お知らせ

2015年12月 3日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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11月末の紅(黄)葉6種と果実2種                       
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12月を目前にして公園内の木や草の花はほとんど見られなくなっています。そしてそれに代わるように木々の紅(黄)葉や草木の果実は鮮やかな色に染まってきました。そこで今回は見ごろを迎えつつある紅(黄)葉6種と木と草の実2種をご紹介いたします。
なお、写真はすべて11月28日に撮影しました。
桜ヶ丘公園151128オオモミジ連結.jpg 上:イロハモミジ / 下:オオモミジ
イロハモミジ
杉の辻やしょうぶ池の周辺、そしてもみじ平やサービスセンター上の歩道沿いなどのイロハモミジの紅葉がかなり進んできています。イロハモミジはカエデ科の落葉高木で、日本、朝鮮半島、中国、台湾に分布しています。日本では、本州以南の平地から標高1000m程度の低山で多く見られ、葉は掌状に深く5~9裂します。日本では最もよく見られるカエデ属の種で、紅葉の代表種です。
 
オオモミジ
記念館の建物のすぐ横にあるオオモミジの葉がかなり赤くなってきました。もう少し紅葉が進むと深紅に染まるでしょう。オオモミジはカエデ科の落葉高木で、イロハモミジに似ていますが、葉の大きさがイロハモミジより大きいのでこの名があります。北海道、本州(主に太平洋側)四国、九州、朝鮮半島に分布していて、山地の森林内に生育しています。また、イロハモミジと同様に庭園木として植栽されています。
桜ヶ丘公園151128メタセコイア連結.jpg 上:ドウダンツツジ / 下:メタセコイア
ドウダンツツジ
お花見坂から杉の辻に向かう園路脇のドウダンツツジの植込みが真赤に染まっています。少し落葉が始まっていますので、見頃はあとわずかです。ドウダンツツジはツツジ科の落葉低木で、本州、四国、九州の温暖な岩山に生えていますが、自生地はあまりありません。庭木や植込みとしてはごく普通に植えられていますが、関東地方以西の温暖な地で多く植栽されています。
 
メタセコイア
杉の辻の3本の大きなメタセコイアの紅葉が下側の葉から上に向かってオレンジ色に変化していっています。メタセコイアはスギ科(ヒノキ科)の落葉高木で、1945年に初めて中国四川省で発見されました。メタセコイア属の植物は化石でしか見つかっていなかったため、絶滅した種とされていましたが、上記のように現存することが確認されました。このため「生きている化石」と呼ばれることも多いようです。日本では1949年に挿し木と種子を譲り受けて植栽されて以来、全国各地の公園や街路樹、校庭などに広く植えられています。
桜ヶ丘公園151128アカメガシワ連結.jpg 上:イチョウ / 下:アカメガシワ
イチョウ
ゆうひの丘から下る階段脇のイチョウの葉が鮮やかな黄色に染まりました。イチョウはイチョウ科の落葉高木で、裸子植物なのですが、イチョウ科の植物としては現存する唯一の種ですので、メタセコイアと同様に「生きた化石」と言われています。また、イチョウも原産地は中国で、宋代以降に広まり、日本にも古くに渡来しましたが、その正確な年代は分かりません。
 
アカメガシワ
記念館駐車場下のウッドデッキの横に生えているアカメガシワの葉がきれいな黄色へと変わっています。アカメガシワはトウダイグサ科の落葉高木で、本州、四国、九州、南西諸島、朝鮮半島、中国、台湾の山野に自生しています。新芽が鮮紅色をしていることと、葉が柏のように大きくなるため、アカメガシワと命名されました。日本では二次林に多く見られ、空き地などに最初に生えてくる典型的なパイオニア植物です。
桜ヶ丘公園151128トキリマメ連結.jpg 上:アオキの実 / 下:トキリマメの実
アオキの実
あちこちに生えているアオキの実がグリーン色から赤い色へと変化しつつあります。アオキはアオキ科の常緑低木で、北海道南部~沖縄の森林に自生する日本原産の樹木です。日陰でもよく育つので、庭園や公園の植込みとして植えられていて、日本国外でも栽培されています。果実は秋ごろから赤く熟しますが、種類によっては白色や黄色に熟すものもあります。この木は常緑で枝も青いためアオキと名付けられました。


トキリマメの実
大松山斜面の草地の中でトキリマメがマメ果の鞘を真赤な色に変えていました。トキリマメはマメ科のツル性多年草で、日本の関東地方以西~九州に分布しています。初秋~秋にクリーム色の花を咲かせますが、花後の晩秋にサヤエンドウのような形のマメ果が鮮やかな紅色に熟すことが特徴になっています。マメ果はその後はじけて中から黒い種子が顔を覗かせます。

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