お知らせ

2015年12月23日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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12月下旬の樹木の花4種と正月の縁起物とされる赤い実4種                              
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12月も下旬にさしかかり、ようやく冬本来の寒さが感じられるようになりました。このような天候の中、公園内の花木や野草には早くも春一番の花を咲かせ始めたものが出てきました。そこで今回は花木の花4種と、正月の縁起物とされる赤い実を付けた低木4種をご紹介いたします。
なお、写真はすべて12月19日に撮影しました。
桜ヶ丘公園151219ヤブツバキ連結.jpg 上:サザンカ / 下:ヤブツバキ
サザンカ
公園内のあちこちに植えられているサザンカの花が満開状態で咲いています。サザンカはツバキ科の常緑高木で、山口県、四国南部、九州中南部、南西諸島の日本を北限として、中国、台湾、インドネシアなどに分布しています。秋の終わりから冬にかけての寒くてほかの花が見られない時期に花を咲かせるので喜ばれます。なお、野生種の花の色は部分的に薄いピンクを交えた白色です。
 
ヤブツバキ
サザンカに混じって所々に植えられているヤブツバキに赤い花が咲き出しました。八重咲きのサザンカの花と違って、花弁は5枚で雄しべが筒型に長く突き出た形の花です。ヤブツバキもツバキ科の常緑高木で、本州の青森県~沖縄、朝鮮半島に分布しています。一般的には椿(ツバキ)と呼ばれていて、園芸品種の椿の基本種になっています。
桜ヶ丘公園151219ウグイスカグラ連結.jpg 上:ソシンロウバイ / 下:ウグイスカグラ
ソシンロウバイ
お花見坂のセンダンの木の下に植えられているソシンロウバイが、まだ葉を落としていないのに、早くも半透明でクリーム色の花を咲かせ始めています。ソシンロウバイはロウバイの園芸種で、ロウバイは内側の花弁が暗紫色なのに対してソシンロウバイはすべての花びらがクリーム色です。なおロウバイは中国原産のロウバイ科の落葉低木で、江戸時代に渡来してきています。
 
ウグイスカグラ
山の越や谷戸の丘に多く生えているウグイスカグラの中に小さなピンク色の花を咲かせ始めたものがあります。ウグイスカグラはスイカズラ科の落葉低木で、北海道、本州、四国に分布しています。開花期は春なのですが、桜ヶ丘公園には冬から開花する木が見られます。それにしても12月に咲き始めるのは珍しいことです。花後の6月頃には赤く熟した実がなり、甘くて食用になります。
桜ヶ丘公園151219センリョウ連結.jpg 上:マンリョウ / 下:センリョウ
マンリョウ
公園内の林内に生えているマンリョウの実が赤く色づいてきました。マンリョウは万両の意味で、ほかの4種の赤い実を付ける常緑の低木と共に正月の縁起物とされています。マンリョウはヤブコウジ科の常緑小低木で、東アジア~インドの温暖な地域に広く分布しています。日本では関東地方以西の本州、四国、九州、沖縄に自生しています。なお、園芸品種には実の色が白や黄色のものもあります。
 
センリョウ
やはり正月の縁起物として飾られるセンリョウも青い葉の上に赤い実を付けています。また、センリョウには黄色い実を付ける園芸品種のキミノセンリョウもあります。センリョウはセンリョウ科の常緑小低木で、マンリョウ同様、東アジア~インドに分布しています。日本では南関東・東海地方~九州、沖縄までの温暖な場所の常緑樹林下に自生しています。
桜ヶ丘公園151219アリドオシ連結.jpg 上:カラタチバナ / 下:アリドオシ
カラタチバナ
カラタチバナには百両の別名があるように、やはり縁起物の赤い実を付ける低木です。カラタチバナはヤブコウジ科の常緑小低木で、本州の茨城県・新潟県以西、四国、九州、中国、台湾に分布しています。熟した実は生食することができますし、また果実酒にもされます。なお、園芸品種には、マンリョウやセンリョウ同様、実の色が白や黄色のものもあります。
 
アリドオシ
サービスセンターで育てているアリドオシにも赤い実が付きました。アリドオシの別名は一両ですが、このほかにもジュウリョウの別名を持つヤブコウジがあり、これは公園内の雑木林の下などにたくさん生えています。アリドオシはアカネ科の常緑低木で、東アジア、東南アジア~インド東部にまで分布しています。日本では関東地方以西の本州、四国、九州、沖縄の山地のやや乾いた薄暗い樹林下に生育しています。

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