お知らせ

2016年1月21日

桜ヶ丘公園の動植物・風景情報

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1月中旬の木の花3種、木の実1種、そして野草の花3種とシモバシラ

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1月も半ばとなってようやく真冬の寒さが戻ってきました。この寒さの中でも季節は確実に春に向か始めて、早春の花が開花し始めています。そこで今回は早春の木の花3種と木の実1種、そして野草の花3種と氷柱の付いたシモバシラをご紹介いたします。
なお、写真はすべて1月16日に撮影しました。
桜ヶ丘公園160116シナマンサク連結2.jpg 上:ウメ / 下:シナマンサク
ウメ
東部団地側の梅林に植えられている白梅が開花し始めました。ウメは中国中部原産のバラ科の落葉高木で、奈良時代以前に渡来していたようです。江戸時代以降は花見といえばさくらの花を見ることになりましたが、奈良時代以前には「花」と言えばサクラよりもウメを指すことが多かったのです。なお、ウメには500種類以上の品種があると言われていますが、野梅系、緋梅(紅梅)系、豊後系に大きく3系統に分類できます。
 
シナマンサク
ゆうひの丘に植えられているシナマンサクの開花が進んでいます。同じ場所に植えてあるマンサクはまだほとんど開花していません。シナマンサクはマンサク科の落葉小高木で、中国原産の樹木です。シナマンサクは花の咲く時期に前年の枯葉が落ちずに枝に残っていますが、マンサクは花の咲く前に枯葉はすべて落ちてしまいます。
桜ヶ丘公園160116サネカズラ連結2.jpg 上:シキミ / 下:サネカズラの実
シキミ
拓魂碑の記念館通り側に植えられているシキミの植込みのひとつに白い花が咲き出しました。シキミはマツブサ科の常緑高木で、本州中部以南の日本と中国に分布しています。シキミは葉から根にいたるまですべてに毒性がありますが、特に果実に多く、食べれば死亡する可能性があります。この実はスパイスとして中国料理などに使う八角(トウシキミの実)によく似ているので注意が必要です。
 
サネカズラの実
東部団地口の竹林脇の灌木に絡み付いたサネカズラの実が1ヶ月前とは姿を変えています。真赤な苺のようにつぶつぶした実はたくさんの果実が集まった集合果ですが、つぶつぶした単果がすべて落ちてしまい、中心の花床だけが赤黒く熟して残っています。サネカズラはマツブサ科の常緑つる性本木で、関東地方以西の本州~九州、韓国の済州島、中国、台湾に分布しています。
桜ヶ丘公園160116ムラサキサギゴケ連結2.jpg 上:カントウタンポポ / 下:ムラサキサギゴケ
カントウタンポポ
日当たりの良い草原や斜面などに自生しているカントウタンポポが黄色い花を咲かせ始めました。陽だまりでは花茎を伸ばして花を付けていますが、より寒い場所では地面に張り付くように花を咲かせているものもあります。カントウタンポポはキク科の多年草で、関東地方周辺に分布しています。セイヨウタンポポとよく似ていますが、花の基部にある総苞片がセイヨウタンポポは反り返っていますが、カントウタンポポは反り返っていません。
 
ムラサキサギゴケ
山の越に植えられている宇宙桜を囲った四ッ目垣の前の草原でムラサキサギゴケが鷺の飛んでいるような形の紫色の花を咲かせ始めています。寒さが厳しいため春の花よりはひとまわり小さい花を花茎を伸ばさずに咲かせています。脇には同じ形の真っ白な花を咲かせたサギゴケも見られます。ムラサキサギゴケはハエドクソウ科の多年草で日本、朝鮮半島、中国、台湾に分布しています。
桜ヶ丘公園160116シモバシラ連結2.jpg 上:タチツボスミレ / 下:シモバシラ
タチツボスミレ
遊びの広場の木道脇の斜面で早くもタチツボスミレの花が咲き始めました。寒い朝には霜を葉に白く付けながら可憐な花が咲いています。タチツボスミレはスミレ科の多年草で、北海道~沖縄、朝鮮半島南部、中国南部まで広く分布しています。スミレは大きく地上に茎を伸ばすタイプと伸ばさないタイプに分かれますが、タチツボスミレは地上茎のあるタイプの代表です。
 
シモバシラ
野草園に植えてあるシモバシラの枯れた茎が地面に接するところから茎に沿って上方に氷柱のように白い氷の結晶が付いています。これは、冬に茎は枯れていますが根は生きているので、枯れた茎の道管を通って吸い上げられた水が氷点下の気温で凍って茎から氷柱ができるのです。シモバシラはシソ科の多年草で、関東地方以南の本州~九州に分布する日本固有種です。

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