ヤマザクラ

ソメイヨシノ

4月3日のさくら祭りの当日のお花見坂のソメイヨシノは7~8分咲きでしたが、記念館口広場やゆうひの丘のソメイヨシノはほとんど満開になっています。ソメイヨシノはバラ科の落葉高木で、日本原産のエドヒガン系の桜とオオシマザクラとの交配で生まれた園芸品種の桜です。江戸時代末期から明治時代初期に江戸の染井村に集落を作っていた造園師や植木職人たちによって育成された桜で、明治の中ごろ以降は圧倒的に多く植えられています。

ヤマザクラ

ソメイヨシノに少し遅れて、ヤマザクラも咲き出しました。ソメイヨシノと違って、ヤマザクラは花の開花と同時に茶色味を帯びた若葉を広げ出します。ヤマザクラはバラ科の落葉高木で、日本の野生の桜の代表的な種です。日本、朝鮮半島、台湾に分布していますが、桜の仲間の中では寿命が長く、ときに樹高30mを超える大木になります。

桜ヶ丘公園160403ユキヤナギ連結.jpg 上:シナレンギョウ / 下:ユキヤナギ

シナレンギョウ

公園西中央口から杉の辻に向かう園路沿いなど公園内のあちこちに植えられているシナレンギョウが鮮やかな黄色の花を枝先にたくさん咲かせて、植込み全体が金色に染まっています。シナレンギョウはモクセイ科の落葉低木で、原産地は中国です。同じ仲間のレンギョウも中国原産の樹木で江戸時代の初期に渡来しましたが、近年あまり見かけなくなりました。なお、シナレンギョウは大正の末期に渡来して、現在は公園などにたくさん植栽されています。

ユキヤナギ

杉の辻の園路際や記念館駐車場下の園路脇などに植えられているユキヤナギが、しなやかに伸ばした長い枝いっぱいに白い花を咲かせて、植込み全体がその名の通り雪をかぶったようになっています。ユキヤナギはバラ科の落葉低木で、原産地は日本です。(中国原産という説もあります。)川岸や岩礫地などの岩のあるところに自生していますので、古来はイワヤナギと呼ばれていました。

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