お知らせ

2016年1月27日

桜ヶ丘公園の動植物・風景情報

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1月終旬の木の花の冬芽8種
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明日からは春になる日という節分を間近にした1月末のこの時期、春の気配を感じ取った木々の花の冬芽が膨らんできています。冬芽とは、花が開花する、あるいは木の葉が芽吹く前の冬越し中の木の芽の姿のことですが、今回は花が咲き始める前の冬芽(冬のつぼみ)を8種ご紹介いたします。
なお、写真はすべて1月29日に撮影しました。
桜ヶ丘公園160129ハチジョウキブシ連結.jpg 上:アセビ / 下:ハチジョウキブシ
アセビ
ゆうひの丘入口に植えられている紅白のアセビの花穂(写真は紅花の花穂)がかなり長く伸びて、そこに連なっている冬芽が少し大きくなってきました。アセビはツツジ科の常緑低木で、日本の本州、四国、九州の山地に自生しています。有毒植物ですので、多くの草食動物は食べるのを避けますが、花が美しいので庭園樹、公園樹として好んで植栽されています。
 
ハチジョウキブシ
駐車場出口の階段の上に枝を伸ばしているハチジョウキブシの冬芽を付けた花穂が長く垂れ下がっています。公園内あちこちに自生している普通のキブシの花穂の冬芽も膨らんできています。ハチジョウキブシはキブシ科の落葉低木で、関東地方南部、伊豆半島、伊豆諸島に分布するキブシの地域変種です。母種のキブシと比べると全体に大型で、花穂も長く、20㎝位の長さになります。
桜ヶ丘公園160129ニワトコ連結.jpg 上:サンシュユ / 下:ニワトコ
サンシュユ
お花見坂の園路脇に植えられているサンシュユの花の冬芽が大きく膨らんで、つぼみが割れて中の花の黄色が見え出しているものもあります。サンシュユはミズキ科の落葉小高木で、中国と朝鮮半島に分布しています。日本には江戸時代に漢種の種子が朝鮮経由で持ち込まれて、薬用植物として栽培されるようになりました。日本では薬用の他にも観賞用の庭木などとして植えられています。
 
ニワトコ
公園内の雑木林の縁などに生えているニワトコの冬芽が大きく膨らんできました。ニワトコはスイカズラ科の落葉低木で、本州、四国、九州~奄美大島、国外では朝鮮半島南部、中国に分布しています。夏に暗赤色に熟す果実は焼酎に浸けて果実酒の材料にされます。別名セッコツボクと呼ばれますが、これは民間薬として骨折の治療の際の湿布剤に用いられたためと言われています。
桜ヶ丘公園160129マンサク連結.jpg 上:トサミズキ / 下:マンサク
トサミズキ
けやきの丘の園路沿いに何本も植えられているトサミズキの花の冬芽が大きく膨らんで、中には少し明るい色に変化し始めたものも出てきています。トサミズキはマンサク科の落葉低木で、高知県の蛇紋岩地帯や石灰岩地などのやせた山地に自生しています。早春の花が美しく、公園樹や庭園樹などとして普通に植栽されています。
 
マンサク
ゆうひの丘に植えられているマンサクの花芽が招き猫の手のような形に伸び上がって、中には花を開き出しているものも見られます。マンサクはマンサク科の落葉小高木で、本州の太平洋側~九州に分布しています。マンサクの語源ははっきりとしてはいませんが、早春に花が咲くので「まず咲く」を東北地方で「まんずさく」と言ったのが訛ったものとも言われています。
桜ヶ丘公園160129メタセコイア連結.jpg 上:ナニワズ / 下:メタセコイア
ナニワズ
丘の上広場から続く園路脇の茂みの中に1本だけ生えているナニワズの花の冬芽が少し黄色味を帯びて開花が間近なことを告げています。ナニワズはジンチョウゲ科の落葉小低木(ナツボウズの別名のように夏に落葉する)で、福井県以東の本州の日本海側~北海道、南千島、樺太南部に分布しています。この分布域からすると関東地方には自生していないはずなのですが、なぜ桜ヶ丘公園内で見られるのでしょうか。
 
メタセコイア
杉の辻の3本の大きなメタセコイアに長い花芽の穂がたくさん垂れ下がっています。メタセコイアはヒノキ科(またはスギ科)の落葉高木で、1945年に中国四川省で現存することが確認されました。メタセコイア属の樹木は当初は化石として発見されたため、絶滅した種とされていましたが、現存が確認されて大きな話題になり、戦後すぐに日本でも苗木が植樹され、学校のシンボルツリーや街路樹などとして多く見られるようになりました。

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