お知らせ

2016年3月17日

桜ヶ丘公園の動植物・風景情報

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3月中旬の野草の花3種と花木の花5種
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3月も半ばとなり、ようやく春らしい暖かな日が続くようになりました。このような気候の中、公園内の草木にも春の花が次々と開花しています。そこで今回は咲き始めている野草の花3種と花木の花5種をご紹介いたします。

なお、写真はすべて3月15日に撮影しました。

桜ヶ丘公園160315アオイスミレ連結.jpg 上:シュンラン / 下:アオイスミレ

シュンラン

雑木林の下草をかき分けて、シュンランの花が咲き出しているのを見つけました。シュンランはラン科の多年草で、日本各地に分布しています。また、中国の似たものもシュンランとされていますが、古典園芸植物としてのシュンランでは、日本産のものは日本春蘭、中国産のものは中国春蘭として区別されています。日本春蘭は1本の花茎にひとつの花が付きますが、中国春蘭の中には「一茎九花」と言って本の花茎にたくさんの花が付くものもあります。

アオイスミレ

春一番に咲き出すアオイスミレが半日陰の林床などあちこちで咲き始めています。アオイスミレはスミレ科の多年草で、日本原産のスミレです。スミレの中では開花時期が最も早い種で、早春の今の時期に開花します。白地に紫が乗った花を咲かせますが、ほとんど白くて紫の筋が少し入る花から全体に紫味を帯びる花までの変化が見られます。
桜ヶ丘公園160315ハチジョウキブシ連結.jpg 上:バイモ / 下:ハチジョウキブシ

バイモ

ゆうひの丘に向かう木道脇の草地の中で、バイモが茎を伸ばして葉やその先のツルの間から花びらの内側に網目模様の出た地味な色の花を下向きに咲かせ始めています。バイモはユリ科の球根植物で、中国原産の多年草です。また、花びらの内側に網目模様があるのでアミガサユリという別名が付けられています。江戸時代に中国から鎮咳、止血などの効能のある薬用植物として渡来しましたが、今では野生化したものなどもあり、日本各地に広がっています。

ハチジョウキブシ

記念館口駐車場の出口脇に植えられているハチジョウキブシが長く垂らした花穂の上の方から順番にクリーム色の花を咲かせています。ハチジョウキブシはキブシ科の落葉低木(小高木)で、関東地方南部、伊豆半島、伊豆諸島の海岸近くに自生するキブシの地域変種です。母種のキブシも明るい所では開花していますが、母種よりも花がやや大きく、花穂の長さが長いのが特徴です。

桜ヶ丘公園160315ハクモクレン連結.jpg 上:トサミズキ / 下:ハクモクレン

トサミズキ

けやきの丘上部の園路脇に植えられているトサミズキが開花して、明るい黄色の花を付けた花穂を垂らし始めています。トサミズキはマンサク科の落葉低木で、四国・高知県の蛇紋岩地の林の中などに自生する固有種です。3~4月の葉の出てくる前に、垂らした花穂に7~10個の淡黄色の花を咲かせます。関東地方には自生していませんが、庭園樹や公園樹として普通に栽培されています。

ハクモクレン

記念館口駐車場右手と拓魂碑の広場に植えられているハクモクレンが大きくて真っ白な花を咲かせ始めました。ハクモクレンはモクレン科の落葉高木で、原産地は中国です。3~4月に大きな白い花を完全に開ききらない状態で斜め上向きに咲かせます。近い仲間に、やはり白い花を咲かせる落葉高木のコブシがありますが、ハクモクレンの花はコブシに比べて花びらは幅広く、厚みがあります。

桜ヶ丘公園160315ジンチョウゲ連結.jpg 上:ツバキ / 下:ジンチョウゲ

ツバキ

冨士美の丘への登り口の園路脇に生えているツバキが一重の白い花を咲かせています。ツバキはツバキ科の常緑高木で、古くから庭木として親しまれている日本を代表する花木のひとつです。野生種としてはヤブツバキと日本海側に分布するユキツバキが良く知られていますが、野生種(特にヤブツバキ)もとにした数多くの園芸品種が生み出されました。欧米でも人気が高く、現在では洋種のツバキの品種改良も積極的に行われています。

ジンチョウゲ

サービスセンター入口に植えられた白いジンチョウゲと、裏側に植えられている赤いジンチョウゲの花が開花しました。ジンチョウゲはジンチョウゲ科の常緑低木で、中国南部~ヒマラヤ地方が原産地です。日本では室町時代にはすでに栽培されていたようです。ジンチョウゲという名前は沈丁花と書きますが、これは香木の沈香のような良い匂いがして、丁子(ちょうじ・クローブ)のような花を付ける木という意味で付けられました。

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