お知らせ

2016年3月10日

桜ヶ丘公園の動植物・風景情報

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3月上旬の草花2種と木の花6種
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いよいよ3月に入り、春めいた暖かな日も多くなってきています。公園内の植物にも次々と花が咲き始めて、春がすみが漂うような風景も見られるようになってきました。そこで今回は、ちょうど開花し始めた草花2種と木の花6種をご紹介いたします。

なお、写真はすべて3月6日に撮影しました。

桜ヶ丘公園160306カラスノエンドウ連結.jpg 上:スイセン / 下:カラスノエンドウ

スイセン

公園の園路沿いに植えられているスイセンが白い花を咲かせ始めています。スイセンはヒガンバナ科の多年草で、ヨーロッパの地中海沿岸地域に20~30種が自生しています。一部の品種はギリシャから中国にまで分布していて、日本にも野生状態で生育しています。系統によって開花時期が異なっていて、早いもので11月中旬から開花し始め、ラッパズイセンなどは3月~4月に開花します。

カラスノエンドウ

明るい草原などに生えているカラスノエンドウが茎と葉とツルを伸ばして、葉の脇に赤紫色の花を咲かせ始めました。植物学的にはヤハズエンドウが標準的な和名ですが、一般にはカラスノエンドウという名前が定着しています。カラスノエンドウはマメ科の越年草で、日本の本州、四国、九州、沖縄、国外では朝鮮半島、台湾、アジア、ヨーロッパに広く分布しています。
桜ヶ丘公園160306ブンゴウメ連結.jpg 上:サンシュユ / 下:ブンゴウメ

サンシュユ

お花見坂や東部団地口の園路際に植えられているサンシュユが枝先一面に小さな黄色い花を咲かせ始めています。サンシュユはミズキ科の落葉小高木で、中国と朝鮮半島に分布しています。日本には江戸時代の享保年間に朝鮮半島経由で中国種の種子が持ち込まれて、薬用植物として栽培されるようになりました。現在では観賞用として庭木などにも利用されています。

ブンゴウメ

今、白梅や紅梅は公園内のあちこちで花盛りとなっていますが、お花見坂からひぐらし坂へとつづく園路脇に植えられた大きなブンゴウメの木に薄いピンク色の花が咲き出しています。ブンゴウメはバラ科の落葉高木で、果実を採るために栽培されるウメの一品種です。ウメとアンズの中間種だという説もあって、普通のウメよりも全体に大型で、高さ5~6mにもなります。

桜ヶ丘公園160306ヒサカキ連結.jpg 上:カンヒザクラ / 下:ヒサカキ

カンヒザクラ

東部団地口から外に出たところにある公園飛び地に植えられているカンヒザクラに濃いピンク色の花が開花しています。カンヒザクラはバラ科の落葉高木で、台湾、中国南部が原産地ですが、日本でも沖縄や鹿児島県に分布しています。暖地性の桜ですが、比較的耐寒性があって関東でも育ちます。

ヒサカキ

公園内のあちこちにヒサカキが生えていますが、ゆうひの丘の記念館通り出入り口付近のヒサカキに早くも白っぽい色の花が咲き出しています。ヒサカキはモッコク科の常緑小高木で、本州、四国、九州、沖縄に分布しています。目立たない木ですが、数がとても多く、照葉樹林ではどこの森にも生えています。ふつう3月~4月に枝の下側に小さな花をたくさん咲かせますが、この花には都市ガスに似た独特の匂いがあります。
桜ヶ丘公園160306ナニワズ連結.jpg 上:アセビ / 下:ナニワズ

アセビ

公園内に植えられているアセビが各所で白やピンクの花を咲かせ始めました。アセビはツツジ科の常緑低木で、日本の本州、四国、九州の山地に自生しています。アセビは馬酔木と書きますが、これは馬が葉を食べると毒に当たって酔ったようにふらつくということで付いた名前です。実際、多くの草食獣は食べるのを避けます。

ナニワズ

丘の上広場下の園路脇の藪の中に生えているナニワズの木に黄色の花が咲き出しています。ナニワズはジンチョウゲ科の落葉小低木で、本州の福井県以東、福島県以北の日本海側から北海道、南千島、サハリン南部の山地に分布しています。ということで関東には自生していないのですが、公園内に一ヶ所にだけ生えているナニワズの由来は謎です。冬には緑の葉があって常緑樹のように見えますが、実は盛夏に落葉しますので、ナツボウズという別名があります。

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