お知らせ

2015年11月 5日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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10月下旬の野草の花6種と木の実2種
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10月も下旬となり、朝夕は肌寒さを感じる気候となってきました。秋が日一日と深まっていく公園内では、花の種類も次第に少なくなり、そろそろ紅葉の季節が始まろうとしています。そこで今回は晩秋を迎えて野草の花の主役となっているキク科の植物の花を6種と色づいてきた木の実2種をご紹介いたします。
なお、写真はすべて10月25日に撮影しました。
桜ヶ丘公園151025ツワブキ連結2.jpg 上:ヤクシソウ / 下:ツワブキ

ヤクシソウ
ひぐらし坂の園路脇などに多く生えているヤクシソウの黄色い小さな花が枝先一面を覆うようにたくさん咲き始めています。ヤクシソウはキク科の越年草で、日本、朝鮮半島、中国、台湾、インドネシア、ベトナム、インドなどに広く分布しています。日当たりの良い乾いた山野に多く生えていますが、新しく林道を付けた斜面の裸地などに真っ先に侵入してくるパイオニア植物として知られています。
 
ツワブキ
やはりひぐらし坂の園路脇の、石組みの間に植えられているツワブキが黄色い目立つ花を咲かせ始めました。ツワブキはキク科の常緑多年草で、福島県・石川県以西の本州、四国、九州、沖縄、朝鮮半島、中国、台湾に分布しています。低地から山地の日陰になった場所や海岸に多く見られますが、園芸植物として日本庭園の石組みや木の根元などに好んで植えられています。
桜ヶ丘公園151025コセンダングサ連結2.jpg 上:セイタカアワダチソウ / 下:コセンダングサ
セイタカアワダチソウ
公園内のあちこちの、草の刈られていない草地の中などに生えているセイタカアワダチソウが、密集した小さな花が集まって、その名の通り黄色い泡のように見える花穂を広げています。セイタカアワダチソウはキク科の多年草で、北アメリカ原産の帰化植物です。日本には切り花用の観賞植物として明治時代末期に持ち込まれました。ところが戦後、日本各地で大繁殖して有害植物として問題となっていましたが、現在では派手な大繁殖は少なくなっています。
 
コセンダングサ
赤い実の道の園路際などでコセンダングサが長い茎の先に、筒状花だけが集まっていて開いた花びらの無い、黄色い花を咲かせています。コセンダングサはキク科の一年草で、北アメリカ原産の帰化植物ですが、現在では世界中の暖帯から熱帯にかけて広く分布しています。日本では明治時代に確認されましたが、関東地方以西の河原や荒れ地などに広く繁殖しています。
桜ヶ丘公園151025ジシバリ連結2.jpg 上:シロバナタンポポ / 下:ジシバリ
シロバナタンポポ
記念館口から入ってすぐの陽だまりになった草地で、シロバナタンポポが早くも花を咲かせ始めています。シロバナタンポポはキク科の多年草で、本州の関東地方以西、四国、九州に分布する日本在来種です。また、関東地方には少なく、西の方に行くほど多く見られるタンポポです。普通は2月~5月に白い花を咲かせますが、桜ヶ丘公園では毎年今頃から花を咲かせています。
 
ジシバリ
シロバナタンポポと同じく、春に花を咲かせるジシバリが、東部団地口から登ったところの草原などで黄色い花を咲かせていました。ジシバリはキク科の多年草で、日本、朝鮮半島、中国に分布しています。花は春の4月~7月に咲きますが、桜ヶ丘公園の写真ように日当たりの良い暖かい場所では、晩秋に花を付けることもあります。なお、伸ばした茎の所々から根を出して増える様子が地面を縛るように見えることからこの名が付けられました。
桜ヶ丘公園151025ピラカンサ連結2.JPG 上:マユミの実 / 下:ピラカンサの実
マユミの実
ゆうひの丘の中腹の草地の中にポツンと生えているマユミの木の実がピンク色に色づいて、中から赤い種子を覗かせているものも出てきています。マユミはニシキギ科の落葉低木または小高木で、日本と中国の林の中に自生しています。秋に果実(ピンク色)と種子(紅色)、そして紅葉が楽しめるので、庭木として植栽され、また盆栽に仕立てられることもあります。
 
ピラカンサの実
ゆうひの丘のあずまやのすぐ横のフェンスの奥に植えられているピラカンサの、ぎっしりと鈴なりに付けた小さな実が真赤に色づいています。ピラカンサはバラ科トキワサンザシ属(ピラカンサ属)の常緑低木の総称で、実の赤いトキワサンザシとだいだい色の実のタチバナモドキなど数種があります。写真の木の実は赤いのでトキワサンザシの方だと思われます。トキワサンザシはヨーロッパ南部~アジア南西部に自生していますが、日本には明治時代に導入されました。

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