お知らせ

2015年12月10日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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12月初旬の紅(黄)葉樹8種                       
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12月に入って、木枯らしの吹きつける本格的な冬を迎えています。この寒さで公園内の紅葉の美しさはピークに達しています。そこで今回は赤や黄色、オレンジ色などに染まった紅(黄)葉樹8種をご紹介いたします。
なお写真はすべて12月5日に撮影しました。
桜ヶ丘公園151205オオモミジ連結.jpg 上:イロハモミジ / 下:オオモミジ
イロハモミジ
サービスセンターの建物の裏側に生えているイロハモミジの葉が真赤に染まって、青空に映えています。イロハモミジはカエデ科の落葉高木で、福島県以西の本州~九州、朝鮮半島、中国東部に分布しています。低い山地にふつうに見られるモミジの代表種で、また紅葉の代表種でもあります。庭園や公園によく植えられていて、本種から作り出された園芸品種もたくさんあります。
 
オオモミジ
記念館横に植えられているオオモミジの葉が、イロハモミジの紅葉よりも濃い、深紅に紅葉しています。オオモミジはカエデ科の落葉高木で、北海道~九州、朝鮮半島に分布しています。イロハモミジの変種なのですが、その名の通りイロハモミジより葉が大きいのが特徴です。またイロハモミジより北の地域に生えていますが、日本海側の多雪地帯には見られません。
桜ヶ丘公園151205ニシキギ連結.jpg 上:ドウダンツツジ / 下:ニシキギ
ドウダンツツジ
お花見坂から杉の辻に向かう園路脇のドウダンツツジはピークを過ぎましたが、防災トイレ裏のドウダンツツジの植込みが鮮やかな赤色に染まっています。ドウダンツツジはツツジ科の落葉低木で、本州、四国、九州に分布しています。温暖な岩山に自生していますが、自生地は多くはありません。庭木や植込みとしてはごく普通に植えられていますが、やはり関東以西の温暖な地に多く見られます。
 
ニシキギ
ゆうひの丘の階段上のニシキギの列植された植込みの紅葉がかなり進んでいます。ニシキギはニシキギ科の落葉低木で、日本と中国に自生しています。紅葉が見事で世界三大紅葉樹のひとつとされています。若い枝では表皮を突き破ってコルク質の翼(ヨク)と呼ばれる平べったい出っ張りが伸長しますので識別は容易です。なお、翼のでない品種もあって、コマユミと呼ばれています。
桜ヶ丘公園151205ハゼノキ連結.jpg 上:メタセコイア / 下:ハゼノキ
メタセコイア
杉の辻の3本のメタセコイアのシンボルツリーがすっかり紅葉して、きれいなオレンジ色になっています。メタセコイアはヒノキ科(またはスギ科)の落葉高木で、メタセコイア属の針葉樹です。メタセコイア属の植物は化石でしか見つかっていませんでしたので、絶滅した種とされていましたが、1945年に中国の四川省で現存が確認され、それ以降各地に広まっています。
 
ハゼノキ
東部団地口前の斜面に生えているハゼノキの葉が赤くなってきました。ハゼノキはウルシ科の落葉小高木で、東南アジア~東アジアの温暖な地域に自生しています。日本には果実から木?を採る資源作物として、江戸時代に琉球王国から持ち込まれて、それまで木?の主原料となっていたウルシの果実にとって代わりました。
桜ヶ丘公園151205コナラ連結.jpg 上:イチョウ / 下:コナラ
イチョウ
ゆうひの丘の階段脇の大きなイチョウの木がきれいな黄色に変わり、下の方から落葉を始めています。イチョウはイチョウ科の落葉高木で、現存する唯一のイチョウ綱の種です。このため「生きた化石」としてレッドリストの絶滅危惧種に指定されています。中国原産の樹木ですが、宋代以降各地に広まりました。日本にも薬種として伝来したとされていますが、正確な年代は不明です。
 
コナラ
紅葉したコナラの木の紅葉の色は、黄色っぽいものからオレンジがかったもの、褐色のものと木によって異なりますが、この写真のコナラはオレンジ色に紅葉しています。コナラはブナ科の落葉高木で、日本、朝鮮半島、中国に分布しています。日当たりの良い山野にふつうに見られ、かつては薪炭材として里山の代表樹種でした。薪炭材を使わなくなった今、放置された里山はシラカシなどの常緑の照葉樹に代わられつつあります。

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